リール整備は全ての音を失う深夜の時間帯をメインにします
ちっちゃなログ・ファクトリーの中で
洗浄溶剤対策の排気ダクトを正面に、衝撃吸収材が一面に敷かれた作業デスクと
手元の陰を打ち消す2本のロングアームライトの下では
20数本のPBやスナップオンの先端が面取り済みのドライバー達と
ネプロスを中心とした5本のプライヤー
粘度と特性の異なる5種類のグリスと4種類のオイル
国内外のリールに対応可能なおびただしいIOSベアリングの数々
そして3本のコードレス・ルーターを総動員してアタリを見ながら
面取り、鏡面仕上げ、クリアランス調整と何度も何度も組み付けてはバラしての繰り返し
時には窓の外が白々と明るくなることも珍しくありません
足下のフットスイッチで換気扇や冷蔵庫など全ての動力を止め
音の確認をする・・・地味で厳しい仕事と見られがちですが
好きでこの世界に入ったので今はとても幸せです
仏心鬼手・・・糸巻鬼とはそんな「リール馬鹿」の日々感じた事をブログスタイルで残してみました
ユーザーの皆様にとって有益な情報も隠れてるかもしれませんし
単なる一人ぼやきで終わってることもあるかもしれませんが
少しでも皆様が何かを感じて頂けたら光栄に思います   

                                             IOS  岡村







            




4月 9日

「タングステンラインで夢のボトムリトリーブ!?

一般的な重いと言われるフロロカーボンラインの比重が1.7に対し
今回紹介する、あゆ釣り用のメタルライン系
タングステンの練糸ライン「メタビート」0.2/1710g12.4の高比重
理論的にはトローリングのレッドコア・ラインのような高比重ライン効果で
管理釣り場で使う、1gアンダーのマイクロスプーンがボトム付近で早巻きしても
浮き上がらないのではないかと考え、実施したインプレを紹介したい。

タックルはベイトタックルで使用することにした
理由は金属ラインの欠点である、ヨレてしまうと激しくキンクしてしまうこと、それはヨレて折れ曲り、結びコブが出来やすくなる
スピニングよりこれらのリスクを軽減するにはベイトが理想と感じた
懸念はドリルの刃にも使われているHv硬度で300もあるタングステンが
Sicガイドを削らないかという心配である。
理論的にはSicはセラミック
ダイヤモンドの次に硬い硬度でHv値で3000以上はあるので、とりあえずは安心
キャストは、軽量のルアーがキャスト可能なダイワ・スティーズAirを使用
IOS-007を塗布した高精度IOSベアリング採用することで
今回も0.8g程度までキャストして釣りが出来てしまう驚くべき性能
しかしながら実質的には12g程度が現実的な範疇
全長16m/3,200円の高価なラインのバックラッシュに怯えながら実際にキャストする
興味深いのは16mのライン重量が約1gあるということである
よってラインを16m以上、バッキングまで出してしまえば+1gの重さがルアーに加わる計算となり
その理由がよく判らないが、キャスタビリティは想像していたより快適で拍子抜けする

キャスト後本題のラインの沈みの速さは劇早!というものでも無いが
ゆっくりでもない、まあー早いのかなー程度
着底と同時にリトリーブ、水深はおよそ3m位で
いつものフロロと比較してまあーボトム付近をトレースしやすいかな?程度
次にキャスト後にしばらく底をとって放置したら
ボトムの藻がライン全体に張り付いて、結果その藻がスプーンにひっかかることになるわけで
釣りどころではなくなった。
タングステンラインと言えども0.2号とやや太めもあるが
水中の抵抗は影響するわけで、単に比重の大きさが沈みに直結するわけではないと感じた
次回はこのシリーズ最小の0.03520gという極細ラインで
水の抵抗を極力軽減することを期待してテストして、エリアでのマイクロスプーンのボトム引き
アジングのジグ単での中層からボトム引きをテストし
さらにはバス等でシンカーレスのワームボトムズル引きの可能性も見出してみたい。

  

  





4月 8日

「渓流ベイトフィネスの落とし穴その3

問題 5  そもそもアップか?

これほどまでに巻き取りが遅いベイトリールをアップで使う必要があるのかという問題がある
ベイトタックルは実際問題として行く川を選ぶのである
反面ベイトをクロスやダウンで使うと、ベイトリールのデメリットが軽減して
フリーでルアーを流し込んだり、ダウンでスイムさせながら流し込みながら
アタリがあればスプールを押さえてのフッキングなどの芸当も
流し込む時にはフェザリング主体のスピニングより、フッキング等ははるかにやりやすい


問題 6   ショートロッドでいいのか?

アップストリームでは便利で楽しいショートロッドも物理的にスピニングと違いベイトリールは
スプールを回転させてキャストする構造の為
どうしてもスピニングのような鋭いキャストが苦手であり
キャストにはスプール回転のタイムラグが生じる。
さらにショートロッドはその特性上どうしてもコンパクトな振りになり初速が付きすぎてキャストしずらい。
よくあるのは、バットが固くてベリーから先が極端に柔らかいショートロッドである
実際に快適にキャスト出来きてしまうが、それとてあくまでアップでのタダ引き&ジャーキングのリトリーブ主体の釣りにならざるを得ない
これでは渓流のわずかなスポットや水深が深い場所でヘビーシンキングミノーを
精度よくリフト&フォール操作する技法は難しく
出来たとしても、ルアーアクションが大げさなにならざるを得ない
実際問題として思うのは、日本のハイプレッシャーが普通の河川でタダ引きで容易に釣れる川は限られ、釣りこぼしも多い

さらには、テップが柔らかいロットはフッキングがどうしても甘くなるし
イワナの硬い顎を貫くパワーが不足することが多く
バットのフレックスだけでキャストすることになるので、初速がつきやすく
スプール回転ムラが出やすくバックラッシュしやすくなり
5フィートのロッドであっても実質3フィート程度のロッドがキャストする感覚となり
キャストフィールが極端に悪くなる
昨今はスピニングもベイトロッドもショートロッドが流行しているが
様々な基本性能においてハンデがある(それも楽しみの一つであるが)
反論を承知でいわせてもらえば、これからベイトフィネスを始めようとする方には
6フィート以上の、荷重に応じてスムースな弧を描く可変テーパー系のトルキーなロッドをお勧めしたい
長いと思って、柔らかく短くしたところで、ルアーアクションがやりづらくなる

また川の形態によっては、ラインスラッグの処理に大変気を使う
無駄なラインを出しすぎてフッキングやアクションまで至らないことが多々ある
ハイギアリールならラインスラッグの処理もノーマルギアだと巻き取りが忙しいのである
また前述のクロスやダウンストリームの釣りでは
ロッドの短い分流すコースが確保出来ずに川の流心部まで立ち込が必要になる場合があり
水深があり流れが早い川では無理がある
私がこれから渓流ベイトフィネスを始めようと思っているビギナーには
ダウンストリームで6フィート以上をすすめる理由でもある


問題 7   ショートハンドルで良いのか?

渓流ベイトフィネスリールで使われるハンドル類は
リール本体とのルックスを考慮してショートハンドルが多い
これは古来ベイトリールはダイレクトリールしかなかった当時
キャスト時にハンドルも回転する都合、ハンドルはできるだけ短く
尚且つ、シンメトリーがとれるダブルンンドルが都合が良かった為である
しかし、ローギアの特性上、巻きはどうしても早巻きとなるので
最低75mm以上の長さが現実的だとは思っている


極論 まとめ

スピニングならそこそこの汎用性があるのでそこまでシビアに考えなくても良いとは思うが、
ベイトリールとなると慎重な検討をされることをお勧めしたい
私の場合、リールはアンバサダーを主体に
6g以上なら五十鈴リールも使用はする
以前書いたが、レベルワインドのオシレート・メカニカルロスが少ないアンバサダーのほうが
同じ3g比較ならキャストしやすい
ルアーは4g前後のヘビーシンキングミノーかハスルアー が主体
ハンドルはアクション主体なら左巻き、
ダウンストリーム等で巻き主体ならリトリーブ中にアタリをとる都合、圧倒的に右巻きが使い易い
そしてキャストは開けた川以外はほとんどピッチングが主体
流れの緩い川ではアップストリーム
流速が早ければクロスかダウンを主体に6フィート以上のロッドを使用している
使用するリールはフルチューンしたアンバサダーや五十鈴リールを使用
特にアンバサダーはフルチューンのビフォー&アフターが極端に変貌するので面白い
但し、行く川でスピニングの選択肢も柔軟に考えていく
もっとも、こだわりはしかるべき、あくまで一個人の意見として参考にされたし


   





4月 5日

「渓流ベイトフィネスの落とし穴その2

問題1  そもそもリールが飛ばない

これは回転が悪いこともあるが、リールには理論的にキャスト可能なウェイトがある
極端に軽いルアーになると、管理釣り場のようなオープンウォーターで
とりあえずキャスト出来ますよー的なことでは渓流は通用しない
ピンスポットキャストが当たり前のポイントに入れてリトリーブする必要がある川だと、無理が生じる
アンバサダーや五十鈴リールに軽量スプールを装着すると
スプールの回転の慣性力が弱まりバックラッシュしずらくなることはある
その反面、キャスト後半に急速に失速するフィーリングがある
この特性に違和感がある私は、アンバサダーや五十鈴リールには純正スプール派
その理由は、キャスト時にレベルワインド連動型の為
重くて回転の悪いレベルワインドを駆動させる必要から
やや重めのフライホイール効果をスプールにもたせてあり
その結果かえって、3g台でもキャストフィールがよく
キャスト終盤のルアーの伸びが良くなり、ルアーの弾道がイメージしやすい
これは軽量スプールが悪いというわけでなく
リールの構造的な問題なのである
因みに五十鈴リールやアンバサダーに軽量スプールを組み込んで
レベルワインド機構をキャンセルしてキャストすると
まるで現行のバス用ベトフィネスリールをキャストしているような
大変伸びやかで、どこまでも軽いルアーがキャスト出来てしまう
但しリトリーブをしなければの話である()
この深いレベルワインドのメリットの話は後日にて・・

いずれにしろ、2021年時点で1g前後のルアーを、とりあえずキャスト出来ますよ的でなく
実釣で使えるリールのベストはダイワのスティーズAirであるが、渓流で映えるかどうかは別問題である
そうなると強いて丸型リールをあげるならコンクエストBFS位であるが
後述する巻き取り長ではスティーズAirには劣る

つづく・・



問題2  リトリーブスピードが遅すぎる

一般的にスピニングと比較してベイリールはリトリーブスピードが遅いから
流れの早いポイントをアップで攻める時
巻くのに精一杯でルアーのアクションもままならなず
特定の釣り場でしかその味を発揮できない危うさがある
一般的な渓流ベイトで比較すると、巻き上長は(cm/ハンドル1回転)
アンバサダー250056cm(ハイギア仕様)、五十鈴リール 420/42142cm
比較的入手がし易い、カルカッタコンクエストBFS68cm
性能重視で言えばスティーズAir 80cm!  これはステラC2000HG82cmに迫る
軽量スピニングの代表格カーディナル365cm
(スプールの最深部からはおよそ60cm)
と色々考えてみてもスピニングが
いかに巻き取長が長くアップストリームでは使いやすいことがわかる


  





4月 3日

「渓流ベイトフィネスの落とし穴その1

  


子供の頃から落とし穴好きな私は、道端の至る所に落とし穴をしかけては友達を落として悪ふざけをしていた
今でいえば、犯罪モノの大変な悪ガキである
その他のいたずらでも、相手の両親からの通報で
校長室に、悪友とともに何度も親同伴で訪れたこともしばしばであった
流石に50も過ぎれば落ち着いたかと思いきや
むしろ子供返りというか、やんちゃ度がエスカレートしている今日この頃である

さてと、前置きが長すぎて、落とし穴じゃなかった()
個人的に究極に美辞麗句と思える渓流ベイトフィネスの話である。
本来きちんとツボを抑えれば、難しいと言われるベイトフィネスも快適に使える所か
スピニングには到底かなわない多くのメリットがある
ベイトは味があるからとか、カッコイイとか上手そうな人に見えるとかだけだと本当に使いこなせているとは言いがたく、
長続きもしないので翌年はタックルさえも手放してしまうという不幸なケースが多々ある
そういう見栄えだけでない真のメリットを見出すことでさらなるディープな世界へとハマるのである

しかしながら、IOSも含めた、私利私欲にまみれた業界人の悪質な落とし穴が
多数しかけてあるから注意されたい()
特に、これから始めようとしているユーザー
そして今ハマっているけどなんとなく違うなと感じているユーザー
はたまた、飽きてしまってスピニングがやっぱりいいや!と思っているユーザー
彼らにとってベイトフィネスが健全な方向へ理解され、有益な情報となれば幸いである

因みに今回のコメントは私の個人的主観なので
俺は違うよなあーと思っている方はオヤジのボヤキだと思ってください()
また、けしてベイトタックルを否定しているものでもありません

一般的に渓流ベイトフィネスのイメージはヘビーシンキングミノーを中心として
軽量スプール&5フィート前後のショートロッドを使っての源流に近い小規模河川でのアップストリーム主体
そして、リトリーブ主体の釣りではないだろうか?
一見これはある種の確立されて(しまった)イメージとなっている
ベイトリールだから、重めのルアーはキャストしやすく
オーバーヘッドキャスト流れのピンポイントをアップストリームで射抜く快感は捨てがたいとなると、ショートロットが理想
流れが早いから、巻きのスピードも忙しくなるのでリトリーブ主体となるのもわかる
ただし、この理想とも言える環境が日本の川にどれほどあるかが問題なだけである
よってこれから始めようとするユーザーは、そのイメージに酔い
メディアの美辞麗句な情報を頼りにベイトフィネスタックルを揃えてしまい
実際の現場で、様々な問題に直面してしまうのである

つづく・・・

  





3月 28日
「プライドってなんだ、失敗とは?」

私の若い頃と言えば血気さかんというか
競合メーカーに喧嘩を売りに行くようなことを平気でして周囲をヒヤヒヤさせることもしばしば
さらには、リール整備でまわりからチヤホヤされて、俺のリールチューンは最高だと勘違いして
思い上がった挙句に、後日恐怖のどん底に叩き落とされたことも多々あったが
落ち着いたねと、周囲にも言われるようになったのが昨今である(笑)

リール整備はある意味魔物みたいな所があって
そこそこに上手く仕上がると、周りは感動してくれるし
俺って天才 !?神!?と勘違いするのも無理はない
そうこうして仲間のリールを気軽に整備すると当然上手くいかないこともある
相手はその仕上がりに納得しない
疑心暗鬼が続いて、友達を失うというケースを30年に渡り見聞きしてきた
もっとエスカレートすると見知らぬ相手からお金をもらって整備して、トラブルのケース・・・・
同業者で辞めていくのは、それに精神的なダメージが加わるケース
リール整備で上手くいかないのは当たり前、そんな時も動じず対処方法の引きだしの多さがキャリアというものだと思うし
こればかりは場数を踏んで、これでもかと打ちのめされて
自分自身で覚えたことは血となり肉となるのである
なのでチャレンジするのに上手くいかないのは当然
中途半端なプライドはその人の成長の妨げにもなる

「プライドとは自分の仕事に責任を持つことであり、今のレベルにしがみつく為の威嚇ではない」

失敗は一般的にネガティブなイメージに捉えられるが、とんでもないことで
チャレンジしている証拠であり、上手くいかないことは当然でもある
日本人の悪い癖というか、学校のテスト減点教育なのか知らないが
失敗=悪とする風潮があるから、若い子は失敗することを極端に嫌がり避ける風潮があるように思える
なので少しばかりの上手くやった本人の業績さえ
わずかな失敗の影に隠れて、凡人達に叩かれて、蹴落とされるケースも多々ある
世界的にみて日本は天才が育たない土壌とも思える
そもそもリール整備も含めて様々な開発案件も最初から上手くいくはずはないのである。
過去にはIOSの認識の甘いテスターやモニターの中には新規プロトを配ると
ダメです。使えません
と、自分の改善意見や実施内容を試みようとせずに
一般ユーザー目線の短略的なコメントを発言するメンバーがいたが
わざわざ自分の開発能力がないと言っているような恥ずべき発言である。
失敗は悪でもなんでもない。
発明王エジソンの言葉を借りるなら、
上手くいかない方法を数多く発見したのである
これらの繰り返しは今後もしばらく続くと思う、停滞は後退でもあるから。

IOSの事務所(ただの小屋です)の中庭にカエルが鎮座している(笑)
個人的にカエルが好きという理由もあるが
それにしても事務所もいたるところがカエルだらけである
理由は、一つの願掛けみたいなもので
イベントや遠征が続いて各方面へと突っ走っていても家に無事カエルことがなによりありがたい毎日
いずれにしろこんな言葉が最近でるようではジジイの仲間入りである(笑)

   

「こだわりを捨てる勇気」

昨今のテレビ番組を見るとこだわりの食材を使ったグルメ番組のいかに多いことか
そして、釣り業界にも拘りましたと言われる製品のいかに多いことか
私はいつもこういった内容をみると疑問に思っている
IOSが創業以来コダワリの広告を出してないのは
業績を伸ばして、背負うものが多くなることで
多忙になってしまい、好きな釣りに行けなくなってしまうという理由もあるが
コダワリというものが、経営面で邪魔な時が往々にしてあるからである

えっ!コダワリのメーカーじゃないの?と思うかもしれないので誤解のないように言っておくが
私にとってそれはわざわざ人様に言うものでもないからである。
私のコダワリとは、さらに良さそうなものを常に探しに行くことであり
今より理想的に優れているものが見つかった時は、
既存の取引メーカーだろうと
今までのやり方だうろうと、
温情を捨てて、コダワリをとっとと捨てることが
またコダワリでもある()
そうでもしなければ新しいことは見いだせないし
時代に取り残されてしまう。
そうやって苦労して
コダワリ抜いて作っても一度作りあげてしまえば過去のもの
経営面から究極な表現をすると停滞は後退。
むしろ私はこれからの製品開発案件にとても興味を惹かれる

釣業界も含めて産業界は日進月歩、実にシビアで厳しいものである
釣り人間が様々な観点から、その時代に即した製品を評価する
メーカが自信満々に素材や開発費をかけた自信作であっても
性能に見合わない高額で、製品にオーラがなくデザインが悪くて、
アカンかったらそれはアカンなものである

わかりやすく言えば、美味いラーメン屋の看板は
美味いという文字がないのと同じで()
付き合いがあるからと不味いラーメン屋に私は行かない
職業柄ありとあらゆる業種を経営している方とお付き合いがあるが
トップを走っている会社の社長ほど、既存の概念を常に疑い
時代の流れを見据えてコダワリを意図的に避けているように思える
逆に言えば、業界から取り残されたメーカーほど
過去の栄光と名声とコダワリにがんじがらめになっていることが多い
同じコダワリなら、もっと柔軟な方向に向かってほしいものである
釣り店舗にもそれが言える
古い体質を全て悪いとは言わないが

つまらないガチガチなコダワリなら無い方が事を進めやすいのは確かである


   
1 元祖秒速!猫の手IOSリリーサー。再販に向けて最終調整中
ちょい悪オヤジが身につけてサマになる、リリーサーって意外と少ないことにハッとしたのがその理由


 
2 次期ラインローラー インパクトはステンレス製
磨きとディンプルの処理も最終調整に入った
耐久性を重視するソルトアングラーには朗報である





3月 14日

18ステラ とっても地味だけど大きな意味が!?

18ステラをリトリーブしていると気になる引っかかり感やゴロ感。
様々な原因が起因しているが
10ステラ時代から私が注意を払っているのが中間ギア同士の接点、
最近の18ステラの中間ギアは樹脂化してなおかつマイクロモジュールギアとなっているので
強い衝撃が加わると真っ先にやられるところでもある
もちろん新品交換がベストなんだろうけど
新品でも問題あるものはドライブギアも同様
こんな時は長年使い込んだオイルストーンで気合い入れて研いだアートナイフが大活躍!
地味すぎる作業だけど、BOSEのスピーカーからは高中の渚のモデラートが鳴ってたりする。
オシレートの引っかかり感がなくなってスルスルとオシレートする様は快感!
俺の目いつまで見えるかな?

 

 

 





3月 6日

2021年犀川とセルテート 最終回」

犀川本流に佇み、川面を眺めていると
この広い水域に一体どれだけの魚が生息しているのだろうか?
彼らは私のちっちゃなルアーに気がついているのだろうか?
もしくは、想像以上に多く生息しているがルアーを見切っているだけなのだろうか?
そんなことを毎回自問自答する癖がある
低水温からそんな表層には出ないはずだと思って、少し重めのスプーンをややアップクロスでキャスト
そのままドリフトさせて、ダウンに転じるいつもの解禁初期の釣りを試すことにした
この釣り方は広範囲にテンポよく探るには手っ取り早い反面
ルアーのウェイトと流速と自分の立ち位置がとても重要になる
川床をスプーンが小気味よく跳ねながら流していくスプーンは適度にイレギュラーしながら魚を誘う
リーリングの感度ありきのいつもの解禁初期の釣りである
軽く石の割目にスプーンがハマったら軽く煽っての繰り返しながら
下流へと時間をかけて流し込む
その時である
石にハマった、正確にはハマったと思った感じがした時に
軽く煽ったら生命反応があった
渾身のバットからのフッキング
ロッドフレックスがフッキングのしなったままになった
ブラウン特有のローリングも無く、直後にラインが直線的に走ったことで
これはブラウンではないなと感じた。
時折水中からはレインボー特有のレッドバンドがチラチラと見え隠れした
狡猾な魚は、私の身動き出来ない立ち位置を知ってるかの如く
執拗に足元の沈みテトラに突進してきた。
ラインブレイクを心配しつつもデカクマグリスの粘りを信じて半ば強引にロッドのトルクを信じて魚の動きを封じた
19セルテート2500Hは想像以上に寄りが強く、安心感をもって望めた
ドラグも大物用にとIOSデカクマをチョイスしたのが大正解
水流の強い流れで太軸シングルフックを貫通させるのは意外とパワーを要する
トルキーなドラグ特性は、年間を通してタイムレスな釣りに頼りになる
途中強い流れに乗ってしまい何度も絶望的な気分を味わいながらも
ようやく観念したように岸寄りに近づいてきたのは雌のレインボー
70cmにちょい足りないサイズながら、ナイスなプロポーションであった
今年からルアーもリールもロッドも気分一新
優れたタックルは釣り人の攻略を助けてくれることを実感した1日となった。


  
1ピースロッドと見間違うほどの曲がりを見せるダイワ・ピュアリスト
底石に巻かれるから容易にドラグを緩められないし一瞬の隙で猛ダッシュもする。
ドラグ性能の優越は数を釣っているアングラーほど身に沁みて実感!
ズルズルと滑るだけのドラグでは取れない魚がいる


  
 19セルテート2500H+ダイワピュアリスト78ML+PE0.6+8lbリーダーの組み合わせ


  

犀川自己記録は更新ならずだが、ヒレピンの満足のいくサイズ、これからが楽しみである


  





3月 1日

2021年犀川とセルテート 3

春とは名ばかりの冬枯れの川面を眺めていると例年になくアングラーの人影を見かけない
巷では今年の犀川は芳しくないと話を聞いたり
コロナ禍の影響で人が少ないとも言われている
川は解禁初期らしく減水気味、但し水色は良い
経験からこの水なら食うという感じ
犀川は多数の支流が合流して一つの川になるが
それらの川の影響を受けて、水位や水色は常に変動しているのが常であり、
それらにより
攻略をさらに複雑かつ難しくさせていいる

今回はお客様と計3名の釣行、比較的安全で攻略しやすい上流部から入渓、
小さなバイトはあったが乗らず
魚影は勿論見かけない。
お昼を過ぎて
ランチでラーメンを食べてしまった
困ったことに、お腹が一杯になると、悪い癖でハングリーさが薄れてくるのである()
とりあえず魚を見たくて支流に時間をかけるものの
30cmクラスが視認してルアーを追ってくるがノーバイト
今日はダメかな!?と言う自分と最後まで攻めろというもう一人の自分と葛藤しながら時間は刻々と過ぎていく。
本流のポイントは思ったより攻略に時間がかかるものである
そうこうして無反応が続いた後、これが最後と決めた先の因縁のポイントに3名で入ることにした。
ここは犀川でも銀座と言われる所で釣り人の姿が絶えないポイント
ここに入る前も先行のアングラーが攻めていた。
いかにもというポイントな割に正直近年ここで釣れた実績がほとんどなく、
釣れるのは竿抜け的なポイントが多かった私に原点回帰的なポイントで少々照れながらキャストを繰り返した

一つだけ安心材料があるとすれば、高感度ロッドに劇軽巻きチューンのセルテートの組み合わせが
今まで以上に川床の描写性を高めていたことである
より明確に、スプーンの動きを捉えている
これって金属ボディの恩恵なのか?
確かに
IOSラインローラーによる飛距離は攻略の範囲を広げるし
巻き感度にも大きく貢献しているのは言うまでもない

続く・・・



  
犀川の上流部は減水気味、お客様もニーブーツで攻略
ポイントも水流と水深は悪くないと思うが・・・


  
犀川銀座のポイント、過去に12Lbをぶち切られた因縁のポイントは
最近の実績はほとんどなく、むしろ遠ざかっていた





2月 28日

2021年犀川とセルテート 2

ダイワは昨今のリールの軽量化を進めてる時代の流れに逆らうように
イグジストや先のルビアスエアリティ、そして19セルテートに金属ハウジングを採用してきた
少し前にはザイオン推していたメーカーにも関わらずである
今後のダイワはボディは信頼と剛性の金属、それほど荷重もかからないローターは樹脂と
住み分けを明確に最大の効果を狙っていることは私にとって歓迎出来る
04の時代から川やシーバスで使い込んでる初代リアルフォーのセルテートにも関わらず
最新モデルの、ちょっと丸みを帯びているボディに抵抗があるという理由で正直触手が伸びなかった時もあった。
しかしシマノの年々加速する樹脂化の流れと
デリケートなマイクロモジュールギア、そしてユーザーから気軽にメンテナンスの楽しみを遠ざけるかの
ブラックボックス化されたシマノリールに少々嫌気がさしいるのも事実である

19セルテートは金属モノコックボディの剛性感とディスクレンチ一発でギアへのグリス塗布から
簡単なギアシム調整、単独でギア本体さえも脱着可能な類まれな利便性は
長期にわたって安定した性能を要求する
年間釣行日数3桁を超えるような高頻度釣りアングラーには必須事項だと思っている

早速19セルテートをカスタムパーツとベアリング交換のフルチューンを実施
もちろん、簡単なメンテならサイドカバーをIOSディスクレンチで開放して
ギアにIOSギアグリス、その他のシャフトや可動部にIOSオイルを塗布するだけで
マグシールドは残しつつ、しっかりとメンテも出来るところが嬉しい
グリスアップ用の便利なシリンジ&ニードルは、高品質なテルモ社製
i-worksよりhttps://i-works.shop)近日発売予定

そして、これだけでテイストが一気に激変してくるのはベースとなる体幹がしっかりとしているからこそ、
早速使ってみたい気持ちにかられるが
季節的に極寒ともあり、広島の向井モニターに耐久テストを託すことにした
彼なりに、大小の魚から最大、ハマチクラスを何匹かヒットさせた
その後のリール内部を検証、興味深いのは遊漁船の船長という立場から
頻繁に海で酷使したにも関わらず、ギアはほとんど異常がなく驚きの耐久性に驚愕したのである
ドラグ耐力10kgは伊達ではないようである
それならばと、犀川で導入してみようという気になったのである

合わせるロッドも気分一新、偶然にも大手量販でみかけたダイワ・ピュアリストに一目惚れ。
天然木のリールシートが美しく
軽さと独特のトルク感は、固く曲がらない高弾性に疲れてしまった私には懐かしくもある
さらには操作初期はファーストでいながら、負荷に応じて荷重がスムースに移動し
2ピースの最大のウィークポイントであった遠目でジョイントの部分が特定できないほど
素晴らしさはワンピースと見間違うほどのベンディングカーブ。
ジョイント部の作り込みによるもの
昨年まで採用していた、78万円もする高価なロットと比較しても
全て断捨離するくらいのクオリティが実売8.3フィードで2万円を切る価格で実現
ショートロッドなら1万円の前半でお釣りがくる!
これでー!?と何度もプライスカードを見直したくらいである

このクラスで期待してなかった肝心なロッド感度は
高感度ラインローラー ダイレクトを装着していることもあり
川床に転がしたスプーンの動きが明確に伝わったのには驚いた
おかげで今回の釣行では、ルアーロストゼロとなった
確かに値段が高いロッドはいいものであるという、概念は大筋では間違ってないと思う
しかしながら、過去に数百万もかけて様々なロッドを使い倒して、家に竿部屋まで作って
あげくの果てには、様々なブランクスを輸入して様々なカテゴリーのオリジナルロッドを作って来た授業料として
値札で判断することなく、少しはロッドを見る目が付いてきた気がする。
今更ながら高い授業料である
それらの新規タックルで挑む今年の犀川の準備は深夜までかかってしまった
その様は、久しぶりの犀川に遠足にいく小学生気分
ルアーのセレクトもあれもこれもと、ベストに入れてしまい
ベストもパンパンとなって大変なことになってしまった

次回はいよいよ実釣編です


  
フルチューンだけがメンテではない、オイル&グリスを塗布するだけでも質感は向上する
グリスアップ用の便利なシリンジ&ニードルは、高品質なテルモ社製
i-worksよりhttps://i-works.shop)近日発売予定


  
最近はラパラのタガが外れて、メーカー問わず使うルアーも自由になった
しかしながら、ラパラレスの反動からか、他メーカーのルアーがよくわからないという後遺症()


  
今回安曇野で使うカーディナル3i19セルテート2500H  ロッドはダイワ・ピュアリスト。
操作性重視のファーストテーパーの腰ながら荷重に応じてスムースにベンディングカーブが移行する
口の柔らかなトラウト類には最適だと思う
軽くてよく曲がるロッド、特にショートロッドの仕上がりが素晴らしい





2月 27日

2021年犀川とセルテート」

 

鈍色の空を見上げると数羽のトンビが高く飛んでいた
未だ冬枯れで、渇水している犀川に来てしまった愚かな釣り人を嘲笑うように鳴いていた
私自身、最近の犀川の印象は極端に低く、正直サイズも引数も芳しくない
それでも何度も足を運んで、いつの日か巡り会える大物を夢見て訪れていた
今日もいつもと同じ本流筋に立ち込んでいる
ここは過去に12Lbリーダーをジャンプ一発! 直切れしてバラしてしまった因縁の場所でもある
実の所、私にとって犀川は所々に因縁の場所を作ってしまい
現地に訪れると重苦しい空気しか感じないくらい、因縁バラエイティ・リバーなのである
しかし今日のリールは19セルテートLT-2500Hを使っている

続く・・・





2月 23日

「ルビアス・エアリティ実釣編」

 
 〜体幹の強さが質の高い巻きを実現〜


早速ルビアス・エアリティを地元のエリアへと持ち込んだ
巻きは極めて雑味の少ないヌルヌルとした巻き心地でいながら
ハンドルの重みで軽々と回ってしまうい巻き軽チューンにより
巻きはヌルヌルスルスルといった軽くて上質な巻き心地。
これらはイグジストの上質な巻きにも似ていてる
その理由として、ハンドルの支持軸に上下左右のブレが極めて少なく
極厚のIOSベアリングでギアを支持している理由もあるが
なにより、ギアを支えているのが金属という体幹の強さが理由の一つである
流石に、ダイワ史上最軽量という、イグジストとの同クラス-5gの重量差は体感出来なかったが、
コストパフォーマンスはあきらかに高いと感じた
今回は大物を何匹がヒットした。
以前だと巻き始めのギア支持のズレによる不快な巻きジャリ感が手元に伝わってくることがあったが、
体幹の強さはハンドルから入力した動力をギアの伝達に限りなく置換しているようで
魚がかかると何事もなかったようにスルスルと今までは大きい魚の場合躊躇していたのと対象的に
あっさりと魚がよってくるのには驚いた。
勿論05のハイパーデジギアのイグジストには敵わないが
この巻きパワーはスモールマウスバスで使ってみようという気にもなる

肝心の巻き感度は、18イグジスト同様に嬉しい数々の発見があった
ボディ側が金属、カバー側も同属の金属ということもあり
イグジスト、そしてステラのようにギアBOXの共鳴が増幅する感覚を覚えた
昨今は、リールのボディとカバーを異なる材質の組み合わせとするケースもある
勿論それらのメリットは沢山あるが、この共鳴感は05イグジスト世代にはちょっと嬉しい発見でもある。

ドラグに関しては、Dシステム18系を装着することで1lBラインでも安心してフッキングして、やりとりが出来る
さらには金属的なドラグユニットで金属スプールを受けることで
感度を劣化することなくリニアに巻き感度を増幅している

ラインローラー については、ラインローラー ダイレクト1620系を装着する
ここでの懸念として、軽量ローターゆえの宿命か
バランスが狂い巻きのブレ感が生じることである
この場合は、純正のラインローラー の固定ビスを流用することで回転ブレは大幅に減少する。
いずれにせよ、スローなリトリーブではほとんど回転ブレは気にならないし、
装着したほうのメリットがはるかに大きい。
正直もう一台購入してみたくなるリールである。


     






2月 22日

「ルビアス・エアリティ、フルチューンの実際」

実際の話イグジストと比べて中身はどうなの??
私もそこが知りたい、なので早速バラしてみることにした
ボディはカタログのシルバーぽいイメージより少し黒っぽい
一見バリステックにも見えなくもない黒さの質感があり
18イグジストのクローム感のほうが上に感じた

 
スプール内とハンドルノブはイグジストと同様ベアリング仕様
ノブは早速プレミアムウッドノブ花梨へと交換

 
ルビアス・エアリティ FC LT-2000S-Pのローターをバラすとそこにはマグシールドが・・・・

 
ギアの支持はイグジスト同様のベアリングを採用
肉厚のベアリングでギアの強固な支持を図っていく

 
ギア比較、右がイグシズト、左がルビアス・エアリティ
イグジストのギアは綺麗にラッピング処理されている
厳密に言うとルビアスのほうが雑味がややある感じ


総評 
正直フルチューンするとイグもルビも判別がつかないくらいにハンドルの自重で回る位軽い巻きになった
また外装の質感やストップレバーの廃止など、イグジストとの価格差の努力がうかがえるが、
中身の各部の材質や基本的機能は大筋では同等に感じる。
因みにイグジストのギアを入れてみた所
あーーやっぱりイグジストだなあーと好印象、質感はイグジストの勝ち
しかしながら僅差で雑味が少しあるかなー程度なので気にならなければアリ

次回は実釣編です






2月 20日

「速報!トーナメントエアリティ/リアルなインプレ」

 
 〜やっぱりイグジストをトータルで超えなかった件〜


全国一斉発売となった、ダイワ・トーナメントエアリティ
前評判では、18イグジストを超えたんじゃないかとか?
この価格差は納得いかないとか、巷も今年一番のリールの話題ともなっている
早速FC-LT2000S-Pを入手した
今後はハイギアに入れ替えてバス用に採用する目論見もある。
さて実際に現物を見てみると、
自重はイグジスト比-5g軽くはなってはみたものの、
全体的な装飾等の質感はイグジストはイグジストだなーと思うのが正直な所
肝心の巻きは、今流行の(本当?)巻きピタチューンに近い
ダイワは相変わらずマグシールド好きのようである
ラインローラー はラインローラー ダイレクト1620系を装着
Dシステムは18イグジスト用が適合する
今後内部を検証しながら、実際の現場でのインプレをしていく
乞うご期待ください


  


  





2月 18日 「ようこそIOS FACTORY!

最近のコロナ禍でリモートなんちゃらが流行っているらしいので
私なりに、バーチャルなFACTORY(工房)を紹介します。
まあ、一度でも御来訪された方はその狭さに驚くと思いますが()
この手の届く感がちょうどいいんです。
通常業務でもある製品のボトリングとパッケージング、発送業務は大阪にて実施しているので
ここは毎日悪いユーザーが居座るアジトとなっています
リールは色々いじり壊してるのでガラクタ同然()
製品もプロト品がほとんどで、金目のものはほとんどありません
一番大切で価値あるものはモノではないと思っています()
   

いらしゃいませ!と最初に目がつくのが、リールパーツ類、現行から大昔のリールまで国内外のリール問わずストックしているが、いざ使おうとすると在庫なかったりと()

工具は、握りものから回しものまで基本毎年買え替ていく、単に組み付ける時間より各部の検証作業のほうが異常な割合で多い。工具は高崎にあるファクトリーギアで揃える

たまにはラインローラー ビスをねじ切ってしまうトラブルも。あまり緩みどめ塗布しないでね、お互い苦労するから・・ダイワさん()

カスタムパーツ類の一部、こちらは製品単体サンプル

ネジ類、これも豊富にストックする必要がある、特にバネは飛ばすから()

カセットガスストーブで今日も深夜まで頑張る(かも)


2台目デロンギ君、コーヒーはサンガコーヒー一択

アンバサダー1軍、1500〜1600まで

カーディナルとオービス達、たまに五十鈴も


リールはシーズン毎に入れ替え、今はオシアジガーは冬眠中

ロッドもシーズン毎に入れ替え、今はエリアを主体に少しバスという配置


唯一リール関連がない癒しの空間

セキュリティオタクの為、内外4箇所の防犯カメラと様々なセキュリティを構築して36524時間監視

もっかマイブームはストックルアーの断捨離!
特定のルアーのカラーがってなると、どうしても増えていく()





2月 17日

「アクリスタ 2 進捗状況」

念願となるアクリスタ の再販に伴い現在アルミライナーの精度公差及び
表面仕上げの最終調整をしている。
本体の方は3Dプリンターで造形を仕上げ、徹底的ダメ出し作業真っ最中。
アクリルの磨き先もまだ決まっておらず、なかなか進まないアクリスタ の開発。
業者が4社絡むプロジェクトゆえ致し方ない所も理解できる。
そんな中1日も早い再販実現に向け、連日深夜まで極寒の白樺湖のガレージにて、
凍えながらもトライ&エラーの作業を楽しそうにしている熱い男達がいる。

  

  





2月 15日

「外来種は本当に悪なのか?

最近気になっているテレビがある
タレントを使って、外来種の生息する池の水を抜くという内容
「外来種の駆除は正義」という大義名分
さらには「付近の住民が迷惑していますから」という大義名分
この大義名分というキーワードは民意をマインドコントロールする言葉で
戦争を例にとると、正当な大義名分があるのが戦争
大義名分がないのが単に侵略とも言われている
昨今ではそれを政治の舞台に持ち込んで、のしあがった議員もいる
そのおかげで、どれほどの釣りメーカーやボート店
そしてフィールドが衰退してしまったのは記憶に新しい
昨今のコロナ禍での釣りブームは目覚ましいが
それに前述のテレビ番組が水を差して
経済喪失を引き起こしてしまうことを危惧している

勿論バス釣りで野池が釣り禁止になった発端はゴミ問題や違法駐車がある
それらの正義の元に、池の水を全部抜いてしまうという
今のほとんどの日本の流れは、外来種は悪なので水抜いて、釣り禁止にしちゃえ!という安易な流れ
学校でもそう指導しているというから驚く
実際にテレビを見てみると、まるで生き物蔑視の子供には見せられない酷い内容だった。
在来種、外来種の区別なく、水を抜かれた泥の中で生物が苦しそうにのたうち回っている
それを、面白がってはしゃいで捕まえている軽率なタレント達
これで本当に在来種を助けているのかと疑問になる
視聴者特に子供が無感覚に感じて
悪い奴だから全部殺しちゃえ!とゲーム感覚に捉えて
実社会に放されたことを思うと恐ろしくもある
そう、アンパンマンがバイキンマンをパンチだけで許してやる優しさが、
車の煽り運転を代表とする今のギスギスした日本には乏しいのである
そうしたテレビ映えを意識した番組をみていると憤りを覚えるのは私だけだろうか?

そもそも外来種と在来種との区別は少し知識がある人なら
どれだけ人々の生活に浸透して、なくてはならないものが分かるはずである
人間にとって欠かせない食料を例にとるまでもなく
日本国内の自給率は先進国としてみても極めて低く
そのほとんどを輸入に頼っている現実がある。
在来生物を例にとれば純粋な在来種とはヤマメやイワナ(混血多し)そして
天然記念物といわれるミヤベタナゴくらいでないか?
淡水の主役と言われる、ヘラブナから寿司ネタのニジマス、トラウト類は
ほぼ外来種なのでそれを全て駆除するには様々な無理がある

植物で言えば代表的なのは田んぼの稲である
そう米でさえアジアからの外来である。
確かに在来種の一部が現在の自然破壊を引き起こしていることは紛れもない事実である
しかし自然とは良い意味で淘汰されていくものと思っている
水質やその他の環境悪化を全て外来種のせいだと一括りにするには無理がある
そうやって人々は在来と外来をうまく住み分け使い分けて生活の役に立ていった歴史がある。
わかりやすく言えば、それで飯を食ったり、商売したり、趣味の楽しみに興じることである
それらが循環景気となって人々の生活水準を高めていくことは明白である

さらに究極を言わせてもらえば、日本人の一部もDNAの歴史を辿れば外来の民族とも言える。
なので在来と外来とを単に線引きして排除すること自体単純な問題ではなくなる
外来種は悪なのか?
人間が都合の良いように解釈しているように思えてならない
テレビに出ていたタレント達は、在来種を退治すると言ったその口で違う番組では外来種を食べていた。
金の為とは言え、番組に関わったタレントやディレクター、そしてスポンサーを、
私は心から生き物を大切にしない最低の人間として軽蔑する。


  

    





2月 13日

「風が吹けばOOOが儲かる!?

リールを動かした時にジャリジャリしたことはないだろうか?
ここの所関東地方は冬季の乾燥期になり
現場では大風や突風が吹くことが多い
元々関東地方の地表は関東ローム層といって、粘土質が混ざった土で構成されている地域が多いから
いざ、乾燥してしまうと、その微細な砂が風に乗ってリールを攻撃してくるのである。
勿論海も砂の宝庫、風も当然吹く。

たかが風、されど風。
一般的に敬遠される雨よりリールにとって辛いのが砂埃である
雨は比較的上からリールに侵入してくるのでリールの構造上割と強くはなってきた
しかし、風に乗っての砂塵ともなれば
様々な方向からリールの細部にその風圧により侵入してくる
一番ダメージを受けるのは、実釣で使っているリールより
使ってないリールスタンドに立てかけてある使用頻度の少ないリール
これらが突風に乗って砂塵が一気に舞い込めば
現在のシールド技術であってもひとたまりもないのである
その結果、特にベール周りの開閉時のジャリ感
ラインローラー やハンドルノブなどの異音
最悪リーリング時にジャリジャリしてきたらベアリングの内部に砂が浸透している可能性が高い
特に軸受にオープンベアリングを採用しているリールは弱く
水没なみのダメージを被ることも少なくない
こうなるとオーバーホールしか手はない。

そうなってしまって、どこかのリールの整備屋を儲けさせる前に
まずは、使用後はエアーダスターでしっかり砂ホコリを払い
極力水拭きをして汚れの付着を除去するしかない。
私自身便利なエアーダスタースプレーは車の中に必ず入れている
最善の方法は、風の日はリール持ち込み台数を少なくするか
シャワーキャップなどをリールに被せるなどして防止策を講じることである。





2月 7日

「シマノ・インフィニティドライブチューン後編」

 

さてシマノバンフォードのピニオン内部とメインシャフトの間を、
ダイワのように非接触とするインフィニティドライブチューンの後半と実釣編である

ピニオン後ろの固定シムは試作した。
勿論、そのままにはセットするわけには行かず多少の手直しが必要である
雑味も気にはなる
バンフォードは純正のままだと、グリスベタベタで巻きは重く反面質感も悪くないが、
このグリスが不足してくるとメインシャフト精度の荒さに起因する?な巻きとなるのは否めない
今回のインフィニティチューンでもその名残は多少あるが巻きは別物に近い
勿論19バンキッシュの剛性感はないにしろ
巻きの軽さだけで言うならば、19バンキッシュのフルチューン並みに軽いか極寒期であればそれより軽く感じた。
早速いても立っても居られず、一応なんちゃってになったバンフォードヲエリアに持参して早速実釣をしてみた。

結果気になっていた雑味の後半はほとんどに気にならないくらいにはなった。
肝心の巻き感度についてはトルク感の強弱は今まで以上にリニアに捉えている感じ
高音系のキンキン、カンカン響きは樹脂ボディの為か多少ぼやけた感じ
因みに、ピニオン内側とメインシャフトが接触するデメリットとして
低気温でのオイルの粘性増大により、巻きが極端に重くなってしまうこと
特に純正のグリスやオイルはリスクが高い。
非接触ならそれも軽減出来る
極寒期にダイワのリールの巻きがシマノより軽いのはその為である
今後さらに仕様変更を重ねて、究極の軽巻き仕様を作り上げていく


 
樹脂パーツを組み込むにあたり、ベアリングも薄いものに交換


 
セットのイメージ図、勿論このままは使えない


 

バンフォードに組み込まれたインフニットチューン
ピニオンエンドの黒い樹脂が特徴的


   
地元、「釣りキチケンタ」にてテスト


   
自重の軽さと巻きの軽さの相乗効果で感度倍増
スプーンの後ろでジャレ付くあたりを、より鮮明に捉えていた
未だ荒削り感はあるが、シムの形状と精度を上げてさらに巻きの質感を向上させて、
シマノ全般に展開していきたい





2月 2日

19セルテートLT2500-H

 

私の周りではリール難民という言葉がよく使われている
今までは特定のリールをモデルチェンジ毎に買い替えていたものが
昨今は同じ機種でも特性ががらっと変わって
とりあえずは慣例行事のように買ってみたは良いものの
あまりの変わりように違和感を覚えて、幸せの青い鳥を求める如く
現行リールをメーカーを問わず色々買い替えている人達のことである
彼らの落ち着く先がこれまたユニークで
10ステラのユーザーは12バンキであったり
TDのユーザーはABUMGエクストリームだったり
18イグジストを買って18ステラを買い戻したりと
こちらからみても深刻な状況になっているのが手にとるようにわかるし
特性の変わりようは私自身もリール整備をしていて、強く感じる

さらに追い打ちをかけるように、シマノはやたら樹脂ボディを推し進め
ダイワは金属ボディ化を進めている気がするのは私だけであろうか?
これは少し前のダイワがザイオンに代表されるオール樹脂ボデイを、
なんとフラッグシップのイグジストに採用したことを考えると、
このダイワの金属化の流れはとても興味深い。
そんなゴタゴタにも御構い無しに
真面目な作り込みをしているのが19セルテートである
ローターこそ年式を変えて金属から樹脂化になったとはいえ
肝心要の心臓部であるギアを支えるボディは依然アルミボディ
さらに個人的に興味をそそられるのは、野太いタフデジギア
昨今大手のハイエンドのリールさえも脱帽の強固なギアである
シマノで言うなら、17ツインパワーXDの仕様に近い。
実は私のトラウト・メインロッドを今季よりダイワに導入した折リールも新調することになり、
自重が多少重くてもダウンストリーム主体の重圧がかかる状況で
安定した巻き上がりやロングロッドとのバランスを考慮して
19セルテートに行き着いたのである
実はセルテートを個人的に導入するのは04セルテート以来
原点回帰ではないけれど、そのミッドナイトブルーに興味をそそられた
今回はそんな19セルテートを整備を通して検証していく

番手はシーバスを代表とする中規模ソルト関連からネイティブトラウトまでこなす、
自重205g(意外と軽い!)のセルテートとしては代表的な19セルテートLT2500-Hである
当面ソルト実釣レポートは広島の船長であるIOS向井モニターに託すことにする()


 
ラインローラー ダイレクト1620系とDシステム18系の装着によりポテンシャルが向上する


 
ラインローラー ダイレクトを装着した場合
ローターブレが目立つ場合、純正のアルミビスに交換する
※  ローターブレは完全になくなりません


 
ダイワお家芸のタフデジギア、高度な切削技術による美しいラッピングが精度を物語る


 
釣りに万が一はつきもの、ドラグ耐力は10kg
強靭なボディとギアがあるからこそギアの保持性に優れ噛み合いがブレずに、巻きは軽く安定している
気兼ねなく安心して使い込める頼れる相棒である





1月 28日

「巻きピタ!チューン始めました」

従来リールの巻き感度を上げる一つの試みとして
リーリングの巻きを出来るだけ軽くすることが一般的な考えである
その理由として考えられるのは
軽いリトリーブは巻きが重くなるようなアタリは感じ取れても
食い上げのような、前アタリと言われる、ルアーのフックに食ってくる手前の一瞬リトリーブが軽くなり
ロッドテップの弾性が一瞬でも戻るような微かなアタリは
最初から巻きが重ければ変化がわかりづらいのが一般的である
また最近の極寒エリアで釣りをしていると、低活性ほどリトリーブはスローになり
魚の追従してくるスピードに同調するか、逆にスローに落とす時がある
そうすると、リトリーブと魚の泳ぐスピード差が等しくなりがちになり
口に入ってもノー感で吐き出されるように、ますます明確なアタリが出にくくなる
ルアー単体で言えば、逐一変動するルアーの動きや抵抗感に対して、
リトリーブ時のトルク変動のわずかな変化でレンジの変化を捉えたり、
スリップストリーム等水中の描写能力を高めるには
私は今でもリーリングは軽ければ軽いほど良いと信じている

ただしデメリットもある
ハンドルの自重で回るほど軽くなるのは
アングラーの意図するスピードとずれるのでマズイことがある
そして、それがとても気になるアングラーもいることも事実
どちらをとるかはトレードオフになるが
そんなユーザーの為に試験的に巻きピタっ!とハンドルがアングラーの意思で止まるよう、
巻き重みチューンを始めました
勿論、巻いてて水中で何が起こっているかわからない
巻きボケしすぎる、劇重なデチューンはアウトだと思っているので
感度は従来の軽巻きチューンよりやや劣るものの
自分の意思でハンドルを巻いていくというコンセプトである

御依頼の際には、整備案内のコンテンツの中のリール整備確認シートに記載の項目がありますので
御参照ください。


※   巻きピタチューンはあくまで作動イメージです
   その都度ハンドルが完全に停止するものではありません





1月 24日

「そこにストーリーがあるか?

今年も国内最大のFショーがWEB公開という形で開催された
きらびやかなピカピカの新製品群
これでもかと新製品の素晴らしさをアピールするメーカーサイドの人間
その新製品に一喜一憂しながら、毎年繰り広げられる新製品
そこにはストーリーがあるのか? 
私はいつも考えている
ユーザーにとって変化とは果たして幸福をもたらすものなのか?
IOSの製品開発には血の滲むような歳月と金、そして多大な人力
そうやって生まれてきた製品には個々に数々のストーリーが伴う
思い入れという、独りよがり的な言葉は個人的には好まないが
製品について、コメントを求められれば1日中話していられるほど多くの蓄積がある
IOSは比較的モデルチェンジが少ないと言われる
それは、最初にしっかりとしたものを作っておけば頻繁にそれを変える必要性もないと考えるからである
新製品と聞けば確かに魅力的な響きがする
しかし、そこにたどり着くのに近道はないのである

 
近日発売予定のカーディナル・ハイパーBLACKLineRollerBase
シンプルな部品だからこそ、開発に想像以上の時間がかかった
ラインローラー ハイパーと同色とすることで統一感が高まり
また、黒いラインローラー は、ライントラブルの元となる蜘蛛の巣の付着が見やすいメリリットもある
新潟地元ストリーマー S氏のナイスなアイデア
Cシリーズもあわせて発売予定(感涙)
次回は巻きムラ調整機構付きのスプールか?





1月 23日

「速報2021WEBフイッシングショー」

釣りフェスティバル 2021


コロナ禍での初めてのFショーはWEB開催という形で幕を開けた
例年なら、会場近くのホテルに滞在し
Fショーならではの豪華ゲストとの再会
IOSの顧客との懇談など、私にとっても特別な年に一度の釣りの祭典だったことに
少々違和感を覚えながら、今PCの前に座ってジャージ姿で梅酒のウメボシをかじりながら
新製品のリールを眺めている

早速気になったリールをみて行こうと思う
まずはシマノ。
溺愛していた17ツインパワーXDのいく末はどうなってしまったのか ?
今回のモデルチェンジでとうとうマイクロモジュール化となり
ボディも現行ツインパー同様、金属+樹脂製のハガネボディとになっている模様
このハガネボディの表記が実に曖昧で、ハガネ=金属製ではなく
樹脂と金属のハイブリットボディのことらしく
19バンキッシュもハガネボティ表記となって樹脂と金属のハイブリットボディとなっているし
現行ツインパワーも金属製のハガネボディや金属製という記述があるが
知っての通り、現行ツインパーも樹脂と金属のハイブリットボディに
ローターは、シマノお得意のクイックレスポンスコンセプトの真逆とも言える金属製ローターとした
今回のNEWツインパワーXDのローターは樹脂製となっているのがせめてもの救い。
マイクロモジュール+ハイブリットボディとなれば
強靭なアルミ製ボディのXDを溺愛しているユーザーは胸中穏やかでないはずである
シマノはステラやSWシリーズを除けばいよいよ樹脂ボディ化の方向へ舵をむけているように思っているのは
私だけであろうか?


 
WEWツインパワーXD  色調的に好みが分かれるところである



お次はダイワ。
話題はスティーズやジリオンベイトもそうだが
何と言ってもルビアス・エアリティ
Mg製ボディとザイオン製ローターの組み合わせは
ギアが同じなら、18イグジストの基本ペックに限りなく近い
価格差の理由を探すのも苦労する
ダイワとしても大変悩ましいクラスのリールである
それでいて質感も悪くない、実売はルビアスの倍近くになると思うが
それでも18イグジストよりは安い
チューニングベースとしての伸びしろも大きいリールである

 
20ルビアス・エアリティ
個人的にはルビアスって名を変えたほうがいいんじゃないのと思うほど、基本スペックは高い





1月 22日

「朝イチ巻きが重くなってませんか?

 


IOSでは、新旧ほとんどの国内外リール(日米仏端)のべ30年来の多くの整備実績があります
例えば、往年の名機ダイワ・ファントムから
五十鈴リールベースのメガバス企画のパガーニ
新旧アンタレス、勿論マグシールド搭載の最新リールまで
低温特性に優れたIOSオイルやグリスを使用し、リール個体特性を知り尽くしたメーカーならではの
性能面は前提として作動音や操作の質感、さらには官能領域全般に渡り、
痒いところに手が届く整備を心がけます

寒くなっているこの時期だからこそ、リールオイルの真価がわかります
どうぞお気軽にご相談くださいませ

※  廃盤リールはギアが著しく摩耗しているものは現状整備となります





1月 19日

「シマノ・インフィニティ・ドライブチューン」その1

 

シマノのインフィニティ・ドライブとは
簡単に言えば、ほとんどのシマノリールがメインシャフト(スプールのシャフト)ピニオンギアの内側が
一部接触しているのが一般的であるのに対し
ダイワのミドルクラスから上のリールのようにメインシャフトとピニオンギアの内側が非接触型となる構造である
実は最近の19及び20シマノステラSW系に採用されており
巻き重みは当たり前、ゴロ付きも当たり前の旧SWを使ってきたユーザーの中には
その巻きの軽さとスムースさに度肝をぬかれた方も多いことだろう
SWの新旧比較で言うならば、リーリング抵抗は従来比30%減といい
個人的にも軽いなあ?と体感出来るレベルに仕上がった。
それほどまでに、メインシャフトとピニオンギアとの摩擦抵抗は大きいのである
また、魚がヒットした時の巻き取り負荷も大幅に軽減して
リールの巻きがパワフルになった感覚を覚えた

今巷では時期ステラの話題が囁かれているが
SWで実績がある素晴らしい構造は、NEWステラの最大の目玉かもしれないと個人的には思っている
興味深いのはそれほど素晴らしい機構をダイワは04セルテート時代から持ちながら
今更声を大にしてアピールしてないことである。
実はIOSも今から10年ほど前よりその低摩擦の有効性に着目し、
シャフトの作成、DLCなどの各種コーティング技術なども含めて
非接触型のフルフローティングシャフト化を進めている
当初は軽い気持ちで実施した企画もかれこれ10年の歳月が経ってしまった()
これがまあー失敗の連続で・・・


つづく

 
シマノ19バンキッシュのピニオンとシャフト
接触型だけに、適正なクリアランスを保っている
リールの耐久度は高いが、金属同士の接触だけにオシレート抵抗や
巻きの質感が構造上気になることがある


 
ダイワのピニオンとシャフト
フルフローティング構造だけに大幅に隙間が生じている
ピニオンの両支持は樹脂ブッシュにてシャフトを支持する構造
リールの巻き強度を十分考慮して設計する必要があるが
ダイワの巻きの軽さとスムースさの一因にもなっている


 
大失敗な()新旧シマノのリールのメインシャフト。
時にはDLC(ダイヤモンド・ライク・コーティング)からありとあらゆる処理をシャフトに施した
どれほどのギアが犠牲になったことか()






2021年 1月 14日

12バンキッシュと10ステラ」

  

10ステラと言えば、一般論では今もなお支持されている名機リールである、ボディもローターもオール金属製
巻きだしこそ重たるいものの、一度定速で巻き出してしまえば安定したフライホイール効果の軽い巻き心地から
もたらされる情報量は個人的にも素晴らしく
エリア等でスプーニングで使うにはこの上なく使い心地が良く、
マイクロモジュールギアが苦手なユーザーが買い戻すことも珍しくない名機である
それも今となってはギアの供給も途絶えて人気も先細り感は否めない。
反面個人的にこれほどまでに製品の精度ムラに悩まされたイマイマしいリールも珍しい

その2年後にリリースされたリールが12バンキッシュである
重厚な巻きのイメージを払拭するかのコンセプトでダイワのお家芸を脅かすきっかけともなった。
12バンキッシュ。
初代クイックレスポンスシリーズの代表作であリ、
その結果12バンキッシュの血統は19バンキッシュまで受け継がれていくのである
今回は「12バンキもう売ってしまったよー!」と思っているユーザーには少し後悔する話題となるかもしれない。

12バンキッシュのボディは10ステラと同等のオールマグネシューム製
ローターは樹脂製となるCI4である
いまでこそ19バンキッシュのローターは劇軽となっているが
今から9年前のシマノリールは同じ樹脂ローターといえどもどこか重厚感が残っていた。
さて巻きはどうか?
これが10ステラよりステラらしい巻きなのである
想像するに10ステラから数えて2年後ということもあり
ギアやボディの手直しが相当にあったと推測される
金属ならではの剛性感と樹脂ローターの立ち上がりの良いスムースな巻きが12バンキッシュの真骨頂である
それほどに、10ステラベースでありながら熟成をかさねたリールとも言えるだろう
それはあたかも、15ツインパワーが17ツインパワーになって、さらなる巻きが熟成したことにも似ている

しかしながら10ステラと12バンキッシュとの地位と言えば
それはあたかも、パンダとレッサーパンダの違いのように
10ステラが後年まで多大な評価を受けている反面
12バンキッシュはそこまで評価がされていない気がする
10ステラのギアの供給が途絶えた今だからこそ
12バンキッシュはもっと再評価されても良いリールだと思っている

最後に、勿論10ステラも12バンキッシュも現行リールに比べて各部のガタつきは多めに目立つし、雑味も否めない
反面近年のシマノリールは極端にガタつきを廃し、各部にガタを抑えようとするシム類、ゴム類を
これでもかと配置し、極力振動吸収やガタつきを制御する工夫をこらして快適さを手に入れた結果
なんとなくゴムの塊をリーリングしている気がしてならない
事実現行リールのチューニングのキモはそんなゴム感を排除することを念頭においているぐらいである
好みの問題もあるが、車でカーブをコーナリングしている時に
車に曲がらされてコーナーで詰まって曲がるか?
コツコツとロードインフォメーションを感じて(リールでいえばわずかなゴロ)コーナーを
アクセルオンで抜けるのでは操る楽しさも桁違いだと思う。

  
今となっては貴重な分割式ワンウェイローラークラッチ
逆転しやすいリスクがある構造だがチューニングの伸びしろは高い





12月 25日

「ポップヨシムラ」

クリスマスなので、面白い話をしてみようと思う
ポップヨシムラとは言わずとしれた神の手を持つ男と呼ばれ
数々のレースで世界のHONDAを打ち負かし
エンジンの供給元HONDAから、嫌がらせでエンジンの供給を止められても
不屈の精神で数々の勝利を収めたレジェンドである
私がトライ&エラーが日常の仕事をしていく上で
悩み苦しんだ時に、彼の前向きな姿勢が常に脳裏に浮かんで、励まされるのである
さてと、そろそろこの歳だし、白状してしまうが
私が若い頃、こう見えても発明家を目指した時期があった
独学で特許や実用新案も何件か申請するほどのマニアだった
今思えばなんとも思い上がった奴だと思うが、当時は大真面目だった
さっそく、フイッシングショー等でメーカーに売り込んだり
大手釣りメーカーにもオファーをかけて売り込んだりもした
メーカーからの返答が来た、「当社は開発のスタッフがおりますので
社外からのアイデアは受けておりません」との返答だった
ならば自分で作るしかない!
今思えば、IOSの探究心と唯一無二の物作りのハングリー精神はこの時から始まっていたとも言える

当時は打倒大手リールメーカー!と自分に言い聞かせていた
リールを整備して10年過ぎた頃、私のリールオイルはメーカーの性能分析にかけられて
圧倒的なスペックでメーカーの関係者も舌を巻いたとか
チューンド・リールはメーカーの企画会議のテーブルに乗ったと後に関係者から聞かされた。
地道なイベントを通してリールオイルの販路を探していた折に
OEM供給という形で()スミスに納入することとなった
今ではどのリールメーカーとも友好関係を築いており
打倒とか、敵とかの意識はまるでなく、メーカーあってのIOSで感謝しかないが
挫折、失敗に懲りることなく、いつも前を向きながら
ハングリー精神を維持し続けることにしている





12月 23日

「シマノ・バンフォードC2000S」その3

さてこれからが本題
19バンキッシュを脅かすとまで言われるIOSバンフォードの反則チューニング。
分解を交えて検証する

ハンドルノブはIOSウッドノブへ拡張するローターナットカラーは純正メタルカラー
初期不良の巻きジャリ感の原因の一つともなっているベアリング&樹脂カラーに変更して巻きの軽さ向上する
防水&防塵性はステラでお墨付きの、Xプロテクト
非接触性シールドだから、巻きの軽さを妨げない
ボティは高剛性のCi4素材
ギアは往年のヌメヌメなステラに採用されている黒ギア()
バンフォード2500HGSの極厚ギアと比べてC2000Sマイクロモジュールギア。
それも時代の流れか・・
ガタ&ブレを極力除去することを心がける

スプールセンターはベアリングレス構造
スペックでみるとネガな印象があるがしろくまドラググリスを塗布し
Sシステムを装着することで、純正比較でさらなるスムースなドラグとなる
Sシステム上部にギアグリスを塗布することを忘れずに
スプールセンター軸の潤滑が良くなり、スプール回転がよりスムースになる

ドラグは 2lbでのフルロック手前でも、初動からじんわりとトルキーにラインが出ていくのが
バンフォード+Sシステムの特徴
各部の剛性と精度が高い作り込みはドラグの作動に現れるものである
よくある初動がひっかかるドラグとは一線を画すドラグ性能で
スプールセンターがベアリング仕様のカスタムスプールに近いドラグフィーリングをもたらすのが、Sシステムである

さてフルチューンした、肝心の巻き心地はどうか?
バンフォードに限らずリールは基本しっかり芯を出すことが大切
樹脂ボディだけに、ガタ&ブレも抑えるべく意外と手を焼いたのも事実
結果、ほとんどのお客様がリールを巻いた後に二度見するほどに
巻きの質感は反則レベル!?
この秘密(でもないが)後日機会があればお話してみたい。

     

  






12月 23日

「シマノ・バンフォードC2000S」その2

 

さてゲームチェンジャーとも言われるバンフォード。
しかし、購入してはみたものの、イマイチ巻きが重くて質感がイマイチというケースもある
今回は簡単なメンテで巻きの軽さと質感が、純正より向上するメンテを御紹介する

いつものように、メインシャフトとハンドル軸の両サイドのベアリングにはIOS-02を塗布、
可能ならスプール内もしろくまドラググリスでオーバーホールし
リアカバーを外して、ボディビス2本を外したら
その隙間にみえるドライブギアにIOSギアグリスを少量塗布することで
体感出来るほどに、質感高い軽い巻き心地になるのでお試しを
しかし、それでも巻きが ???とお悩みの方向けに
いよいよ次回は本格分解編です





12月 22日

「シマノ・バンフォードC2000S」その1

 

ストラデックCi4の後継機種と呼ばれているバンフォードC2000Sが発売された
少し前になるが、良型のスモールバスで、フルチューンされた2500HGSを使用したことがあり
その時には剛性感がボディの脆弱なストラデックCi4とは別物の印象を受けた
個人的にも実践投入してもいいかなと思えるほどに巻きは軽くレスポンスも良かった。
なにしろスモールバスをハイギアにも関わらず、レイダウン周りから引きずり出せる余裕のパワーがあり
その理由としては、かっちりとした剛性感により、ギアの支持が強固に安定することで
本来の巻きパワーを100%発揮しているイメージがあった
そのせいか、先代と比べて巻きが、実に軽くて滑らかな印象がある

そしていよいよエリアで使えるサイズのC2000Sがリリースされた
初代レアニウムから比べると、びくともしないリールフット
ローターを手で押さえただけでわかる剛性感、
それでいて黒ギアならではのレアニウムの懐かしい巻き心地を
わずか実売2万円程度の手頃な価格
それでいて、IOSオイルやグリスでメンテすると巻きは軽くなり、
かつスムースという良いところ取りのようなリールである

これからエリアやバスを始めたいだけど、今後リールもカスタムしたいし
フルチューンの拡張性があるリールを探しているなら間違いなくおすすめである
さらに合わせるロッドは、実売15,000円ながら、ブランクスは上位機種に迫ると言われる
カーボンモノコックグリップのゾディアス!
このロッドにこのリールと言われるほどコスメやカラーリングがシンクロする
豊富なゾディアスのラインナップからULクラスでエリアもカバーし
MLクラスでバスもやってしまうのも今風かもしれない
逆に言えばゾディアスが使いたいから、バンフォードを買う!というのもありかと思えてくる
ここまでくると、気の早いユーザーは、手持ちの往年のリールとロッドを全て断捨離して
全部バンフォードとゾディアスを買えば間違い無いじゃン!と私の周囲もざわついている
「いやいや、名機はやはり改めて使えばやはり違いますよー」と
暴走を止めるのがやっとな状態である()

さすがに、ステラやイグジストと比較するのは酷だが
重量や巻きが軽くて、価格も手頃のものを探しているなら一つの選択肢には間違いない

次回は簡易メンテ編です





12月 21日

IOSラインローラー は飛距離、感度があがる理由」その2

 〜大口径と材質の恩恵とは〜

ラインローラー の開発サンプルを作っているとある法則が見えてきた
形状はともかく、物理的な外径の差である
巻きトルクの弱さからの巻き感度を期待して
小径のラインローラー を装着して魚をヒットさせると
純正の径と比較して、異常に巻きが重いのである
これは比較的重めのルアーをリトリーブしている時にも感じる
反面、ラインローラー の口径をフレームギリギリまで大口径化してみた所
今までの同じ程度の魚であってもスルスルと寄ってきたし
巻き感度も、ライン振動の伝達に回転性が寄与しているのか、大幅に向上している
さらに、ラインローラーベアリングをグリスで充満させて使って見た所
やはり魚の寄りが弱く、リトリーブが重くてストレスを感じた
勿論回転性が悪いから巻き感度所ではなくなった
耐久性と性能とのトレードオフになると思うが
一匹でも多く魚を釣りたいのが釣り人の性である

最近の魚は特にエリアなどスレてきて、放流であっても反転して食う魚がなかなか少なくなってきた
下記は例として
キャストリトリーブ魚が追従して(魚影の濃い地帯を通過すると水流が乱れて同様)
ウォブリングが乱れて巻きが軽くなる魚がバイト一瞬のテンション抜けズトーンと本アタリ

と言った流れで、ラインローラー 本来の回転が悪く
巻きが重ければ、巻き重みのアタリは出るとしても
テンションが抜けた軽さのアタリがボケることがある
前アタリはフッキングの先行動作をスムースにし
確実にかけてバラさない先行動作を可能にする

最後に材質にアルミを使う理由が、軽量レスポンスの良さは勿論だが
極寒期に凍りつきづらいというのもその理由
純正のラインローラー が極寒期に凍りついてラインブレイクしたり
最悪リトリーブ出来なくなることがある
その理由は材質にある
熱の伝わりやすさの単位である
熱伝導率で説明すると、純正の材質はアルミと比べて熱伝導率が格段に悪く、
アルミは逆に4倍伝導率が良い
極寒期であっても釣りをしている以上水は液状でわずかにプラス温度があるから
そのラインを通しての影響を受けて、ラインローラーの表面温度 は
野外が凍結するような外気温と比較して高いから氷づらいのである。
これは北海道をはじめとした東日本方面の冬季の釣りにおいて大変重要なファクターだと思う
極寒の解禁初期の川やエリアなら鹿島槍、ネイティブなら中禅寺湖の解禁など
一度でもラインローラー が凍りついた経験があるならば
釣りを中断せざるを得ない状況にもなってしまうのがどれほど辛いか
IOSラインローラー の装着は必須アイテムと言えるだろう。

  






12月 20日

「ダイワリールのベール曲がりについて」

ダイワリールのベール曲りは手で直すが私のやり方()
やり方はベールを開いた状態でさらに、指で垂直付近になるように位置を確認しながら曲げ調整する
いきなり大きく曲げたり、曲げたり戻したりするとベールのメッキにシワがよったり、最悪折れてしまうので注意
ベール交換は5000円前後と高いし、交換したところで一年もすると後退していることがあるので
サクッと手曲げが一番だと思っている

さて、ベール曲がりとは、正確に言うとスプールのメインシャフト軸に対して
ベールが 、リールボディ側に後退している状態を言う
そのまま後退しているのを使っていると
ラインローラー の反対側にラインがかかってしまうことがある
原因として、超軽量の材質で作られているベールだけに
指でも容易に曲がるほどデリケートなパーツでもある
それがリターンの反動で後ろに後退してしまうのである
中には初期状態でもベールで後退しているものもある
中にはそれがけしからんということで、メーカーにクレームを言われる方もいると聞くが
ベールの軽量化は、回転軸の先端にあるベールは物理的に慣性モーメント的には少しでも軽いと大きく効いてくるし
リーリングの高レスポンス性と比例するほど大変効果的なので、あまりごっついベールだと具合が悪い
巷で話題(?)のベール曲がりは誰でも指摘できるから問題視されるかもしれないが、
人間を含めた全ての万物は長所と短所が共存しているものであり
短所を大きくクローズアップしてそれが全てダメと切り捨てるのは
あまりにも短略的と思えてならないし。
小さな短所も笑い飛ばせる寛容性が昨今薄れて
車も含めた昨今のスペック重視主義の弊害とも言えるだろう
面白いことに、そう言った短所だらけの中に、女も車もリールも
唯一無二の魅力があったりして私はそれに強く惹かれる()





12月 19日

IOSラインローラー は飛距離、感度があがる理由」その1

   

 〜ラインローラー の逆転がフォール感度のカギ 〜

IOSユーザーからしたら何をいまさら的なお話である()
ラインローラー なんてそんなに重要なの?と思う人も多いと思う
結論からいうと、回転性は勿論、形状、外径、材質、金属特性まで
まったく純正とは別物の高性能というお話をしようと思う。

スピニングリールになくてはならないラインローラー 
純正の宿命として、様々な使われ方を想定して
ラインローラー にグリスをいれて耐久性をあげないといけない
しかし、回転が悪いと、ラインがヨレたままスプールに巻き取られて
キャストした時に、バックラッシュ状態になることがある
そこまで酷くなくても、回転がしっかりと回らないとヨレ気味のラインがスプールに巻き取られて、
キャストの放出の時にマイクロガイドの抜けが極端に悪く、ラインがひっかかりながら飛んでいく
特に、エリアにおいて、軽量ルアーはラインテンションがかかりづらく
ラインローラー が時にはスリップしてしまうものもある
当然その状態でのキャストは飛距離低下につながり、
マイクロスプーンで沖を狙うパターンのトーナメントでは、毎キャスト致命的なハンデとなってしまう

純正のラインローラー をベアリング変えて対応する方法も効果があるが
ここでラインローラー の自重について、IOSのラインローラー は遥かに軽量なのである
軽くて回転性がよいということは、レスポンス(応答性)がよいことを意味する
力のない小さな子供が普通車のタイヤを回すより、自転車のタイヤを回しやすいのと同じだ
しかも以外と知られてないが、ラインローラーは時にわずかに逆転する
リトリーブしている時を正転と定義すると、魚に引っ張られるフォール中のアタリの時には
わずかであるがラインローラー は逆転している
実はこのひっぱり感とスムースなライン振動がアングラーの手元に伝わってくるのである。
回転レスポンスがよくなるとライン振動がより明確に伝達されることで
フォールのアタリが明確に伝わるのはそのためである

以前のエリアトーナメントは入賞の顔ぶれがある程度決まっていたが
昨今はルーキーの台頭が目立つ
その理由の一つに、何より結果を出したいと願う若いアングラーが毎年のようにIOSに飛び込んできて
持ち前の柔軟な考えによる、新しいタックル理論と釣り方で
ローカルからメジャーまで様々な大会で活躍しているケースも珍しくない
「釣りは道具でなくて腕だよ!」と言ってはみたものの飛距離が低下して
ここ一番で、ライントラブル&ラインブレイクするのでは勝てる大会も勝てない
世の中、メディアやネット発信している一部ユーザーの裏付けのない言葉を
とかく信用してしまう傾向にあるが、
本当に自分にとって必要なものは何か?
某有名メーカーのロッドとフラッグシップのリールを手に入れたら優勝できるほど
今のエリアフィールドは甘くないし、釣りはそんなに単純なロジックで成り立っていない
今年もあとわずか、タックル等を自問自答しながら断捨離&再構築して考えてみるのも悪くない

つづく





12月 4日

「買ってはいけない!10ステラ」

シマノ往年の名機といわれた10ステラ
オークションで安い中古が目についたから憧れの10ステラを購入して、
フルチューンしてから使ってみたいと願うユーザーも多い

問題なのは、そもそもギアの供給が止まっている
古いリールを購入するのはリスクが大きい
実際毎日のように10ステラの整備相談が来るが
ギアの供給停止を知らないユーザーも多く
私もギア交換なしでの整備ですよと答えるしかなく
せっかく高額なお金かけても、ギアのゴロが気になれば気分乗らない
もともとリールの耐久性が高いとは言えない10ステラだからこそ、中古は高い買い物となる
特にシマノ全般に言えることは、早めにギアの製造停止してくるから
長く使う予定がある方こそ、シマノリールはその覚悟が必要である





12月 3日

TD系はなぜ巻き感度に優れるか?」最終回

オシレート比が重要な鍵になるということで
スプール最下点から最上点までを1サイクルとした場合の主要な各リールを検証してみた所
TD 2004系はハンドル1回転あたり、スプールのオシレートがちょうど1サイクルなのである
現行の18イグジストは、ハンドル1回転のタイミングでは、スプールのオシレート(上下動)1サイクルに及ばなく、
ハンドルを1回転以上回さないと1サイクルにならない
ウォームギアを有しているシマノ系リールも、プラットフォームはTD系に酷似しているにも関わらずしかりである

ちなみにカーディナル3/33系もほぼハンドル1回転あたり1サイクルでオシレートをする
しかもカーディナルとTD系のスプール幅は対照的なくらいに違い
カーディナルは超ナロースプールの為、結果飛距離が出やすい密巻きになっている
カーディナルがTD系と比べて飛距離が出るのもそう言ったことが理由なのである
オシレートがハイサイクルになればなるほど、巻きの抵抗は厳密には増幅していくが
ドライブギアのギア比のようにハイギアだから、巻きだしが重いとかパワーが弱いと感じることも少ないが、
厳密にはトルク変動の差が大きい
表現が適切かはわからないが、ハイギアは巻きだしが重いから、最初からトルク変動を感じつ¥づらく
ノーマルギアだから、巻きは軽いからこそ、ハイオシレートのトルク変動を感じやすい
結論から言うと
TD系は現行リールと比べてハイサイクルなオシレートにより
トルク変動の変化が大きく出ることで微妙な巻きの変化を感じやすい」

                       IOS  岡村


巻き抵抗と一口で言っても、以外と知られてないが小さなスプーンというよりは
水中に横たわったラインの抵抗に起因することが大きい
なので、TD系を使ったレンジの変化はラインの抵抗感で掴みやすくもあるし
スプールのウォブリング抵抗もメリハリの差で感じやすいのも事実
なのでスプールの動きと後ろから魚がじゃれ付いてスプーンの動きを乱した引き抵抗の違和感をも感じやすい
これは一種のハイギアオシレート比特有のトルク変動が感じやすい為と思われる
前述の理由から、スピニングにおいてバス釣りのI字系やミドストでも大変使いやすいのも事実
未だに、シーバスにおいてもタフな状況やバチパターンでは
TD系を愛用しているアングラーも少なくない
さらには、ミノーの連続ジャーキングさえ
実にミノーの挙動と巻き重みのバイトがつかみやすいと感じている
ベイトリール についても前述のハイサイクルなレベルワインドを搭載したリールは
ラインの中にラインが食い込むトラブルを防止(特に極細PE)効果があるし
巻き感度に優れている傾向があり、ヤマセンコーのスローリトリーブなどで重宝している

話がそれてしまうが、ベイトリール機種によっては
ハイサイクルの抵抗が時に飛距離においてはネガになることがある
アンバサダーや五十鈴リールのように
キャスト時のスプール回転時にレベルワインドが連動するものは
あまりハイサイクルだとスプール回転抵抗が生じ飛距離が低下する
因みにアンバサダーは、レベルワインドが端から端まで移動するときのハンドル回転は45回転、
五十鈴リールは22.5回転と
PEラインのライン食い込みを考慮したハイサイクル化をされている
その為、アンバサダーの方がローサイクルとなり、PEラインは食い込みやすいものの
スプールを回転させる力の抵抗が少ないので、結果飛距離が出る
これらはアンバサダーと五十鈴リールとの、飛距離の違いの一因にもなっている
いずれにしろぜひメーカーも新しい付加価値として、
巻き感度について物理的な検証をしてほしいものである()

さていいことづくめのTD系にもウィークがあるとすれば
現行で程度の良いものが少なくなってきたことと
精度的な個体差が多く耐久性に劣ること、
さらにパワー不足とハイギア仕様のモデルがないことである
なので、巻き感度が優れているからと効率優先&大型が混じるエリアでの優位性は
後継機種のリアルフォーと比較しても弱い
貴重なTD系を温存するべく、低活性でアタリが弱い極寒期はTD系を
その他の時期は現行リールを使い分けをしているアングラーも多い
いずれにしろ、感度優先かスピード&パワー優先かの使い分けが重要になってくる

IOSでは、両方のメリットを生かしたいい所取りをするべく
現行リールでのハイオシレート化が出来ないか?という検討を
2010年頃から今日まで、試行錯誤をしながら実施している
ヒントはハイギアリールは当然ローターの回転に合わせてオシレートスピートが早くなるから
そのオシレートシステムをノーマルリールに移植するという方法
シマノでいうなら、10ステラHGのウォームギアをノーマルギアの10ステラに組み込んでみたこともあった
理論的にはハイオシレートの出来上がりである
実釣では、ステラのローター自重がネガにはなるが
変装する前と比較して、なんとなく感度が上がった感じはした
ダイワなら、ハイギアリールのオシレーティングギアをノーマルギアのリールに組み込む
しかし、それらの結果今までみたことがないトラブルが発生したのである
それはまたの機会に()





11月 29日

「しろくま、ギアグリス内容量偏りについて」

 


IOSシロクマドラググリスやIOSギアグリスについて
容器に充填されている状態で偏りが見られることで、内容量が違うのではという御指摘をうけております
結論から申し上げますと、内容量8gに相違ありません

しろくまグリスもギアグリスもリールメンテで使用するグリス類としては
大変粘度が高いものであります
これらの特徴として、ギアやドラグフェルトなどに対して密着性を高めて
季節を問わずに安定した性能を長期持続する効果がある成分が含まれているからです。
その為グリスを充填する際には、粘性が高く
元容器から取り出しながら計量しております
また、ガラス容器も製造特性上11つが自重が違いますので
充填前にはかならず、容器の自重をリセットして0gから充填を実施
計量法に基づく「量目公差」を参考に公称値8g8.05gの範囲で計測管理を実施しております
計量したグリスは、充填時や輸送時など高粘度の為に容器に偏ってしまう性質があり、
内容量にバラツキがあるように見えることがごさいますがまったく問題ございません。
ご安心してお使いくださいませ
またご希望であれば、代替品を用意致しますのでお気軽にご相談くださいませ





11月 28日

TD系はなぜ巻き感度に優れるか?」その3

TD系の巻き感度はどちらかというと高音質なキンキンというより
トルキーなハンドルの巻き主体で感じる感度である
巻き・・・・そんな時にふと気づいたことが
スピニングリール(ベイトリール にも)には2つのギア比が存在するということ
一般的にはドライブギアとピニオンギアとの組み合わせによる
ハンドルを1回転回した時にローターが何回転するかのギア比
当然ローギアはローターの回転数が少なく
ハイギアは回転が目で判別つくほど早い
アングラーが巻きで感じるトルク変動は一般的にはパワーギアと言われるローギアより
ハイギアのほうが感じやすいが
かと言って、エリアでスローリトリーブをするとなると
巻きだしが重く、かつスローリトリーブが苦手なハイギアだけに、
巻き主体のスプーニングだと使いづらい

ギア比と密接な関係のあるハンドルの長さも、同様に
極端に短いハンドルは巻きだしが重くスローリトリーブがやりづらい
事実トップトーナメンターが極端に短いハンドルを使っているのをみたことがない

さてもう一つのギア比とは、ハンドル1回転あたりのオシレート比である
これがベイトリールとなると、レベルワインド比となり
この動きの比率で密巻きとなったり、荒巻となったりする
一般的に密巻きのメリットはキャスト時の放出抵抗が少なく飛距離が出るから
キャスティング競技では超密巻きにラインを巻き直しているくらいであるが
実釣においては、魚がヒットした後にスプールに巻かれたラインの中に
ラインが食い込む現象が起こることがある
荒巻はTD系ダイワで言う所のクロスラップとも呼ばれ
ライン同士が食い込まないように、お互いのラインが斜めに重なるように巻かれていく
当然ライントラブルは軽減するが、厳密には飛距離は密巻きと比べると低下する傾向にある
ベイトリール においても細くて強いPEライン使用となると
レベルワインドは密巻きは致命的となってしまうから、メーカーもレベルワインドの動きは当然高速になる

前置き&脱線が長く恐縮だが、TD系がどうしてあんなに巻き感度に優れているのだろうかという考察のヒントに
このオシレート比が重要な鍵になるからである


続く





11月 25日

TD系はなぜ巻き感度に優れるか?」その2

 


さて、表題のTD系はなんで巻き感度があるのか?巷でよくささやかれている話である
巻き感度という、魅力的かつ高付加価値について
私は長年にわたり検証し、特に感度がものをいう極寒期において
リアルフォーとの比較を徹底的にやりこんで
時には10ステラのボディを5台以上壊して
TD系のギアも15セットはダメにしてきた
単にギア配置などのプラットフォームの構造の問題で巻きの力が弱いんじゃないの?とも思ってたが
昨今のリールとで使い比べてみても
以外と巻きの力は弱くないことが改めてわかってきた
エリアスプーニングにおいて、TD系の優位性は確かにある
レンジが深い所をリトリーブしていると
現行リールと比較して明らかに巻きが重くなるし
表層に上がってくるにつれて、巻き抵抗は明確に軽減してくる
ようするに下層から表層までメリハリの強弱の差が現行リールより大きいのである
これは理論より経験でそう感じている

続く





11月 22日

TD系はなぜ巻き感度に優れるか?

IOSでもっとも重要視していることは
人間の感性に任せた、経験則をベースとしてのモノづくりを優先していくという基本理念である

知識が乏しい人間が机上の理詰めでモノを作るのはやはり限界がある
例えば飛行機がなぜ空を飛ぶのかは未だ解明されていないと聞くが
実際問題として飛ぶから運行されているのであるし
私は小学生の頃はよく飛ぶ紙飛行機を作るのが誰よりも得意であった

「子供は紙飛行機を飛ばす時にどういった原理で飛んでいるかなど考えていない
ただし、どうやったらうまく飛ぶ飛行機をつくれるかは知っている」   
                                      IOS  岡村


次回はそんな理屈抜きに感じた個人的な理論を元にTDの巻き感度についてお話したい

 
ミドスト中にヒットした小バス()抵抗の少ないジグヘッドリグに対して如何に抵抗を出していくか?
エリアのみならずバス釣りにおいても軽巻きIOSフルチューンのTD系は重宝する





11月 21日

「フィールド・メンテナンスキット」

現場で釣りをしていると、なんとなくリールの調子が悪いなあーと感じる時がある
そんな時に頼りになるのがフィールド・メンテナンスキットである
フィールドと名打っているだけに
使いづらい差し替え式ドライバーを主体に携行性に優れることが最優先されつつも
各部のネジの緩みの増し締めから、クリアランス調整そしてグリス、オイル塗布。
さらには簡単なベアリング交換までこなしてしまうほど
臨機応変&汎用性の高さを求められる
私個人的な内容を紹介してみたいと思う。

 
私個人的装備は、IOSオイルとギアグリス(PROボトルはボート&車載キットに同梱)
10×12の両スパナ、各種の調整シム類
IOSディスクレンチにIOSマルチツール
PBドライバーセット513CN」を主体に
ドライバー類はトルクスがT 6,7,8,9
六角が1.5,2,2.5,3(mm)+ 00,0,00,0(画像にないがマイナス1,2番も携帯)
各種ラインローラー のベアリング類
という組み合わせを、リングスターのSP-750という、コンパクトなケースにパッケージして
バス用、エリア用、ネイティブ用、そして車載用として、必ず持参して不意の事態に備えている他
現場で知り合った方々にも、お手軽メンテを(屋内で)させて頂いたりと結構重宝している。
なので現場で見かけたらお気軽にお声掛け下さい()

※   上記ツールキットは個人的装備であり、販売予定はございません



 
ケースは リングスターのSP-750
厚みも程よく、ロックがしっかりとかかり、角が滑らかでバックやストレージへの収納性に優れる


 
パーッケージ内容は個人の好きなものを入れるが出来るだけコンパクトにするのが重要
これだけあると、ダイワヤシマノのほとんどのリールは全分解可能。
その他パーツクリーナーやペーパー類などは自分なりにアレンジする


    
18ステラを現場で分解している図、極力野外でなく、屋内で作業したいが
やむおえず現場での分解は、ケースの裏蓋を利用してトレーにすると紛失落下のリスクが少ない





11月 16日

3!?平谷湖イベント」

昨今のコロナ禍事情により伸び伸びとなってしまった、信州平谷湖でのエリアイベントがようやく実現した。
前述の理由により、イベントの規模を縮小し3密を避ける配慮をしながらの手探りイベントは
述べ20名あまりのこじんまりした来客ながら
内容的には3密ならぬ、3(ヌルヌル、スルスル、ヌメヌメ)という
なんともスィートな巻き心地にリールが変貌し
皆様大感激なイベントとなった
今後は全国のオファー順にイベントを手探りながら実施していきたい。

 
今回はタレックス認定シヨップ「シティメガネ」https://talex.co.jp/order/proshop/sa05/さんとのコラボ
見かけによらず、車の運転激ヤバ&やんちゃな社長ながら
メガネの知識はさすがタレックスが認めただけのことはある


 
最近メンテスタッフで頑張ってる、IOSモニター井川
赤鼻なのは、鹿島槍に釣行しすぎの為()
それにしても緊張しまくりで、顔怖えーよ!()


 
イベントが落ち着いてようやくランチタイム
みんな超大盛りカレーって!?


 
IOS プレゼンツ 早掛け大会も同時開催


 
花梨ノブやラインローラー 、ステッカー類など豪華商品をゲットされた皆様
イベントご来場ありがとうございました!
またのご来場を心よりお待ちしております!





11月 9日

「リールが1日で壊れる恐怖の砂塵」

エリアの駐車場に到着して、砂塵が舞う天候なら私はそこでの釣りは控えて
山際の風裏にあるようなエリアへ移動する
理由は、帰宅して疲れている体と寝不足にも関わらず
オーバーホールをせざるを得ない状況になるのが嫌だからである

実は砂塵(砂の細かい粒子)は、リールにとって雨より厄介なものである。
程度によるが、砂塵はリールの隅々までサンドブラストの如く、ベアリングの内部深部まで入り込み
その後の回転のシャー音や酷い時はギアのゴロ感まで誘発してしまう
こうなったらオーバーホールしか手はなく
ベアリングの各部の交換、場合によってはギアの交換も覚悟する
水の侵入によるダメージとは根本的に違って
よく乾燥したからと復帰するようなものでもない
確かに各メーカーのシールド構造は水の侵入には優れているが
砂塵(特に砂鉄関連)には未だ弱いのが現状である

イベントでも明らかに砂でやられてしまったリールが持ち込まれる
大抵はローターやスプールの裏に砂がびっちりと付着しており
エアーダスターで除去するくらいしか手がないのである
特にこれからのシーズン乾燥期に入ると、季節風が強く
足場が砂っぽいエリアは要注意である
個人的にはこういったエリアは極力さけるようにしている
エリアの管理人はリールが壊れたからと保証はしてくれない
自分のリールは盗難も含めて自分自身で管理するしかないのである
リールが1日にして壊れる砂塵、大会でやむおえない時もある
仲間との相乗りにもなれば、せっかく着いたエリアで釣りをしたい方もいるだろうと思うから
やむおえない時もあるだろう
そんな時は、最低限のタックルで釣りをされることをお勧めする

 
ベールをリターンする時にジャリ感があれば砂が侵入している可能性が高い。
放置していると高価なローター本体+関連部品交換になることもある





11月 7日

「トップエリアトーナメンター・シークレットチューン」

何やら聞きなれないワードである
「フルチューンシールは貼らないで保管しておいていいですか? 
とは、とあるトップトーナメンターの弁
過去に幾度となくIOSチューンのリールはエリアトーナメントの表彰台に上がっている
しかしながら、リールチューニングなんて必要ないよーと言ってる
その本人がフルチューンしているのは勿論
ドラグやラインローラー を全て入れ替えていたりする
こちらとしては、バンバンと宣伝してもらって誰もが表彰台に上がれる可能性を
少しでも高めてあげられたらなあーと思うが
勝負事だけに秘密にしておきたいのもわかる()
勿論、インプレもない
なので私は彼らのフルチューニングをそう呼んでいる

釣りの技術は昔に比べ個々に向上し、僅差であるタックルやルアーも今の世の中ある程度入手は出来る
しかし、純正のリールは耐久性を重視するあまり
特定の釣りに特化させようとすると、苦労する
IOSでフルカスタム&フルチューンされたリールは
一匹でも多く魚を釣る為に性能を特化させている
飛距離が出て、ライトラインでも安心したドラグ性能であったり
巻き感度に優れて、スプーンの後ろに追従してくる魚の気配が感じられたり
水の中の魚の密度分布がわかるとまで言う人もいる
一時は使用禁止論まで出た、IOSフルチューンリールの世界は
一度使ったら元に戻れなくなるといわれるほどに麻薬性がある。





11月 6日

「ハンドルのガタつき調整とリール選び」

リールを回していると、カタカタとハンドルを持つ手に伝わってくることがある
原因はギア同士の摩耗による所が大きい
ギアは使い込むほどに金属同士が擦れて摩耗していく
組み付けた直後はベストなセッティングでも
使用につれてクリアランスが開いてカタカタと音がする
この場合、ギアグリスが切れてしまい潤滑不足でカタカタ言うケースも意外に多いが
グリスアップしてもガタつきが治らない場合はクリアランスの調整をすることになる

さて、ある程度がたつきは治るが、適正にしても今度はゴロ感が出る場合がある
この場合はギアの摩耗が相当に進んでいる証拠
特に、ギアのガタつき調整をおろそかにしてそのまま使用しているケースである
この場合は交換しかないので、ここまで来る前に日頃からオイルやギアグリスアップをしっかりと実施し
ガタつきが気になったら、早めにクリアランス調整を実施したい

ギアのクリアランス調整を具体的に言うと
ドライブギアの軸にシムという極薄のワッシャを追加していく
この場合、クリアランスはIOSの場合ハンドル1回しで
0.025mm付近を狙うが、これも室温25度の場合である
リールのボディは金属や樹脂であるから、特に樹脂ボディはレジンの影響を受けて
寸法差が金属より大きくなるから注意したい。

そしてここからが問題、シマノの場合はほとんどの機種がボディを分解しないと、調整が出来ないのである
シマノは以前、オイルインジェクションという大変便利なメンテナンスホールがあって
そこからギアグリスを塗布出来たが今は無くなったなので
分解に自信がなければメーカーに出すか、業者に出すしかない

さて、ダイワはどうか?
最近のリアルフォー以降の中型機種以下のほとんどのリールは、マグシールド搭載ながらも
外部からシマノに比べると遥かに簡単にアクセス出来
シム調整はおろか、グリスアップまで出来てしまうのである
勿論IOSオイルとギアグリスを塗布するから
リールは今まで以上に軽い巻きになって快適!
簡単だからイベントでも、IOSチューン済みのリールなら気軽に無料クリアランス調整をしたりしている

個人的に思うのは年間釣行が多いユーザーほどメンテナンスは大切
シマノかダイワで購入を迷ったらメンテ性も大変重要なファクターであるかもしれない。

※  上記のオイル塗布、ギアヘのグリスアップ、シム調整はどなたでも容易に実施出来るものではございません
  あくまでシマノとの比較となります
場合によっては専門的な知識が必要になる場合がございます
ぜひお近くのイベント等で実技を参考してみてください


 
18イグの場合、IOSディスクレンチがあればシム調整は勿論、オイル&グリス塗布も可能
さらにはギアさえ抜ける。そして万が一の水没のリカバリーも!?


 
往年のリアルフォー関連のリールはサイドプレートを外してシム調整が容易。
右側ベアリングを抜けばグリスも塗布可能


 
カルディア、DS、タトューラ関係は3点ビス止め
容易に外せて、シム調整は勿論、オイル&グリス塗布は勿論さらにはギアさえ抜ける。
そして万が一の水没のリカバリーも!?


 
ほとんどブラックBOXと化してしまったステラ
ギアへのグリス塗布やシム調整は専門的になりグリス不足やガタつきの放置&そのまま使用は
ギアのビビり感やゴロ感にも繋がる





11月 2日

「ワイルドワンのイベントとI works

コロナ禍の影響を受けて急遽中止となった、ワイルドワン 高崎の復活イベントを先日実施
高崎店らしくカーディナルを主体に
季節柄、エリア用リールが数多く持ち込まれた
今回より IOSの隠し球、井川氏も参加
私がイベント要員として半年にわたり鍛え上げた人材である
彼は現IOSモニターながらも、IOS製品の正規代理店でもある
  I works https://i-works.shopを運営

本業のCAD作成からプロト製造までこなす厳しい目から
弊社製品の作り込みの良さに惚れ込んだ逸材である
その持ち前のマルチタレントから現在IOSの様々な開発案件に参加してもらっている
肝心なイベントは人見知りな性格と緊張感からなかなか声が出ないようだが()
アットフォームなイベントだけに、暖かい目で見てやってください
イベント運営のほうは手探りで規模や時間を縮小しながらも
次第に今までのイベントに復活していきたいと思っている


 





 

11月 1日

「贅沢な御褒美・カーディナル・カバー・スクリュー」

ABUカーディナルをさりげなくキメる
僅か1gのカバー・スクリュー
超光沢ヘアライン仕上げの輝きを際立てる
0.4mm幅極薄マイナスビスでさらにスタイリッシュに!
シーズン中活躍した愛機に贅沢な御褒美を!

  





10月 31日

「たかがリール!されどリール?

先日18イグジストをフルチューンして上機嫌だったお客様から暗いトーンで電話がかかってきた
ゴロ感がとれないと言う

早速ギアを検証してみた。
ギアは言うならばリールのドライブレコーダーのようなもので
摩耗の仕方で、どのような使われ方をしてどのような管理をしたかが手に取るようにわかる
ギアはそう、性格まで反映するから恐ろしい()
早速ピニオンギアを触ってみると、目視では分かりづらいが
爪がひっかかるポイントを大小3箇所発見
打痕である
打痕とは激しい衝撃がリールに加わることでギア同士が干渉し傷ついてしまう状態を言う
リール側を観察すると、アームレバーに擦れたような傷が・・

もしかしてリール落としましたか?とお客様に確認。
お客様・・・落としたことあるんです()・・・  
もしかしたらギア交換になりますねーと・・・

早速ギアのラッピングをしてはみるものの組み付け後の質感が芳しくなく
ここは潔く交換と相成った
そして元どおりの上機嫌なリールに戻りお客様も大満足
お金はかかったがメンタルはアゲアゲである
ロッドと比べてリールは実に人間臭く
しかも、調子が悪いとメンタルにも響く
たかがリール、されどリールといわれるゆえんである


 
 打痕がみられるピニオンギア


   

超硬製の特注ベアリング治具でハイパーデジギアを公差管理している所
ギアの寸法も確認、修正するだけでなく、ベアリングも当然公差を確認
しかしそれで終わりにあらず、組み付け時の最大のキモ、センター出し作業が待ち構える
高精度のギアは勿論、ブレの少ない高精度のベアリングほど芯出しはシビアで難易度が高い





10月 11日

「ハンドル長とIOSノブ」

季節は10月となり、本格的エリアシーズンとなってきた
私もちょくちょく近くのエリアにお伺いする機会が増えてきた
エリアのお客様から、よく質問されるのが、ハンドルの長さについてである
これがとても考えさせられる課題なのである。
乱暴な言い方をすれば
個人的には40mm45mmあたりを推奨している
それより短いと、巻きの微妙なトルク変化はつかみやすいものの、
巻き合わせが出遅れてしまいがち
長くなれば、巻き合わせのパワーは増すが
巻きのトルク変動がぼやけて、いわゆる棚ボケ的なリトリーブになりがちになる

それと実際問題として、ハンドル長の定義は
ドライブギア軸の中心とノブシャフトの中心とを結ぶ長さを一般的にハンドル長と言うが、
ノブシャフトには当然ハンドルノブが装着される
ここで興味深いのは、比較的厚みが一定に近い純正ノブは比較的ボテっとしていて、
ノブシャフトのセンターからハンドルノブの最大外径の端までは一般的に7mmほどもある
なのでハンドル長40mmがしっくりくると言っても
どの位置で握ろうが、実際には45mm程度の長さのハンドルでリトリーブしていることになる

逆に社外品のノブの中にはスリムに幅が一定のものがあり
これはこれで、巻きトルク変動はショートハンドル効果で感知しやすいものの、
魚のバイトからのフッキングの流れにおいて瞬発性とパワー不足を感じるのは否めない

さてIOSノブのプレミアムウッドノブについての考察である
ノブ軸センターからは真ん中位置で45mm程度ながら先端部は7mmほどもある
実はこの厚み差がポイントで
感の鋭いユーザーはハッとしたかもしれないが
リトリーブ中はノブのセンターをそっと摘んで
あたかもショートハンドルの如く微妙な巻きトルク変動を感知し
魚のアタリが出れば、そのまま指の腹一杯に触れて力強く巻くことで
ロングハンドルの特徴である、巻きあわせパワーを体感出来る
この2ウェイハンドルとも言える効果は、平ノブならではの特徴でもあり
スピニングは勿論、ベイトのダブルハンドルにも効果がある
IOS FACTORY が長年平ノブにこだわってきた理由でもある。

  

 IOSプレミアムウッドノブ
職人が、木の塊から一つ一つ削り出して、うねるような造形を作っていく
それはあたかも、円空が木の塊から仏像を掘り起こす如く
気の遠くなるほど長く地味な仕事である。
あえて表面をウレタン加工しないのは木の膨張を考えての理由もあるが
使い込むほど飴色に変化するエージングも楽しみたいから
金属的な精度と温かみのある天然素材の融合の結晶である
※  月の生産数に限りがあります


  

最近は簡易テーブルを持参して、のんびりお茶をしながらの釣りが多くなってきた






10月 8日

「リール戦国時代」

最近はコロナ禍も安定傾向になって、ユーザーも外出する機会が増えてきた
IOSも対策を講じつつ、休止していたイベントを規模に応じて徐々に再開している状況である
それにともないリール整備の件数も多くなってきた
リールの納期もお客様からしたら週末につかえればいいなーとか
そんなことを毎日楽しみにし待たれていると思う
リール整備は毎日実施するのでなく、数日間釣行に出かけてから
戻ってから1日数台づつ実施していくのが普通である
なので週末には間に合わせなければと思って
日々足の踏み場もないほどのリールの梱包箱を見ながら常に心の葛藤を覚えている

最近の整備リールはシマノがとても多くなってきた
ついでに言うとカスタムパーツのラインローラー インパクトとSシステムは
大阪業務センターは連日深夜まで配送作業に追われるほど多忙
反面、ダイワのカスタムパーツの売れ行きはシマノほど及ばない
店舗にきいてみても口々にダイワのIOSラインーラーとドラグシステムは最近売れないですねーと言われる
全部が全部の店舗ではないと思うが実感としては売れてない気がする

シマノリールはある程度年式が古くても、カスタムパーツの流用が効くが
ダイワは毎年頻繁に変えてくることも珍しくない
こちらちとしても、ダイワの新製品のリールがリリースされれば
それに伴い、ユーザーのフォローを考えて、製品改良もしくは新規製品の作成を今まで実施してきた。
それが売れないとなると在庫がダブつくから、営利企業として利益率を考えると、新規に手を出しづらい
ようは経営そのものがなりたたなくなるのである。
なので今後はダイワ関連のカスタムパーツの新規開発は縮小せざるをえない状況にある
ダイワさんに御提案があるとすれば、シマノのように、ラインローラー やドラグは
従来のパーツを否定して新パーツとするのでなく、
むしろレジェンドとして尊重して、形状据え置きで製品改良をしない方向でお願いしたい()
弊社や店舗、さらにユーザーもそのほうが助かるし
カスタム前提としての、ユーザーのリール選びの選択肢もふえると思っている
メーカーサイドとしても部品保有の在庫や新規開発費が削減出来て
その経費をリールの新規開発費に補充する方法が
今の時代にマッチしたやり方だと思うのだが・・・

理想的なリールメーカーの競合とは、購入するユーザーがシマノやダイワ
そしてABUや五十鈴などの多様なリールを選択し購入する戦国時代が
価格競争の観点からも理想なのである
それが1メーカーが独走してしまえば、それは価格の高騰を招いたとしても
ユーザーはそれに従わざるをえない。
しかもそんな、その隙をつかれる格好でアジア諸国から続々低価格&高性能な
スーパーコピーリールがリリースされて
それに賛同するユーザーが流れたら日本のリール産業は壊滅的打撃を受けるし
結果リールメーカーは、自分達の職を追われることも現実となりうるのである
私はそのシナリオに最大の危機感を持っており、それを現実に感じつつある

ユーザーにお願いがあるとすれば、拘りは理解出来るがたまには他のメーカーリールを使ってみてほしい
カスタム&フルチューンすることでそこには新しい発見があるかもしれない
行き詰まった壁を打破することも出来るかもしれない
IOSは、個々のパフォーマンスを最大限に引き出すリールカスタムメーカーである
カリカリにトンがったリール作りから、コストパフォーマンスの高いバランス重視のリールまで
どんなことでもお気軽に相談してください


 
18イグジストの組み付け時にはメタルパッキンと極厚ベアリングを両支持軸に変更することで
ギアを今まで以上に強固に保持し、高感度な巻きとよりヌルヌルかつ軽い回転が体感出来る
18イグジストのフルチューンのキモである


 
ゲームチェンジャー!?ピシファン1000S
アンダー1万円の価格にも関わらず価格以上の巻きの軽さと質感が人気の理由






9月 20日

SHIMANO  VANFORD

 


最近シマノの話題のリールである
リールの位置付けは16ストラデックCI4の後継種である
CI4ボディ素材&ローター素材は共に変わらないものの
ギアをより強靭かつサイレントなマイクロモジュールギアIIに変更したり
軽巻きに貢献する非接触型シールドのXプロテクトを採用したりと
その進化は体感出来るほど、センセーショナルである
樹脂ボディからくる多少のガタツキは正直否めないものの
コストパフォーマンスに優れ、かつIOSのカスタムパーツが適用可能な拡張性など
フルチューンベースとしては手頃な機種と言える
今回は、カスタム&簡単メンテの方法を紹介していく



 

1 先ずはハンドルノブをIOSマンハッタン MBに変更


 
2 さらに Sシステムへ変更する、固定は2穴仕様のものであれば下側の穴にて固定する


  
3  ラインローラー インパクトは新発売のガンメタが似合う    上記の手順にて装着する


  
4  IOSオイルメンテは大きく3箇所、メインシャフトとハンドル軸受
 特にローターナットカラーは金属のメタルなのでオイルが切れるとシャコシャコ音がしてくる


  
5  ギア部にIOSギアグリス塗布は極めて効果的
  リアカバーを外して、ボディビスを緩めたら隙間を広げて、ドライブギアにグリスを塗布する
  樹脂ボディならではの塗布方法である


 

総評  巻きは往年のレアニウムを連想させる黒ギアの恩恵か極めてシルキー
     巻きの軽さと質感がほどよくバランスしている
     Xプロテクトの耐久性を考慮しても、バスやソルトには最適のリールである





8月 28日

18イグジスト」

最近は18イグジストの整備件数が飛躍的に伸びている
これは以前より購入しやすい値段になったことに付け加え
マグシールド独特の巻き重みに嫌気がさして、一時的にバンキッシュ等の
シマノに移った本来のダイワユーザーがフルチューンすることで激変する18イグジストに戻っているのがその理由である
18イグジストほど、before afterが大きく変貌するリールも珍しい
金属ボディ、ローターは金属的な響きを併せ持つ超軽量ザイオン
ベース機がしっかりしていると、カスタムとしての伸びしろがしっかり出る
さらに素晴らしいと思うのは、部品構成がとてもシンプルということ
パーツ点数がシンプルだからこそ、個々のトラブルも少なくなる
18ステラは重量感のある金属ローターの初動の巻きだしがなあー?と思われている方には、
フルチューンすることでローターの存在を感じさせないレスポンスの良さと
ステラなみのヌメヌメした巻き感が体感出来
ぜひおすすめしたいリールの一つである

確かにマグシールドは、防塵、防水性に優れた素晴らしい機構であり
耐久性を重視する一部のソルトアングラーには評価されている
私もそのようなケースでは闇雲に外そう!外そう!とは推奨はしない
しかし、完全水没のケースでは、マグシールドとて完全防水ではない
水没すれば、水中の圧力よりリール内部の圧力は低いから
水は同じ圧力になろうとし、リール内部の隅々まで侵入しようとする
その後、陸地に上げたリールは、水が内部に入っていても
同じ大気圧下であるので容易には水が抜けてくれないのがその理由
現行のリールで完全防水のリールは限られている
なので、ほとんどのリールは、水没=オーバホールとなるのである
マグシールドリールだからと、水没は厳禁である
これからは酷暑も和らぎ、様々なジャンルが再びシーズンを迎える
現場で慌てない為にも、リールメンテ&リールカスタムを検討するタイミングである


  
SLPでフルカスタムされた18イグジスト、純正のシルバー色からブラックアウトされて、雰囲気もガラッとかわっている


  
海中水没した18イグジスト内部、一部オシレーティングポストやギアも腐食して虫食い状態となったが
今回はラッピングで対応、ベアリングは総交換実施
今回のリールはFC無しのLT-3000-XHなので
ギア軸受も含めて4箇所のマグシールド機構搭載
言い方を変えればマグシールド機構搭載だからここまでで助かったとも言えなくもない。





8月 17日

「熱中症とお盆休みと」

一年のうちでもっとも苦手な季節はお盆休みである
なにしろ御先祖様が帰ってくるから殺生事はしてはいけないとか
暑さに輪をかけてそこら中が渋滞なので大変釣りに行きづらいのである。
早速御墓参りの際に、ブラシとスクレーパーを持参して
水垢掃除やら、コケの掃除など石塔のクリーリングをみっちりとやって
御線香立てもチューニングした
灯篭もしっかりやった。
御先祖様は自宅の仏壇にご案内して、その足で早速釣りへ()
そう、亡くなった私のおばあちゃんも、おかあちゃんも、おじいちゃんも
みんな私が相当な釣り好きだと判ってくれているからである()
お客様をご案内しながら、ほとんど三密とは無縁の
秘密のフィールドで釣り三昧となった
今回はそんな一コマを


 
トイレとアイスタイムに立ち寄ったサービスエリアでは県外ナンバーの車の車内を覗いたり
ナンバーをケーサツがコソッと控えていた。


 
ドラえもんのタケコプター、この後のオイルメンテで尋常でない回転へと変貌した


 
バス釣りの現場では、スポットクーラーに助けられた
熱中症予防には必須アイテムとなりそうである


 
この時期、源流ストリームは涼しい!!
出来ることならイワナと一緒に泳ぎたい!!
IOS UVパーカーはメッシュのスケスケ生地なので
速乾性もあり、雨の日も蒸し暑いレインウェアは着ることはない
三密とは無縁のこの時期とてもオススメのフィールドである
私なりの対策として、現場付近にお住まいの方々に配慮し
自宅近くのコンビニに極力立ち寄り
現地のコンビニや観光施設には極力立ち寄らないようにして
地元の人との接触はさけるようにしている


 
この時期ならではのラーメン形式()


 
にゃんもグテグテ・・熱中症にはくれぐれもお気をつけください





8月 15日

「リールの熱中症に御注意ください」

夏場に良く相談を受けるケースで、シマノ系によくある、早巻きするとカチカチと音を立てながらまわる症状
新品では無かったので??となるが
その原因で意外と多いのが、純正の鉱物系
グリスが夏場にオイルと分離してしまい、冬場にカチカチに硬化したグリスが粘性を失い
夏場に潤滑不足でギア類がカチカチと音が出るのが主な原因

昔のオイルインジェクションがあるリールは
そう言った硬化してしまったグリスを溶解する為に
オイルを少し入れてグリスを柔らかくしてあげるのが本来のメーカーの狙いで
スプレーオイルをシュー!と適当に根拠なく入れるメンテナンス用の穴ではない
グリスアップが容易に出来るとても便利な穴である、しかし
今となっては、オイルインジェクションもないリールがほとんど
そんな状況であるが、現行の樹脂ハイブリッドボディなら出来なくはないのである
ボディカバーを緩めて、見えるドライブギアへ直接アクセスし
IOSギアグリスを注射器にて塗布する。
この大胆かつ効果絶大な方法が出来るのはリールの構造を熟知して整備出来る人限定!
そして粘りのある樹脂ボディならではの特徴であり、ダイワリールでも応用は可能
よくも悪くも樹脂ボディならではの特徴であるが
剛性高い金属ボディのステラには通用しないので念のため


 


 


 






8月 11日

「奴らはラーメンを食ってるんじゃない、情報を食ってるんだ」

冒頭からリールにまったく関係のないセンセーショナルな言葉は
漫画「ラーメン発見伝」に出てくるカリスマラーメン店主、芹沢の言葉である
簡単にこの漫画のあらすじを言うと
主人公の藤沢は、さえない会社のサラリーマンながらも夜は屋台で究極のラーメン作りを探求している男
そして、最大のライバルであり、影響を強く受ける芹沢と切磋琢磨しながら、
対決をしながら人間的にも成長していく物語である
この、ラーメン発見伝、鬼滅の刃ほど人気漫画とは言えないが
世にあるグルメ漫画とは一味違ったリアルな、商売とは何かを考えさせられる漫画である

たとえば、私の地元はイタリア料理店が大変多く
どこの店が一番美味いかを競うコンペが毎年開催されており
グランプリを受賞したお店の前はいつも混雑している
軽井沢のガイトブックに出てくる定番のコーヒー店も
たまに釣りの合間に訪れはするものの
いつも飲み慣れている「サンガ珈琲」が最高!と思ってしまう
私は、どうせ食べたり飲んだりするなら美味しいものが好きだから
他人が評価した店にわざわざ足を運ぶことはほとんどない()
まして大切なお客様を、ご案内することはしない
食文化のジャッジは紛れもなく、利用するお客様である
そして、美味しいのは何よりも優先される正義だとも思っていた
前述の主人公の藤沢もそんなタイプである
そのためにこだわりの素材から吟味して、お客様に訴えていたのである
さて、芦沢も当初はそんな姿勢を貫いていた
しかし、店内は閑散とし廃業寸前まで追いやられて
お客からの要望で油をどっぷりといれたラーメンにより
お店は復活、カリスマ店長とまで言われたのであるが
それは勿論、芹沢の本意ではない
この物語の最後の対決は王道を行く藤沢が芹沢を僅差で破り決着がつくのであるが
なんとも、考えさせられる物語である

IOSもリールチューンはここまでやるかと手間暇をかけて
カスタムパーツは、ベアリングはもとよりシム一枚にしても最高の精度を求める。
本当はオーバークオリティの品質を見直して合理化を向上させたほうが最終的には利益は上がるし
継続的安定路線でいくならそれが正しいと思う
しかしそれでは、熱心なIOSファンの期待を裏切ることにならないか?
私の長いキャリアから同業者を見渡して
縮小したり廃業していくメーカーを散々みてきた教訓から
お客様あってのIOSとつくづく思うのである
最近はリールメーカーとユーザーの関係も気薄になりコミュニケーションも取りづらくなったと聞く
行き先のわからないユーザーは一体どこにいけばいいのだろうか?
そんな時少しでも手助けが出来ればと思っている。
どうぞお気軽に相談してください。どんなことでも構いません。
お盆休み? 私にはありません()


  





7月 15日

「アンバサダーは右巻きを強くお勧めする理由」

最近アンバサダーの左巻きがほとんど出てこないと言う
私はなんで右巻きを使わないんだろうーと不思議に思うのである
一般的に、右利きの方がスピニングリールを使った場合
右投げ左巻きのほうが効率面では優れているのは確かだ
ただし、パワーが必要な場合、スピニングであっても右利きだけに右巻きのほうが力強く巻ける

ベイトリール でも、バス釣りの打ち物であったり
ベイトフィネスのようなフィネスクラスは
右巻きリールを私も使っているし、重宝している
しかし、アンバサダーが真に生きるケースは本流やトップウォーター、そして遠投カゴ釣りなどの
どちらかと言えばパワーを必要とするケースが多く
巻き主体ならば右巻きが利にかなっている
アメリカのバスプロのリールはほとんどが右巻きというのもそんな理由である
それに輪をかけて今時のリールからしたらローギアのアンバサダーだけに
たとえ渓流ベイトフィネスであっても、完全アップストリームでは
左巻きでのリトリーブはとても忙しくなる
よって、渓流ベイトはクロスかダウンの釣りが現実的ではないかと思うほどである

これだけの理由があるにしろ、アンバサダーの左は人気らしい
私は以前、犀川においてローギアの左巻きアンバサダーでレインボーがヒットして
巻きが追いつかずに、ジャンプでバレた経験が多々ある
ロットポジションが高くなったり様々なロッドワークの角度に対して
右利きの人が左巻きしても右手より器用には動かないのである。

※  右巻きの理論は個人的な主観です、予め御留意下さい。

  






7月 14日

「リールに外れ個体はあるのか?

リールを巻き比べたことがある方なら同じ機種であっても、
こちらは巻きが重い、こちらは巻きは軽いけどゴロ感やシャー感があるという
経験があるのではないだろうか?

しかし、リールチューナーの立場として考えてみた場合
「外れ個体ですねー」と言うのは、最大の恥だと思っている
リールは機械である以上、組み付け、精度で、同じリール機種であっても全て巻きの差があるのは当然なことである
それを一般人がハズレだと言うのはよくある
しかし、プロとしてお金をもらっている以上
このリールはハズレですねとお客様に言ったら
お客様はどんな気持ちがするか判ってほしい
それは逆に言えば、「個体差だから仕上がりは自信ないです」
と逃げているとしか思えない

なぜなら、リールはパーツの集合体なので
極論すればその原因を取り除いてあげるだけで良いのである
私は極力お金をかけずに、手間暇をかけて軽減させることを主眼に置くが
それでも障害がある場合、フレームやボディ、ギアの交換をすることで
もともとが精度が悪い低価格なリールはそれなりのベストを尽くし
本来精度が良いはずのハイエンドについても
リール本来のもつポテンシャルをフルに発揮させることが私の仕事である

ハズレと言われて他の業者から見放されたリールの整備依頼がIOSには多いが
それらが整備して大化け大変身したりするからリールとは奥が深いものである
勿論、見積もり価格により、フルチューンしないという選択肢も含まれている
トレードオフの悩みは常につきまとうものである
そういった総合的なリールのお悩み相談として、
IOS
お客様の立場になって親身に徹底的にヒアリングすることが大切だと考えているのである。

私はお客様とお話しするのが大好きです
適切な回答はお客様の満足度を高めるし
大変貴重なご意見は開発案件として大変重要なことがあるからです
なので、携帯でもメールでも(メールは回答が遅れることがあります)
どんな些細なことでもお気軽に相談してください。

 
精度が良いリールは精度よく、悪いリールはそれなりにベストを尽くすのがリールチューナーの仕事





7月 8日

「シマノアンタレスDCがミーンと鳴りますか?

最近、アンタレス等のDCが回転初期からミーン!という音が聞こえないなあーと感じたら
オイルやベアリングの摩耗を疑ったほうがいい
キャスト時に回転が素早く立ち上がらないから
ミーンというDCブレーキが介入してこないのである
当然飛距離はガタ落ち、力めばバックラッシュもしやすくなる

ベアリングについては、現在世界最高のベイトリールのスプール回転数を制御する
シマノのDCブレーキ採用のアンタレスDCを例にとると
歯科技工用ルーター並みの35,000rpmまで上昇する
これを支えるIOSベアリングは、50,000回転にも対応の
精度のIOSベアリングに交換することで飛距離も出る
巷で見かける安価なゴロゴロしたオープンセラミックベアリングは
すでにその音が回転精度の悪さを物語っているし
医療用の高精度のセラミックベアリングはとても入手できるレベルではない
また、オイルが保持出来ないオープンベアリングは
キャスティング競技ならいざ知らず、釣りという長期戦の特性上
初回のキャストと夕方の飛距離では明らかに伸びが低下しているし
雨の日は、著しく飛距離が低下してしまうことがある

さて、ベアリングに封入する潤滑オイルの性能も重要となる
因みに歯科技工用のベアリングは100V電源をとれるし
削り粉等のダストも大量に付着する性質から特殊なグリスが封入されている
反面ベイトリールのスプールはスプールの自転だけが頼り
なので低フリクションかつ超耐久性を両立したオイルが求められ
溶剤入りオイルや、添加剤の性能が悪いオイルは著しく性能を落とすばかりか、
不快な振動を伴いベアリングを早期に摩耗を早めてしまう

もちろんグリースや粘度の高いオイルをいれたら飛距離が著しく低下してしまう
IOSオイルと高精度ベアリングの組み合わせは
キャスト直後から回転数が伸びやかにMax近くまで立ち上がり
心地よいミーン!サウンドが鳴り響くのである
ここだけの話、IOSオイルは過去数回にわたり複数の某リールメーカーの開発部門で分析、性能検査を受けていて
親しい開発の人間から、この値段ではオーバースペックすぎてコストがかかり過ぎて
弊社では売れないと泣きが入ったオイルでもある
たった1滴のオイルにどれほどのクオリティを込められるかが大切であり
その効果は誰でもが長期に体感出来るものでなければならない





6月 18日

「ヘビーシンキング&メタルバイブに対応するロッド開発」

先日とあるロッドが事務所に届いた
長さは5.56.6フィートの3
対大物ストリーム用途のスペシャルなロッドである

過去にも色々とストリーム用ロッドは作り込んだ
キャスト性能はピカイチな反面イマイチ、ベリーのトルクが弱くて、
尺超イワナをテトラの影や倒木の裏側から引きずり出すだけのパワーに乏しく
肝心のリフティングパワーに物足りなさを感じていた
ようは曲げたら曲げただけの応力が返ってこないのである
単に硬い竿を作るのは簡単だが、それでは、折れるリスクもあるし
北海道の小川で思わず出くわす、大物のヘッドシェイクやスチールヘッド系のネイティブレインボーの
高さのあるジャンプに柔軟に対応しきれない。

今回のプロトのパワーは一般的なMパワークラスながら
負荷がかかるとともにティプからグリップまで力強く降りてきて胴に、グイグイのってくる
子連れ狼の、懐刀同田貫の如く同調子アクション
トルクフルなアンサンド処理のブランクスは
ネイティブレインボーの空中でのヘッドシェイクにブランクスがリニアに対応してくれる
しかし、キャストしやすいかと言えば
流行の軽さと軽快さをウリにしたロッドとは一線を画し
近年流行のヘビーシンキングミノーはもとより、メタルバイブ系にも対応する
よく言えばトルクフルな、悪く言えば特有の硬さにより
キャスト性能は最悪な部類に入り、一般受け悪いのは重々承知
しかし、ルアーのパワーをしっかりとブランクスに載せられて
様々なキャストがしっかりと出来ているエキスパートには、なんら違和感がないどころか
反面、操作性は限りなくリニア感溢れて自在にルアーを操れ
弾道をコントロール出来る人間のみが操れる
玄人好みのヘビーシンキング&メタルバイブ用途を主体としたロッドである

ガイドはチタンフレームSICガイド採用により
持ち重り感を極力排し、檄浅水深でのリフト&フォール時に
わずか3gにも満たないミノーでさえ精度よい操作を可能にしつつも
その動きをつぶさに伝えるべく感度を持ち合わせている。

ガイド径はいたずらにマイクロガイド化することなく
冬季の凍結軽減も考慮して必要最小限の大きさに設定
特徴的なのはバッドガイドを流行のKL-H16にあえてせずに
背の低いKガイド群とすることで、ローフットのカーディナルのメリットを生かし
ストレスのかかる、藪漕ぎでの各ガイドのひっかかりと破損軽減に貢献もしている
勿論トラブルの多いフックキーパーは無し

グリッブ径については、自重のあるカーディナルとのバランスを考慮し
今やスタンダートとも言える23mmのやや細身径
グリップ長は、流行のシングルグリップでなく
高巻き時には背中にすっと差し込み、崖を両手で登る必要からやや長めのセミダブルグリップを採用、
水中のルアーの根掛かり外しにも長めのグリップは重宝するから、
今まで以上に思いっきりレンジを攻められるなど
グリップの長さはロッドとのバランス以外にも様々なメリットがあると考える、実利主義の方向け
さらに、今や飾り的な感のあるフォアグリッブであるが、必要最低限の長さを確保
大物とのやりとり時、あるとないとでは、疲労度がまるで違う
正直、多くの一般ユーザーにお勧めかと言えば、とてもお勧め出来ない
しかし、個人的に川からの経験で学んだノウハウをぎっしりと詰め込んだロッドであり
今までのロッドに飽き足らない人には、目から鱗のコンセプトがぎっしりと凝縮されているロッドである
今後数カ月に渡り最終調整を重ねていく。
発売は秋頃、5万円前後の予定です。

 
ベリー部のリフイティングパワーはトルクフル!
淵や堰堤の倒木の中からぶち抜けるパワーがある


 
グリップは木目にこだわったリールシート
ブランクスとの隙間はわずか数ミリ 感度とパワーの秘密でもある





6月 4日

「緊張という魔物」

リールにとって、人間にとって緊張とは様々な弊害をもたらすものである
リールのどこが緊張!?とおもわれるかもしれないが
わかりやすく言えばフレームを無理やりビスで押さえつけてギアをねじ込むことは良くない
これをすることでギアはゴロ感を引き起こし
ベアリングもやがて摩耗が急速に進み、ゴロ感や異音を招く
もっとも一般的なケースでいうと、ラインローラーのビスの固定である
ビスはしっかりと組み付けたのち固定しなければいけないが
度を越した強すぎる締めすぎはアルミのシャフトを変形させてベアリングの真が出なくなり、
回転がとても悪くなってしまうのである
機械全てに言えることであるが、目立ってのガタつきはNGであるが
多少の隙間がないと、ベアリングやギアが綺麗に回ってくれない
特にベアリングの組み付けは真の出た組み付けが必須なのである
よって巷で言われているゼロクリアランスとは、リールに限って言えば
ほぼ理論的には不可能と言っていい。

さらに近年のリールは、軽量流行りで、ボディも樹脂化が進み温度差で歪みやすくなっている
ビスできっちりと固定された状態から
ビスを緩めて解放した直後に一気にボディの歪みが生じるのである
樹脂には固有の目が走っている
塩ビの菅が変形してしまうように緊張と緩慢はリール整備につきもので、
高品位の組み付けをするにあたり無視できない要素となるのである





5月 21日

「製品開発あれもこれも・・・」

  

先のコロナの影響でフィールドは自粛ムードの中新規開発だけは地道に進めている。
勿論企画の段階でボツになることもあるが
中にはこれは早期にイケるんじゃないかな?という案件もあり
今回はそんなサワリを少々

まずはカーディナル関連、相変わらずの復刻モデルも人気
IOSとしてもカーディナル専用のカスタムパーツは8種類が全てロングセラー
そして、現在開発しているのは「クイック・チェンジ(仮称)
主な特徴として、ベールのオートリターンが瞬時にリターンする優れもの
普通はキャストした後に、ローターをおよそ90度の位置まで回してベールがリターンするが、
それをほぼゼロタイムでリターンさせるというもの
ただし、使う人を選ぶのも確かで、激しいロッドの衝撃が伴うキャストをすると
ハンドルが動いて意図せずにリターンしてしまうピーキーさは否めない
しかし、この話を聞いてニンヤリしてしまう人は相当にやり込んでいる人だと思う
リターンのバネとセットで売らないとかなと考えている

現在は金属から削り出した試作をさらに3Dプリンターでプロトを作成したサンプルの実際のテストでは、
比較的流れの強いアップストリームにおいて
キャスト後のルアーを瞬時にアクションさせることが可能となるほか
例えば、ヘビーシンキングミノーを岩の隙間にフェザリング併用のソフトな着水の後
スルスルと滑り込ませつつも、アクションしたときに、ハンドルノブに触れるだけで
瞬時にベールがリターンしてくれるのでキャストからアクションまでの移行がとてもスムースになる
合わせてボディを固定するビスも開発中
こちらのほうが早期実現かもしれない

次はアクリスタ U (仮称)
こちらも現在はアルミライナーを再現して
本体のアクリルの整形一歩手前まで進んでいる
しかし、最小ロットが数10万個とか、私にとっては天文学的な数字になっていて
引き続き業者を探している。
こちらはもう少しかかりそうです





5月 2日

「フルチューンにおいてベアリングに頼るリスク」

先般のコロナウイルス感染騒ぎで思うようなGWを過ごせないユーザーもとても多いと思う
GWにも関わらず、桧原湖のボート一つない静かな湖面を画像でみると
これがいつもの桧原湖か?と目を疑った
今は国民団結して不要不急の外出を極力さけて
1日も早いウィルスの沈静化を祈るばかりである。

さて、そんな時だからこそ愛用のリールをメンテして
感染が収まったシーズンに向けて100%のパフォーマンスを発揮し
有意義な釣りに備えていきたい
そんな時だからか、最近カスタムパーツの売り上げも凄まじく
リールチューニングの依頼や相談も頻繁にきている
今だからこそ、自分のリールと向き合うチャンスでもある

そんなタイミングで、個人や時に業者とも思える方からの相談で多いのは
カラーはベアリング化し精度のいいベアリングを組めば
リールは現在の不具合を解消して調子よくなるのか?というシンプルな質問
ベアリングはある程度知識があれば交換できるパーツの一つだから
とっつきやすいのもわかるし、効果がある時ももちろんある
ベアリングが摩耗したり錆びていたりすれば即効性の高い効果もある
フルチューンするのに高精度ベアリングは必須なのも確かである
しかし、ベアリングだけに頼ると、本質を見失うこともある
特にベアリングの個数が少ないオールド系ともなると
ベアリングに頼っている整備をしていると必ず行き詰まる
カスタムパーツの中には、ベアリングレスの純正品より
回転性で劣るという笑えないパーツも数多い

私は、整備で行き詰まった時には、オイルやグリスさえも塗布せずに
金属からの声を聞くことにしている。
基本性能の高いIOSのオイルやIOSギアグリスは機械のリカバリー性に優れており
簡単メンテには大変効果があるので誰にでも安心してお勧め出来るが
さらに上の高みを目指す者にとって
床屋のハサミにも、潤滑が良すぎて髪の毛が滑って切れないIOSオイルに
さらに回転の良いベアリングを組んでしまうと、それらの声が聞こえづらいばかりか
バイアスがかかって正しい情報として私の判断を鈍らせるのである。

IOSの創立以来、依頼に来るリールは訳ありのリールが多く
まったく、どうしてー!?と暗中模索の中、苦しみもがくことは今でもある
まずは、謙虚に機械やパーツを精査し彼らの声を聴きながら
正しく組み込んだ上で高性能なオイルやグリスそしてベアリングを使うことで、
フルチューニングの効果は最大限に発揮する
フルチューンは個々のリールチューナーの味がかならず出る
私はスペインの伝説的ギタリスト パコデルシアのコメントに鳥肌がたった
「ハーモニーを外れかける手前にアドリブの醍醐味がある
完全に外すのでなく、ナイフの刃先のようにギリギリの所に」

フルチューンも、時にはギリギリまで追い込んで
危やういトンガったことをすることがある
この一般受けしない、リスクの多いフルチューンは後の定番チューンに発展する布石になったりもする
守ってばかりじゃ感動は生まれないのである。





4月 20日

「ロッド&リール用アルコール除菌剤開発しています」

昨今のコロナウィルス事情を反映してアルコール消毒剤の需要が逼迫している
ドラックストアを眺めても、ほとんど消毒用のエタノールは無い状態
代替品として、燃料用や工業用のエタールを使用するケースも目にするが
中には、誤飲防止の為、発ガン性のベンゼンが混入してあるエタノールがあり
正しい知識を持って取り扱わないと大変危険でもある

そんな中、私個人の前職で、半導体の洗浄に使われる代替フロン洗浄剤の製造のノウハウや
取引先のケミカルメーカーのルートを通じ、
食品添加物にも使われる安心、安全な日本酒由来の、エタノールの開発に成功した
今後はロッドやリールの消毒を主体に、飲食業界から、
場合によっては手足等の消毒等にも使える安心、安全なアルコール洗浄剤の販売を
1日でも早く供給出来るよう急ピッチで進めている

※  洗浄、除菌する対象物によっては、アルコール成分により塗装の剥がれや劣化させてしまうものがあります
  必ず見えない所で事前テストを実施の上お使いください

※  開発中のエタノールは日本酒由来の洗浄液であり、医療品該当ではありません

※   アルコールアレルギー症状の疑いのある方は事前にテストを行ってください 。また飲用は不可です

※   エタノールは消毒、除菌効果はありますが、過信せずに手洗いをかならず実施の上御使用ください





3月 21日

ABUカーディナルはつかえるのか?

 


先日から暖かい日が続き
愛機カーディナルを持ち出し、新潟のS社長と、川を数日渡り歩く日々が続いた。
ちょうど今彼にお願いしている42mmハンドルのデザインと
新形状のハンドルノブのテストもかねての釣行は
えーここで来ないの!?という厳しい釣りの連続
確かに、平野で言う春はここでは名ばかりで
実際の渓流は、渇水で水温は6
自分の目の前を通過したルアーのみアタックするイメージなので
ポイントの見極め、トレースコースとレンジ
どこでトイッチを始めるかなど、それらをセンチ刻みの如く地道に、
釣れないと腐らずにコツコツ攻略することが結果にも繋がる


 
渇水の湯川にて、ややこしいブッシュの奥にダウンで送り込むS

 
地味に愛機カーディナルでヒットを重ねるS
軽井沢でも、こんな綺麗なヤマメが釣れるから釣りはやめられない

 
2日目も二人ともカーディナルでヘトヘトになるまで川を巡った

 
私はもっぱら、ビンテージテイストのカーディナル3iを使用

 
新潟ではゲストを交えて、ゲストのリールはフルチューンバリステック
それにシルバークリークミノーとロッドの組み合わせ
ストリーム歴が浅いながらもタックルを駆使して安定の釣果を伸ばしていた

 
この日イワナ達は小ぶり、しかしとても綺麗な魚体をしていた


 

天気は雨時々みぞれとあられが降るコンデションで渋い渋いと連発の1日にも関わらず
カーディナルのトラブルは皆無
時折突風が吹き荒れる川でかじかんだ指でも容易にフェザリングでルアーをコントロールし
藪沢のアッブストリームでも、着水と同時に巻けるオートリターン機構
さらに、水深のある落ち込みでレンジを捉えつつも
ルアーを追従してくる魚のアタリをとらえる感度など
どんな時にも最高のパフォーマンスを発揮してくれた
フルチューン・カーディナルはまさしく頼りになる相棒である。


タックルデータ
  ロッド スミス、ラグゼスボロン 各種
  リール ABUカーディナル3 (フルチューン&ビンテージ処理)
  ルアー Dコンタクト

ライン 山豊テグスのフラッシュ・レイズ2lb+フロロハリス・カモ 4lb

高視認オレンジ色はストリームでは必須、グリーン色は新緑で同化して見づらく
イエロー色は逆光で見づらいので私はオレンジ色を愛用





3月 19日

「激アツブリーズのイベント」

新規開通した高速ICから1分のアクセスの良さと
アットフォームな雰囲気がウリの、管理釣り場がブリーズである。
先日は定例のイベントを開催。
巷ではコロナウィルス懸念で大規模イベントの開催がバタバタと中止となり
暗い話題が先行して、経済的にも人々の心に不安が募る今だからこそ
IOSのようなこじんまり&激アツのイベントをする意義がある

当日は土砂降りの豪雨で釣りにならないコンデションにも関わらず
待ってましたとばかりに、多くのお客様にお待ち頂きIOSのイベントは大反響であった。
IOS常連率も異常に高く
今後も定期的に続けて行きたいエリアである。


 
話題のピシファン・フルチューンリールを終日手放さない原オーナー
165gという劇軽な自重と劇軽な巻きに、どハマりしてしまい
とうとう原オーナーの元へ嫁にいくことになった()


 
早速アクリスタ ノブを装着し、仕事を忘れて釣りに没頭する原オーナー
予想通りの釣果にさらにどハマりしてしまった()


 
翌日は成り行きで、お伊勢参りに行くことに!?
渥美半島からフェリーで渡り、プチ観光気分


 
お伊勢様と言えば、赤福!


 
そして、私がどハマりしたのが、伊勢うどん
モチモチの食感と溜醤油が絶妙、ありえない美味しさ
毎日泊まり込んで食べたい!!


 
帰宅したら、カーディナルの強化バネと
ダイワに聞いたら売っていいよ!と言われた18イグジスト&20ルビアス用の
サイドプレート外しの治具が着荷
近日中に販売します。
これでギアグリスを塗布出来ます
!





3月 10日

「ビンテージなABU カーディナル 3i

  


ABU カーディナル3iのステッカーせっかく作成したので
塗装がボロボロのオリジナル・カーディナル3
カーディナルの塗装屋、M factoryにて塗装を剥離し
18ステラなみのピカピカ・クロームシルバー仕様のはずが
塗装を剥がした時点で、オービス顔負けのビンテージぶりに、すっかりハマってしまった
まずは、待ち焦がれた早春の川で活躍させてみたい。





3月 9日

19セルテートという選択肢」

 

ツインパワーがハイブリットの樹脂ボディ化した現在
金属ボディの19セルテートも忘れてはならない
シマノツインパワーXD 同様、アルミボディと軽量ローターの組み合わせは
強靭なボディとバワフルな巻きを持ちつつも
軽量ローターからくる繊細な巻き感度も両立している
マグネシュームボディの18イグジストの軽快な巻きと比較して
自重は確かに重いが、ギアの作り込みはタフそのもの 
今回はそんな気になる!? 19セルテートをフルチューンして内容を検証していきたい

  
金属ボディを持った感じはズシッときた
最近の軽量リールを多く整備していると、このズシッとした重みと剛性感が、
頼もしそうで、むしろとても心地よかったりする


  
リアカバーを止めているトルクスビスを外すと、ギア内部がぱっくりと見える
特殊工具なしでも、ギアグリス塗布等のメンテでアクセス出来るのは有難い
極厚で強靭なギアは歴代セルテートの最大の特徴
アルミの極厚ボディに収まることでタフさを象徴している


  
メイン部は勿論、ラインローラー はマグシールド、ラインローラー ダイレクトへ交換


 
ローターナットカラーを金属から含浸オイル樹脂へと変更することで
ヌメヌメセルテートをさらにヌメヌメにする


 
フルチューン後は、ギアにはしっかりとグリスを塗布して耐久性を向上しつつも、
ハンドルの重さでスコン!スコン!回るスムースで軽い巻き心地になった。
巻き感度と耐久性を併せ持つダイワの最高傑作の一つである

※  マグシールド機構は防塵、防水性を高める機構であり
キャンセルすることで耐久性が純正より劣る場合があります
またメーカー保証は受けられなくなることが御座いますので御留意ください






3月 2日

IOSチューンとキングサーモン!

IOSチューンと言えば、イメージするのは1gにも満たない繊細な釣りのイメージがあるが
反面、マグロや石鯛や怪魚ハンター達から、IOSオイルやグリスの愛用者も多く(特に海外)
彼らをして、これ以上のものはないと言われ
真剣勝負の修羅場を多数経験してきた彼らの言葉は実に重い

通常、オイルやグリスはカテゴリー別に分けて使用するのが普通であるが
IOSの場合、1gの釣りから200gのマグロ用ルアーであっても
オイルやドラググリスはたった2種類
ギアグリスは1種類で対する、高性能ならではの懐の深さがある
今回の紹介するのは先日キングサーモンをヒットしてインプレ・コメント頂いた、IOSユーザー
文字通り世界中を飛び回る怪魚ハンターである彼から
美しいパタゴニアの画像が送られてきた
彼は、パタゴニア釣行を前に、ステラ4000とアンバサダー5500C
そしてカルカッタコンクエストのチューンをリクエスト
メインのオイルはIOS-02を、ドラググリスはでかくまドラググリスを
ギアへは IOSギアグリスを使用し、連日のハードな釣行を意識した耐久性重視のセッティングとした
結果は、千載一遇のチャンスをモノにした
彼の満足そうな笑みが証明している。

 


 


 


 


 





2月 21日

「ピシファン、IOSオイルで劇軽!?

 


スタイリッシュなハニカムスプールが目をひく「ピシファン」というリールが注目されている
人気の理由は、11ベアリング仕様ながら、簡単なIOSオイルメンテだけでも
期待を良い意味で裏切る巻きの軽さと上質な巻き感。
シャロースプールを備えたラインキャパは実質、2LB100mであり
1000番クラスでの自重が166gとなかなかの気になるスペックなのである
これからルアー釣りを始める新規ユーザーが一番ネックとなるのはリールが高いこと
そこそこの使えるリールを国産で揃えるとなるとやはり2万円前後はかかってしまう
ピシファンのよい所は
入門機らしからぬスタイリッシュなデザインと
価格からは想像できない精度の高い巻き感がアンダー1万円で手にいれられることである
一応ラインナップには2000番以上の番手もあるが、
価格なりのボディとギアの耐久性を考慮すると、
1000
番クラスがこのリールを最も活かせるクラスと思っている
ラインローラー も2BBでそこそこ回るし、ドラグは正直悪いものの
国産の1万円代と比較してもひけをとらない性能でお勧めの一台である
国産メーカーではないものの、国内メーカーの中堅機種でさえ、国外生産の時代である
勿論、ピシファンでずっと乗り切れるほど釣りは甘くないと思うが
釣りの楽しみを知ってきたビギナー達のステップアップとして
さらに性能のいいリールを購入するきっかけになればと思っている
こういったリールとIOSオイルやグリスの相性はまさしくドンピシャ!
フルチューンすることで、尋常でない巻きの軽さとなるピシファンを
実際にバラして検証してみることにする


 
ハンドルは同クラスの20ルビアスより約+5g重いアルミマシンカット製
デザイン的にも悪くない、IOSノブ系全て装着OKが嬉しい()

 
スプールは国産よりやや重め、スプールセンターにはベアリング仕様によりドラグ性能も悪くない

 
純正は高価なカーボンワッシャを採用、国産品へと交換

 

ローターナットセンターもベアリング化されている

 

ローター単体重量は20ルビアス2000番に匹敵する軽量!

 

ラインローラー も2BB仕様、ラインローラー ダイレクト16,17を無理やり装着してみた()

 
樹脂ボディ自重は怒涛の19.6g、しかしボデイ剛性は低く夏場が不安

 

フレーム剛性(硬度)は低いが精度はなかなかのもの
ギアは亜鉛ギアなので耐摩耗性は低いが初期馴染み性にすぐれる特徴があり
滑らかで軽い巻きを好むライトゲームにはむしろ歓迎されるギアである

 
巻きが重い原因のワンウェイローラークラッチ。
安易なピン抜き等の対応では巻き重の改善出来ず
今まで国産リールでは絶対ありえない調整(分解)をすることで超軽巻きとなる

 
ダイワと同等のS字カム方式を採用、この方式自体は昔からあったものだが
ダイワのリアルフォーに酷似しているのは否めない

 
回転は軽快そのもの、各部のベアリング精度はそれなり感は否めないし
耐久性は未知数であるが、アンダー1万円(最安6,350!)のライトゲーム入門機としては
フルチューンしての拡張性も含めて、大変コストパフーマンスが高いリールである
反響次第では今後 Dステムやラインローラー の登場もやぶさかでない()


 
画像のIOSラインローラー はプロトタイプとなります。
現在ピシファンにはハンドルにはIOSノブが装着Okですが、
Dシステム及びIOSラインローラー は装着不可です





2月 18日

「リールの軽量化と引き換えにもたらされたもの」

最近少し、待てよ!と思うことがある
リールメーカーの軽量化の加速である
勿論、ある意味では軽さは絶対的な付加価値をもたらし
様々な恩恵をアングラーにもたらす反面、リスクもある
その広がりは、リール個々の特色まで排除するかのように
聖域とも思っていた、タフネスがウリのツインパワーまで一部樹脂ボディを採用してきており
その巻きは往年のどっしりとした巻きから軽快なバンキッシュのような巻きとなった。
ツインパワーの愛用者はどちらかと言えばタフネスを求めるユーザーが多いから
彼らの使用にギアの強度が耐えられるのだろうか

リールの心臓部とも言えるギア
軽量化を進めるあまり、剛性感が低下してしまうと
ギアの支持が安定しなくなり、巻きの質感に影響を及ぼしてくる
ロッドに装着した場合にも、バランスの問題から軽さが増すことで
ハンドリングがどうしてもブレることがある
リールにとって盲目的に軽量化をすすめることは正常な進化と言えるのだろうか?
確かに自重は数値的にとても判りやすい付加価値なのは判るが
単に魚を獲る漁でない、趣味性の高い釣りというものは
釣行前の準備から始まるプロセスそのものも楽しみの一つだから
ほとんどの人が心地よい巻き心地をリールに求める

心地よい巻き心地をメーカーが忘れたら、リールはただの糸巻き機械になる

 
150g台がアベレージになりつつあるフィネス・リールを使っていても
手には200gある機械式時計をしていたり・・・
人間というものは本当によくわからない動物である()





2月 15日

20ルビアス・モアパワー感の苦悩」

 

さて、20ルビアスFC LT2000S-Pのフルチューンの実際を紹介したところで
いよいよ実釣をしてみることにした。

結論からいうと巻きはステラ並にとても軽くて滑らかでスムース
金属的なボディ剛性と自重が軽い為かリトリーブ感度も悪くない
総合的にはリールの巻き味同様に引っかかり感やトゲトゲ感があるでなく
価格的にも大変うまくまとめているなあーという印象である
おそらく今年人気の売れるリールになると思う
勿論今どんなリールがお勧めですか? と聞く人がいれば
ほとんどの人が20ルビアスです!と答えるだろう。
それが万人受けする外さない答えだからである

しかし私は良妻賢母がとにかく苦手らしい()
平均的にそつなくまとまっているより
平均点にはトータルで達しないけど、何かがトンガっていて
それに対して、この上なく魅力を感じてしまうのだから仕方がない
この万人受けするであろう、20ルビアスの一つだけ気になること・・・
恐らくそれは最近のシマノにも少し感じていることであるので
ダイワだけの問題でないのであるが、
同クラスの今までのリールと比較して軽量化を進めるあまりに、
巻きのパワーが弱くなっていないか?ということ。
恐らく私の勘違いだと思っているが
魚をヒットしてからの魚の寄りに時間がかかる気がする

因みに今でも人気の05イグジスト2004
一つ上の番手の2506とギアを共用している。
さらに往年の名機TD- Z 20042506とギアを共用しているからシーバスにも楽々使えてしまうのである
言い換えればワンクラス上のパワフルなギアを2004はボディにぶち込んでいるのである。
数週間か前に石川にあるドリームレイクで、
05
イグジスト2004 ハイパーカスタムを使い
シヤッドの早巻きでパワフルな釣りを楽しんできた
確かに05イグ、しかもハイパーともなれば癖が強いリールかもしれない。
しかしその際、良型のバスを相手にハンドルが固まって巻けなくなるような経験は一度もなかった
最近のリールは、軽量化を進めるあまり、ほとんど専用化されたギアとなり
場合によっては、2000番に1000番のギアが入っているリールもある
また、単純にギアの大口径化=パワーとはならない所がまた面白い所である
勿論、パワーなんかそんなに必要ないですというユーザーはそれで良いと思う
しかし、モアパワーを求めるユーザーは、ある程度重くてもワンランク上のクラスの
リールを選択する時代が来るのだろうか ?


  





2月 10日

20ルビアスと18イグジスト 徹底比較検証 〜4/4

今年のFショーで20ルビアスを回したことがある方なら
20ルビアスのスムースな巻き心地が印象的だったはずだ
私も初回から相当クオリティ高く仕上げてくるなあーと感じた
店頭に出回り始めた20ルビアスは個人的にはややギアのクリアランスがきつめに感じたが
それでも、スムースに巻けてしまうのは
ギアの精度が著しく向上したことに他ならない
今回はそんなスムースな巻きを支える脇役を紹介していく

 
ギアの支持ベアリングは18イグジストより-0.5mm厚み増しのシールドベアリングに変わった
より強靭な巻きを可能にする
※ 18イグジストも強化ベアリングチューンを実施中


  
スプールセンターは純正のメタルカラーからベアリングへ変更する


 
 
オシレーティングポストの支持の違いに注目
18イグジスト の巻きが20ルビアスよりスムースかつ上質な理由はこんな所に違いが
感覚的には18イグジスト の巻きのほうが軽く感じる理由!?


 
現状Dシステムは18系が、FC LT2500Sのみに対応する
FC LT 2000Sはシャフトの短さからDシステムが干渉する
試しに穴位置をずらしたプロトを作成、まもなく市販化予定


 
Dシステムの取り付けは付属の長いイモネジを使用する


 





2月 9日

20ルビアスと18イグジスト 徹底比較検証 〜3/4

純正から少しでも巻きを軽くしたい時のヒント
それはグリスインタイプのハンドル支持の両サイドのベアリングと
メインシャフトにIOSオイルを塗布する
グリスとの相溶性もよく、巻きが軽くなっていく
専用治具(近日発売予定)があればサイドカバーを外して
ピニオンギアのベアリングにIOS-02
ドライブギアには少量のIOSギアグリスを塗布するのもオススメ
メンテナンスの容易性も最近のダイワリールの特徴である
それでは、引き続き、フルチューンを通してFC LT 2000S-Pを解析していく

   




 
金属製のローターナットカラーを含浸樹脂製とすることで
より軽く、スムースなオシレートを可能にする(非売品)


 
スプールリング付近比較、20ルビアスと比較して
18イグジスト はツルツル、さすがハイエンド機種である


  
ロータ比較、自重はほとんど変わらず


 

マグシールドを外し、ざっとバラしてみた。
ON&OFFレバーは無くなりシンプルな構造


 
ギアは共に冷間鍛造。ピッチも同じ


  
ボディ自重比較、思っていたより変わらない
ON&OFFレバーを廃すことでワンウェイローラーのカバーをボディと一体化し
より防塵性を高めた所が興味深い






2月 8日

20ルビアスと18イグジスト 徹底比較検証 〜2/4

今回は、エリアやアジングで最も使用頻度が高い20ルビアス FC LT2000S-Pについて検証していく
実売価格は25,000円?30,000円ちょいといった所
価格的に23倍する18イグジストとどこが違うのかとは素直な本音だろう
個人的にも
18イグジストFC LT2000S-P フルチューンしてほとんど見分けが付かなかったらどうしようと
少々不安になってきた。
純正の状態はマグシールド搭載だけあってリトリーブは重め
だからと言って
20ルビアスに罪はない
カテゴリー的に汎用リールとして様々な用途を考慮したリールの宿命とも言える。
早速バラしてみることにする

   
 スプール比較、20ルビアスがわずかに軽量!


 
 ラインローラー固定ビスは初期ロットらしく
 取り付けビスが外れないほど緩みどめ剤で固着、無理は禁物
 アルミのビスは容易にネジが切れて破損してしまうので注意
 スプレーオイルをラインローラー の上の隙間に吹き付けて
 浸透させた後ネジを緩めながら外すとうまくいく


 
IOSラインローラーはダイレクト 16,17系が20ルビアスには適合する。



 つづく





2月 7日 「20ルビアスと18イグジスト 比較検証

ダイワのルビアスと言えば、TD時代の04ルビアスから続くダイワの代表的な中堅機種リールである
歴代の先進的技術を積極的に盛り込み
ハイコストパフォーマンス・リールとしてユーザーにも絶大な人気のあるリールである
今回紹介するリールは04ルビアスから数えて4台目となる最新20ルビアスである。
その人気ぶりは、今月リリースしたばかりと言うのに
毎日数台の20ルビアスをフルチューン依頼が殺到するという過去のルビアスの発売にはない過熱ぶり
個人的にも、うーんとうなるほどになっからいい!  ※上州弁()
20
ルビアスについてリールチューンの目線で解析をしていく

  





1月 28日

18イグジスト 巻き質感強化チューン」

最近リールチューンの突っ込んだ話題がないので今回は少しマニアックな話題を一つ
ダイワ自慢のライト&タフ(LT)のコンセプトをさらなる強化するべく、
IOSでは2年の試作を経てギア支持軸のベアリングの肉厚化を伴う、
より剛性感溢れる18イグジストのチューニングを実践投入している

個人的にも1シーズン使い倒して耐久性等を確認しているがすこぶる良好、
今後リリースする20ルビアスにも展開していきたい
ベアリング肉厚化によるメリットはさらなる巻きの質感向上、巻きパワー感の体感など、
心臓部のギアをしっかりと支持する恩恵は想像以上に大きい。
具体的には18イグシスト LT 2000S-Pを例にとると
ドライブギアの両サイドの支持ベアリングを
オープンベアリングから厚み+0.5mmのシールドベアリングとすることで
よりがたつきの少ないスムースな巻き心地と
シールドベアリングならではの防塵性能が向上する
そのため、専用のステンレス製スペーサーを作成した
このスペーサーリングが今回のチューニングのキモになる
従来の0リングからステンレスのリングに入れ替えて
ギアのシム調整をしたのち組み付けることで
様々な方向からの応力に対して強靭かつスムースな
LTコンセプトをさらに引き立てるイグジストらしい巻き心地となる
分解を伴いベアリングの交換も必要となるが
それを実施するだけの価値あるチューニングであるので
お気軽に御相談ください


 

 

 


 

1月 25日

「コルト SAA!?オービス75A

オービス75Aと言えば、ちょうどカーディナル3と同じくらいのサイズ感
そして、カーディナルが Scandinavia designなら
マカロニ・ウエスタン臭漂う、バリバリのmade in Italy
色からして西部劇でよく出てくるコルトSAAのボディに似ている(話題古いか?)
私が学生の頃はオービスと言えばフライタックルで有名であり
そのカタログの一番最後にボツんと、やる気なさげな感じで掲載されていたリールである
なのに、私は冒頭のフライリールに目もくれず
お魚が大胆に刻印してある、おむすび型したオービスのスピニングに釘付けとなった
理由は判らないがとにかく simple is modernなのである
しかし値段をみて愕然とした、とても学生の小遣いで買えるシロモノではなかった
もう諦めて忘れるしかなかった

時は流れ、最近はちょくちょくと中古を目にする機会があって
学生の頃の反動か使いもしないくせに、なんとなく手がいってしまうリールなのである
私は機会ある度にダイワやシマノの開発に言っていることがあって
どんなキャストしようがバックラッシュしないベイトリール や
全てがオートマッチック化してブラックボックス化していくリールを見ていると
機能を究極なまでに高性能化するほど、ユーザーに飽きられやすくなるよと言っている
逆にいえば高性能を進めていくことは、技術が進歩しているのだから当然難しくない
反面simplemodernなデザインコンセプトのリールを作る方がどれだけ難しいか・・・
同じ方向性のリールばかり作ってないで、部品点数も少なくて、
よりメンテナンスも身近なユーザーが深くリールと関われるリールもありじゃないの??と思う
釣りはその全てのプロセスが楽しみなんだから、リールとて実釣に使う以外にもイジイジとメンテナンスしたり
ニヤニヤと眺めたり、意味もなく家でクルクルまわす愛べきものじゃないの??と一人で激しく抗議している()
こういったオールドリールを眺めていると、狩猟から発展した魚釣りとしての
人間が扱う道具としての本質が見えてくる気がする。
最後に、フルチューンオービスはカーディナルに近い巻き感度と
現行リールではあり得ないぶっ飛びリールということを付け加えておく()

 
ロケットベールのオービス50A
フェザリングもスプールリングの形状から極めてコントローラブルである。
もちろんオートリターン
ミッチェル同様、リターンの音が金属質にカシャリと心地よい。
これで酒が飲めるほどである。


 
当時のサンライズで78,000!?18イグジスト 買える()


 
ギアのゴロ感は無かったが・・・・


 
ラインローラー は錆びて回らずはお約束


 

チューニングとは面取りして、磨いてラインローラー をビュンビュン回すこと


 

ベールも磨き


 
オートリターンしないぞ!?オービス病を直すのもチューニング(調律)


 
オービス3兄弟、50Aはエリア、75Aはネイティブストリーム、100Aはレイクで
個人的にはロケットベールはローターブレが大きいのでノーマルでも良い派
ロッド装着の際にはリールフットが短いので、リールシートに工夫が必要






1月 24日

「ベイトリール 探訪」

日本のリールメーカーといえばシマノやダイワを連想するが
どっこい、純国産の五十鈴リールというリールメーカーがある
個人的に古い付き合いもあり、先日はアンバサダーのリールローフットや
五十鈴リールのチューニングオイルについての詳細な打ち合わせ(ヨタ話とも言う)
埼玉にある五十鈴リール川越工場にお伺いした。
そこでは、一貫してメイドインジャパンにこだわり、フレームからハンドル細部まで全て自社生産にこだわり
機械油香り漂う場内において、宝石の如く美しいリールが作られていた
ハンドルも一枚一枚プレスで抜いており
フレーム型も全て自社生産、フライス盤は汎用品で
職人技の超絶技で11つ品質検査をチエックしながら
熟練工により丁寧に組み立てられている

現在の技術を持ってすれば、さらに効率良く作れるとも思うが
最終的に人が扱うリールだけに、機械に全ては任せられないこだわりがあると言う
よく見ると、ABU社のOEMをやっていたり
様々なOEMも手がけているのが、おびただしいプレス型からも見て取れる
どんなに技術が進歩しても組み立ては結局は人がするもの
これからもそれは変わらないと思った
(現在組み立てるリール好きなスタッフ募集中だそうです!)

帰り道はいつもお世話になっているキャスティング南柏店の小林さんに挨拶
小林コーナーのABUアンバサダーの数は私が知っているだけで国内最大規模
オリジナルから復刻まで今は無い無いと言われてる綺麗な2500Cも目移りするほどある!
カーディナル333も勿論ある!
さらにオービス5075100もある!
勿論1/23日の時点の在庫であるが、それにしても目移りしてしまうから困る
ちよっとしたミュージアム状態!
ここには嫁さんや彼女とは絶対来ないほうがいいと思いました()
以前、ウチの嫁さんに付き合っている当時、「釣りが趣味です」と話して
結婚したら、「好きとは聞いてたけど、ここまで好きとは思って無かったあー」
とあきれられたことがあるが、そういうのが露呈してしまう恐れあり()

  

  

  





1月 23日

「ジャパンフィッシングショー2020 その4

今年も、みなとみらい・パシフィコ横浜で開催された、
ジャパンフィッシングショー
改「釣りフェスティバル2020
最終回は番外編です()

 
私と180度違って真面目&誠実な人柄森田氏と
DS LT 1000S-Pの企画者でもある


 
森田氏企画の2020年復刻カーディナルはゴージャスなCDLシリーズ
勿論IOSカスタムパーツは全て適合する


 
最近はベイトフィネスがマイブームだと言うご存知Dコンタクト開発のギター好きな平本氏
年齢を感じさせないエネルギッシュな開発活動には脱帽!
御自身の作品を愛おしそうに語っていた
バスロッド並みかそれ以上にトルクのあるラグレスボロンは、玄人好みのアクションとして
私のDコンタクト用のメインロッドであり4種類をフィールド別に使い分けている


 
ダイワ開発の野口氏とは旧知の仲
今回も20ルビアスやスティーズAir twなど彼の手がけたものに外れは無い!(と思う)


 
ゲーリールーミスの回し者、ノースコンポジットのUSAスタッフとIOSロッドの企画会議
何を喋ってるかというと
「あのさーブランクスは性能唯一無二で良いんだけどさあー」
「ロット数も多いし高いんだよー」
「もっとさーロット少なくしてさー安くしてよー」
「オタクも大変なのはわかるけどこっちも大変なんだからさー」
「ゲーリーに言っておいてねー」
そんなことを適当に言いました()


 
五十鈴リールの林社長とは、歳も近くてかれこれ20年来の付き合いになる
リールの納期が遅れに遅れて謝っていて少し凹んでた
いつも話題はもっぱら釣り業界の話は勿論、年齢を感じさせる健康話が多い()


 
職業釣り師オヌマンこと小沼氏と、実は彼もIOSオイルやグリスの愛用者だったりする
彼の人柄と理論的かつ現場主義的な釣果実績で多くのファンを持つ
名実ともに
真のフイッシング・プロである


  
夜更かししすぎによる寝不足で座り寝・・・・・
皆さまFショー3日間お疲れサマでした。
個人的にも大変楽しめました!!
今後はフィールドやイベントに舞台を移して皆さまとお会い出来ることを楽しみにしています





1月 21日

「ジャパンフィッシングショー2020 その3

今年も、みなとみらい・パシフィコ横浜で開催された、ジャパンフィッシングショー改「釣りフェスティバル2020
シマノリールのインプレに続いて気になるライバルのダイワのリールについて
私なりの独断と偏見のインプレッションをしてみたい

まずは20ルビアス。
今回のブースで人気の
大人気でようやく触れたリールである
一見するとセルテートをイメージするモノトーン調でシックな風合いは
要所にゴールドのポイントをあしらい、価格以上の質感があって好感がもてる
DS LT1000S- Pと同様にボディ及びローターをザイオン素材とすることで
剛性感からくる、金属的な響きを伴う巻き感度は素晴らしく
自重は2004クラス比較で15ルビアスよりなんと-35gの軽量化の150g
マグシールド仕様はそのままに、ライバルの19バンキッシュC2000S明らかに意識したスペックと言えるだろう

エリアからアジングなどで活躍するもっともライトなFC LT2000Sを例にとると
ギア比5.1でハンドル巻き上げ長は67cmというノーマルギアは
FC LT2000番台のP(ローギア)シリーズもしくはH(ハイギア)シリーズの間の
一番汎用性が高いギア比の魅力あるスペック
初動のレスポンスは15 ルビアスより-5g軽量化したロータを採用したこともあり
大口径ギアの恩恵も相まってあきらかなレスポンスの良さが確認出来た
肝心の巻き心地はFC LTのコンセプトそのままにシルキーな巻きとパワフルさを併せ持つ
そして優れたメンテナンス性も忘れてはならない
リールボディのサイドカバーを外せば容易にオイル&ギアグリスも塗布出来てしまうから
簡易メンテやヘビーユーザーにはこの上ない実用性の高いリールとなる

サイドカバーの専用工具はまもなく発売予定です

さてベイトリール はどうか?
ついにここまで来たかの、究極のベイトフィネスリール スティーズ Air TWである。
私がひそかに楽しみにしていたリールである

実機をみて、ここまで完成度を高めてきたことに唸った
1gキャストも楽勝と言われる超軽量6.6g28φのSVスプールは
スペックからは想像もつかないヤワなイメージが一切なくむしろ肉厚にさえ思えた
これはフィネスにありがちな弱さが感じられず
強気に攻められるイメージを感じた
ベイトフィネスは
いずれ8lbから6LBの時代にくることは予想していたが
バスは勿論、エリアからストリームまで本気でスピニングの範疇を脅かす如くの
ゲームチェンジャーになりうるリールである

 

 

 






1月 19日

「ジャパンフィッシングショー2020 その2

 

今年も、みなとみらい・パシフィコ横浜で開催された、ジャパンフィッシングショー 改「釣りフェスティバル2020
今回は例年より1割り増しの来場があり
特にファミリー層が多く来場しているというデータが公開された
イベントのネーミングをお祭りイメージとし未来のアングラーになりうる子供達向けのアトラクションを増やしたことは大いに評価したい
さて、大人の関心は各メーカーブースの新製品
特にリールメーカーの動向が私はきになる所であり
まずはシマノのリールについて私なりのの独断と偏見のインプレッションをしてみたい

まずはNEWツインパワーが興味をそそった
第一印象の見た目は黒っ!
持てば軽っ!
これがツインパワーなのかという印象
確かに15ツインパワーと比較するとC2000 S-15g4000XG-35gという
従来の樹脂ボディのローターから金属ローターにしたにも関わらず
大幅と言っていいほどの軽量化となった
心臓部のギアはついに()マイクロモジュールギアを採用
巻き心地は、自重の軽さもあって常時ギアがしっかりと噛み合ってる感が伝わる
まるでバンキッシュを回している感覚だった
この感覚はマイクロモジュールギア独特の感覚で好みが別れる所であろう
ツインパワーと言えば、質実剛健で多少重くても、ギアもタフだし
ボディもタフなツインパワーだからという一時代を築いたステラとは明確に違うコンセプトがウリのツインパワー伝説はもう過去の話となるのか!?
メーカーの戦略もあると思うが
ラインナップが自重の軽さを優先していき
各リールの特色が薄れつつあると私は危惧している

お次はNEWベイトリール、SLX MGLである
剛性感溢れるハガネボディにサイド面にブランキングを施した第二世代マグナムライトスプールは
強靭かつ
慣性モーメント比を10%ダウンさせて軽量ルアーのキャスタビリティを向上させている
価格も21,000円と、ライバルメーカーのタトューラSVTWを意識して大変リーズナブル
兄貴分の対バックラッシュ性能を向上させた超コストパフォーマンスのSLX DC(27,500)も含めて
マイクロモジュールギアで無く通常のギア採用し
耐久力も向上しつつも巻きはとにかくスムースである
シマノのエントリーベイトリールクラスとしては一押しと言えるリールである

  

 





1月 17日

「ジャパンフィッシングショー2020 その1

今年も、みなとみらい・パシフィコ横浜で日本最大のフイッシングショーが、釣りフェスティバル2020と改まり開催した
業界にどっぷりとハマってしまった私にとって会場は新旧のメーカーの開発の方やルアーメーカーのテスターの方々との
同窓会のようなものでありとても身近なものに感じる
そして、華やかなリール大手メーカーのブースで
今年一年を占うリールとの対面は毎年のことながら
さて、メーカーはどんなことをやってくるのだろうか?とか
へえーなるほどねえーと唸ることもある
そんなリールをクルクルと回しているとIOSのカスタムパーツは装着可能か?
チューニングの伸びしろはどこまであるだろうか?など
なんとも現実的な感情を抱くのもリールカスタムメーカーならではである
それでは、いよいよ実際のブースにお伺いして、私の独断と偏見なインプレッションをしてみることにする

続く・・・・






1月 15日

「ハイパーデジギア2004

  

「ギアの切削に14分もかかるんですよー!!
開口一番ダイワの開発がぼやいた
イグジスト ハイパー 2004のドライブギアである
確かに、ステンレス製のピニオンと真鍮の組み合わせは強度が純正と比較して比べ物にならないくらい硬く強い
反面、加工の時間はかかるものの、精度は惚れ惚れするほど高い
なんとなくハイパーデジギアはゴロ感の代名詞のようなイメージがあるが
きちんと組み付けて、テメンテナンスをすることでIOSフルチューン・ハイパーイグジストの耐久性は
3年あたりが調子が出てくるといわれるほどであり
IOSに持ち込まれる05イグジスト の半数近くがハイパーギアという、未だに人気が衰えないリールである。

巻きはシマノのステラと対局のサラサラした乾いた巻き感
私は管理釣り場なのにそんなにハイパーな巻きは必要あるのかと思っていたが
実際に現場で使ってみて、ハイパーな巻きは勿論だが
リールの自重からは想像出来ない、ボディ、ローターなどオール金属ならではの硬質的な巻き感度と
異次元の超軽巻き感にすっかり病みつきになった
なるほど大物攻略用にハイパーデジギアイグジストのユーザーが多数いるのも頷ける
使うシーンは、私の場合は、裾野、鹿島槍、安曇野フイッシングセンターなど
繊細なマイクロスプーンの巻きは勿論であるが
比較的大き目のルアーやミノーの攻略にオススメで
大物魚ならではの小さな違和感のアタリをしっかり捉えるのである
自重は現行リールと比べると50g近く重いし
ギアも2万円と高価であるので、一般受けはしないかもしれないが
年々樹脂化が進むリールへのアンチテーゼなのか
所有している05イグジスト 全てがハイパーというIOSユーザーも珍しくない
大物が多数ヒットが想定される場所に最適なリールである

いよいよ来週末の金曜から横浜で Fショーが開催される
私も土曜から山豊テグスやスミスのブースにお伺いしながらリールメーカー開発との再会を楽しみに
横浜に滞在するつもりであるので興味ある方は当日お気軽にお電話ください。


 
スムースかつ雑味の無いオシレートの要はローターナット・カラーの樹脂化
オイル含浸樹脂素材により、引っかかり感は皆無
ギアのゴロ感やシャリ感の軽減にも繋がる小さくとも大きな効果があるパーツ
サイズの違うものを選別して装着するので非売品となる


 
ハイパーデジギアの組み付けはギアの特有の癖があり、組み付けは難しい部類に入るかもしれないが
精度最悪のポケモンリールに比べたら優しい()
アルミ製とは一味違う超軽巻きがユーザー病み付きに!?


 
ハンドル長は2004サイズなら45mmがベストマッチ!
軽量の社外ハンドルを装着すると巻きが重く感じる人はRCSタイプを強くお勧めする。
これはローターとの自重とハンドルとの重量バランスの問題
リトリーブは回転の円運動なので、シンメトリーが近いほど巻きはスムースかつ軽い巻きに近づく
以前、大変華奢な超軽量マシンカットハンドルを試作してTDに装着
これで完璧と思いきや、究極の巻き感度所か、巻き出しが極端に重くなってしまった経験があってから
ハンドルの自重とローターとの自重との関連に意味があると感じている
以前ブームだったショートハンドルも巻き出しの重さが違和感となり人気薄
但し今後のローターの軽量化とともにハンドル長も変化してくると思われる





1月 14日

「ワイルドワン 名古屋 守山店のイベント」

IOSユーザーが全国の中でも多い名古屋
そんな彼らのラブコールに答える形で実現したワイルドワン 名古屋守山店でのイベントは
来場の方は新旧IOSユーザー様が多数来場
ラストまでお客様が絶えることなく大盛り上がり!!
予定より2時間オーバーしてのイベントとなった
場所柄、ソルトからエリアそしてバスと恵まれた立地にある名古屋らしく、様々なリールが持ち込まれて
スタッフ関口様や加藤様の人柄もあって終始和やかなムードの中イベントを終了した
これからも大切にしていきたいお店の一つである

 
ニコニコなユーザー様の盛り上がりと対照的な心配そうな眼差しの加藤スタッフ()
初めての店舗のイベントならではの光景である


 
当日はソルトからエリア、バスまで数多くのリールが持ち込まれた


 
軽くスムースな巻きに思わず溢れる笑顔にイベントの緊張も和らいで!


 
劇軽になって大喜びのTD系大好きIOSユーザー様


  

 
スタッフ皆様も個人所有リールの変貌ぶりに仕事を忘れて巻き続けて・・()





1月 10日

「カーディナル52&PENN 420SSも黙ってはいない!?

  

さて、カーディナル52PENN 420ss である
なんとなくデザインに惹かれる、味がある
他の人が使ってないからという理由などで最近ジワジワとIOSに持ち込まれるリールである
釣りという趣味の特異性は、単なる性能至上主義では説明がつかない懐の広さがある
前述の2機種は、現行のトラウトリールが150g台が当たり前の時代に
どっしりとした重量感でその存在感を引き立たせており
それにも関わらず、フルチューンすることでエリアでも軽巻き仕様になって普通に使えてしまうから、みかけでは判らないものである
まさしく「軽ければいいって言うもんじゃないよー」と言っているかのようである
実際リールの絶対重量が軽くても、合わせるロッドの重さによりトータルで重くなっているタックルもある
スペックは比較対象の数値としては、大変便利かもしれない
しかしたった5gの差だからと、最大限軽いリールを盲目的に選んではいないか?
ギアは ?剛性は?巻き感度は?そしてもっとも大切なデザインと官能的な質感は?
人間だからスペックでは測れない、大切にしたい思いを無視すると
最終的にしっくりこなくて、手放すことを経験したユーザーはとても多い。
それは私達が単なるロボットではない証明でもある
そういう意味でも自重というスペック至上主義の昨今に対してのアンチテーゼとして、実に興味深2機種である。
それでは実際に分解しながら、考察してみたい。


まずはカーディナル52
カーディナルCシリーズの流れをくむリールである
ボディとロータは金属製、ギアはステンレスと真鍮の組み合わせにより
他のカーディナルと同様、メンテしながら使えば一生物の耐久性がある
IOSカーディナルハイパーが適合するラインローラー により
ライントラブルは皆無、飛距離も十分
巻き感度もフルチューンすることでエリアスプーンの巻きでもしっかり感度が出るほど
ストリームからエリアまで、万能選手のリールである
合わせるロッドは、メタルリングと銘木のリールシートが備わっている、ビンテージなロッドがよく似合う

  



次はPENN 420SS
どちらかと言えば、ソルトウォーターのリールのイメージが強いペンは
トラウトにも使える小型リールのラインナップもある
作りはさすがペン、こんなに頑丈なリールでいったい何を釣れと言うのかと思わせるくらい
質実剛健、ギアのレイアウトもサイレントストッパー機構もシンプル
それでいて、メンテ性も高い
こちらもフルチューンすることで大化けするリールになるから、チューニングとはつくづく面白い。
2台のリールは共にウォームギア方式。
巻きの力がとても弱いがそれがメリットとなって、水中のレンジがわかりやすいこともある
特にエリアなどのスプーニングに、サイレントストッパー仕様のオールドタックルを検討されている方にはオススメしたいリールである。

  

 






1月 5日

「バリスティックFW LT1000S-P

 


色々なリールを整備しているとどうしてこのリールは売れないんだろう?と思うリールがある
今回紹介するバリスティックFW LT1000S-Pもその一つである
ノーマルのバリステックは、価格の割には過剰クオリティな()セオリーの後継機種
それに対して、FWは淡水専用で使われるのを前提としてマグシールドレス仕様のリールである。
ラインナップは
バリスティックFW LT1000S-Pが一番小さく
その上のFW機種はFW  LT  2000SS-XHの仕様が続く
共に自重は160g、ただしFWはノーマルバリステックと比較して
2,000円ほどお安く、実売で27,000円という
ダイワの中級機種でありながら

ローター、ボディ共にザイオン製による剛性感と
極厚なドライブギアは限りなくシルキーかつ強靭
ドラグ耐力は5kg、エリアは勿論ネイティブにも楽勝の剛性感
そして、グリスアップも可能なメンテナンス性の素晴らしさといい
フルチューンベースとしての拡張性など
これからエリアやアジングを始めようとするユーザーから
コストパフォーマンスの良いものを探しているユーザーへ
私が自身をもって安心して勧められるリールの一つである
しいて欠点を挙げるとすれば、手持ちの今までのリールとのレギュラー争いに悩むことくらい。
それほどまでに衝撃的なルーキー的存在である

しかし、同時期に登場した19バンキッシュの自重のスペック話題が
一人歩きした感もあって以外と人気がないFW LT1000S-P
今回は簡単メンテとカスタムを紹介していく

 
まずはラインローラー をカスタマイズ
ラインローラー ダイレクト16,17系が適合する究極の回転性と強靭な耐久性をあわせもつ
まさしくLTコンセプトのリールに適合するスペシャル・カスタムラインローラーである


 
ドラグはIOS Dシステム 18系が適合する
精度と剛性感を高めることにより LTコンセプトに適合する新しいコンセプトのドラグシステムである
特に初動からのシームレスな立ち上がりは各本面から高評価を頂いている


 

 

 

肉厚のザイオン製ボディカバーを止めている3本のビスを外してカバーを外すと
容易にドライブギアへとアクセス可能

野太いドライブギアへはIOSギアグリスを塗布し
その他のベアリングや可動部はIOS-0102を使用状況により使い分けることで、
上位機種に迫る巻きの質感を体感できる

合わせてギアのシム調整も可能、
この方法は
カルディア、タトューラ、DSにも共通する
今時の
メンテを拒むリールが大多数の中、メンテによる効果を即体感出来るリールである


 
ハンドルノブは色調を合わせれば、ネイティブではマンハッタンのマッドブラックか
エリアやアジングでは黒檀ウッドノブがオススメである






1月 4日

「ハーブの里Fエリア、イベント御来場ありがとうございました」

先日5日は長野県ハーブの里にて恒例の新年イベントを実施した
当日は多数の新旧ユーザーに御来場頂き
お昼休みも無いくらい多くのお客様に御来場頂いた
特に嬉しいのはほとんどのユーザー様が熱烈なIOSユーザーという事実
今年から時間を短縮してのイベント進行となるが
今後も定期的に実施していきたいエリアである

 
放流効果もあってか、池はほとんど全周お客様で超満員となった

 

イベント準備中からお客様がお待ちかね、熱心なIOSユーザー様に囲まれて楽しいひととき

 
アイビーライン 山村氏  IOSDS LT 1000S-Pのフルチューンを体感
息するのも忘れてリトリーブ!?

 
この日の目玉、早掛け大会で商品をゲットされた幸せなお客様達
今後も続けていきます!





1月 4日

「あっという間の30年」

「もっと溶剤をいれて粘度を下げられないか?
3000円じゃ売れないな!
練馬にあるスミス本社で私は自分の絶対的実績のあるリールオイルにもかかわらず
スミスの幹部からの手厳しい洗礼だった
私はそれが出来ない説明をしたが
話は平行線になり案件は持ち帰ることになった

当時オイルケミカルの化学企業に在籍していたので
ボツボツと趣味程度に依頼される整備の仕事を並行してこなしていたり
ほとんど来場が無いイベントも休みの日を利用してボツボツしていたりもしていた
まさしく、今から30年前の30歳ちょい前の
IOS FACTORYの前身であるOKABASS JAPANの頃である
当時は国産のリールも外国製リールと比べるとまったく見劣りするものばかりで、
その後ようやくシマノから初代92ステラが発売となった
その後、国産リールは目覚しい進化と精度を上げてきて
高性能リールに高性能リールオイルは必須アイテムとなった

イベントがじわじわと盛り上がってきた矢先
スミスから1本の電話があった
小さなミニボトルで販売出来ないかと言われた
私はOKをだした。
記念すべきIOS-01の誕生である
イベントに出たお客達からの熱意が大手メーカーを動かしたのである
それから数年後、40歳の頃に会社を退職し
本格的にリールカスタムメーカーを立ち上げることになった
今年で56歳、気がつけば30年もの間国内外のリールと向き合ってきたことになる
相変わらず台所事情は大変厳しく、毎月しんどい生活が続いているが
こうやって続けられてきたのも、全てIOSでなくちゃ!という熱いユーザー様達のおかげ
これからもユーザー様の期待を裏切ることなく、期待以上の仕事をしていくつもりです
引き続きIOS FACTORYをよろしくお願い致します。   

IOS FACTORY  
代表 岡村 浩

 






2020年
1月 2日

「トーナメントISO 3000LBDという選択肢」

 

リバーシーバスのエキスパートの間でトーナメントISO 3000LBDでないと釣りにならないというエキスパートアングラーが多い
言わずもがなダイワのレバーブレーキリールである
個人的に多くのお客様から質問やら実際に使ったフィードバックのからの評価も高い
最大の特徴は、その巻き感度にある。
その理由として、管理釣り場のマイクロスプーニングにおいて高評価のTD系の流れをくむ、
ウォームシャフト採用のクロスギア方式ということである。
よって、スイムレンジがわかりやすいことや川や潮目の流れを掴みやすい、
いかにもエキスパート好みのリールである
それを支える心臓部のギアは硬質なステンレス素材のハイパーデジギア!
負荷が加わるほどその差歴然のアルミを凌ぐパワフルな巻きと
レバーブレーキ力が大変強いストッピングパワーが持ち味のリールである
これは常に、トルクフルな流れと向き合う、リバーシーバスにおいて
必須アイテムとも言える リールではないかと思う
純正でも、その剛性感から素晴らしい巻きの個体が多いが
フルチューンを通して各部に手を入れて、時にはレス仕様とすることで後戻り出来ない麻薬的なリールとなる。
それでは実際の内容を紹介したい


 
メインのマグシールドはレス仕様に、ブレーキディスクは軽量なチタン製
ブレーキをかけると、金属が擦れるジャリ!ジャリリと音が・・・
好みが別れる所である
後にフルチューンの流れで改良したのは言うまでもない


 
心臓部のハイパーデジギア。
それを支えるザイオンボディの素材剛性や精度は金属じゃなければとの不安を払拭するほどに相当に高く感じた。
両支持のマグシールドベアリングは低トルクなステンレス製へと交換


 
このリールはワンウェイ・オシレーションなる機構か採用されている
これはレバーブレーキ作動の逆転時に、スプールの上下動がストップしてスムースにドラグが出る機構である
しかしその特性から指で強く押さえるとスプールがストンと落ちることがあるのがネック
このワンウェイ・オシレーション・キャンセルチューンは発売以来のIOS定番人気メニューである


 
ウォームギアのセンターに極小のワンウェイローラークラッチが仕組んである
斬新で素晴らしいアイデアだと思う、勿論希望によりキャンセルも可能


 
極厚のザイオンフレームにウォームギアが見える
ワンウェイ・オシレーションを採用するが為にウォームギア方式を採用したかと思うほどであるが
結果リトリーブ感度は素晴らしいものとなった


 
リアカバーを外すとドライブギアへ容易にアクセス可能
メンテ性も素晴らしい!


 
金属が擦れるガリガリ音のブレーキが苦手な人は、こんなチューンはいかが?
ブレーキディスクの突き当たりに、耐摩耗のドラグワッシャを配置することで
軽いタッチで強烈なストッピングパワー、そしてブレーキのサイレント性が向上する
茶色の純正のブレーキパットは現在、ベイトリール のブレーキブロックに採用される耐摩耗樹脂へと変わっている。
なんとなくレーシーなチューニングである


 
ラインローラー はラインローラー ダイレクト リアル用が適合する





12月 28日

ABU アンバサダー ハイギア仕様」

先日IOSの業務センターから1週間の休日申請がきた
ほぼ年間、毎日休みなくボトリングからパッケージングそして
受注、発送業務をこなし、さらに私からの無理難題を極力円滑に処理しているので、ゆっくりと休んでほしいと思う

私はというと、年末年始イベントや整備をするつもりである。
引き続き、最近特に依頼件数が殺到しているベイトリール ネタ
アンバサダーなどのオールドリールを使っていると
もう少しハイギアだったらいいなあーと思うことがある
特に近年のバス用ベイトリール に慣れているユーザーだと
ローギアは実釣で使いづらいかもしれない
特にネイティブストリームにおいてのアップストリームの釣りや
ミノーのジャーキング、そしてフローティングミノーを使ったある程度テンポが高い釣りには、
少しでもハイギアになれば雲泥の差の使い心地となる。
幸いアンバサダーの1500/2500シリーズ(左右巻)にはアベイルからハイギアセットが出てるので
フルチューンの機会にギアを変装してみるのもよいかもしれない
形状はピニオンギアを極細化する手法で
ギアの波面はマイクロモジュールに近いギアとなり
純正と比較しての耐久性が気になるが
信州犀川のブラウン相手に、過去10年以上ダウンストリームで酷使しているがまったく問題無し
きちんとセンターを出して組み付けて、ギアが馴染めば、なかなかの信頼性があるギアである

  






12月 26日

「ゲーム・チェンジャーになるか?NEW タトューラSV TW

 

初代17タトューラSVTWのデビューは、衝撃的だった
剛性感により巻いてよし、キャストよし、遠投は勿論、向かい風もスキッピングもスイスイ !
まさしくストレスフリー・バーサタイル(SV)コンセプトそのものであり
実売で2万円ちょいの価格ながら、フラッグシップに迫る数々の性能は
私のバス用リールを再構築するほどゲームチェンジャー的な存在だった。
そして今月2代目となる19タトューラSVTWが発売になった。
外見は一回りコンパクトになった感じで
スプールはシルバー色からブラックへと変更。
このブラックは上級機種に採用されているG1スプールと勘違いされがちであるが
あくまでSVの表記のみで激軽なG1スプールでないので念のため
その為、スプール単体の1719との比較実測でその差は-0.5g
スプール径は33mmから32mmへ小径化。
自重も17から10g軽量化された。
ここまでは大きな変更は無いなあーと思うなかれ
気になる価格は1728,500円、1925,900円と
NEWモデルにも関わらず大幅にプライスダウン
今回は外見上のスペック比較となったが
今後は気になる中身とキャスタビリティについて詳しく見ていきたい


   





12月 25日

ABUアンバサダー&五十鈴リールロープロ化!?

  

引き続き五十鈴リールネタである
クラシックスタイルのベイトは往々にしてリールフットが高く、パーミングしづらいと言われる
最近はアンバサダーのローフットフレームが売り出されたり
ユーザーの注目を浴びているローフット化
五十鈴リールにおいては、僅かであるが
ローフット化に出来てしまうという簡単なアイデアを紹介したい

やや盛り上がっている五十鈴リールのリールフットを
プライヤーなどにビニールテープを巻いて、フラットに曲げてしてしまう
これだけで数ミリのローフット化になる。
たかが数ミリながらパーミング性は明らかに変わる、一度試す価値はあるかも!?
但しフットに傷が付くリスクがある荒技なので御留意下さい
アンバサダーの場合は最初からフットがストレートなのでこの荒技は使えない。
私にとってアンバサダーのローフットは長年の課題でもある

やりますか? ローフットフレーム?


  






12月 25日

「五十鈴BC-420

翌日は、高崎にある「叶家」の美味しい蕎麦を頂いた
ここの十割そばと田舎蕎麦は、私なりの評価で全国トップにランクインするほど神レベル!
私の古くからの行きつけの蕎麦屋である
店外にいても、蕎麦のつけ汁の香ばしい香りが漂い
店に入れば、低速でゆっくり回転する石臼のそばの香りに翻弄しつつも
蕎麦湯は蕎麦粉を溶いて作っているという
まったく隙のないこだわりに蕎麦を愛してやまない主人が愛情を注ぐ蕎麦である

その後は、沼田にある岩魚センターへと出向いた
現場では新潟のいつものS田氏と待ち合わせ
彼監修デザインのカーディナル45mmハンドルのデザインについて打ち合わせ
ちょい釣りのリールはBC-420、しばしエリアスタイルでスプーンからミノーまで楽しんだ
私にとって相変わらずな冬のスタイルである。

    

    







12月 24日

「そうだ!五十鈴リール」

 

とりあえず新規の開発案件もひと段落
新製品も出揃ってほっとした時に私は決まって寝込むことが多い
今回は副鼻腔炎からの細菌が高熱を引き起こしていたらしく
過労と寝不足が体の免疫力を低下させていたのかもしれない
寝込むこと10日間、不思議なもので寝てるようで起きてる感覚の時ほど
決まってとても良いアイデアが沸き起こる。
辛いけど私にとってはこれもいい機会ととらえて、今後の開発の重要なヒントが何件が浮かび上がった

ようやく熱も下がり、所用で、久しぶりに五十鈴リールの林社長と長話
最近、IOSに問い合わせが多い、日本最古のリールメーカーである
思えば林社長との付き合いもかれこれ十数年、私の猛烈な悲願であったライトルアーをメインに使う、
トラウト用の小さいベイトリールについてABUアンバサダー1500Cを例にして
あーじゃねーこーじゃねーと激論を交わした当時が懐かしい 
そして“BC-420”を今から10年前にリリースする運びとなった
五十鈴リールの中にあって、420シリーズは手のひらサイズの金属の素材感が美しい宝石のようである
キャスタビリティはさすがに今時のベイトフィネスリールと比べると劣るが
それでも、IOSチューンにより3g台なら、苦もなく釣りになるレベル
効率優先、性能第一主義のスピニングのトラウトの釣りは勿論悪くないが
たまには、ベイトリールでの、ひと回りもふた回りも、回りくどい釣りも大人ぽくて悪くない

よくアンバサダー1500Cと比較されることが多いが
最大の違いは、レベルワインドのハイサイクルであると思っている
キャスト時にアンバサダーのレベルワインドの往復する頻度と比較して
五十鈴リールは圧倒的に往復のスピードが早いのである
ハイサイクルのメリットとしては、ラインがクロス気味に巻かれることで
スプールにラインが食い込みづらくなり、昨今流行の極細PEラインの使用には適している。
デメリットとしては、レベルワインドの往復運動が頻繁に早まることで
キャスト時のメカニカルロスが多くなってしまい、アンバサダーと比較して多少の飛距離の低下を招くことである。
それを少しでもカバーする為、五十鈴リールは各可動部にこれでもか !と言わんばかりベアリング化されており
これもフルチューンのキモとなっている。

さてそんな思い出深いBC-420/421をフィールドに持ち込んでみた
初日は群馬県の上野村にある冬季特設釣り場
先の台風により、甚大な被害を受けたが
驚異的な復旧により、例年に比べて区間限定的に解放
川沿いの道は、病み上がりで足元がおぼつかない私にとっても
ニーブーツでも釣りが出来るほど足場は整備されて釣りやすい
今回ストリームということで、IOS Wハンドルスワン 80mmを装着した手返し優先のBC-421 (左巻き)持ち込んだ
当日は山間の谷間らしく、朝夕は冷え込みがキツイものの
日中は小春日和の中快適な釣りが出来た。
この時期強い、ヘビーシンキング系ミノーでのヒットの大半は
40cmクラスのレインボー、ホーライとハコスチが半々のペースで釣れ続いた

    

    





12月 6日

ABUアンバサダー forエリアチューン」

 

季節柄管理釣り場に出向く機会が多くなってきた
スピニングの数釣りも悪くないが
ゆったりと、オールド・ベイトタックルでプロセスの深い釣りも悪くない
今回のリールはABUアンバサダー 2500C  トラウトからバスまでオールラウンドなリールである
スプールは、流行の軽量スプール装着で、慣性力を抑えて1g台のキャストも悪くないが
私は急激に失速するのがどうしても違和感があるらしい

アンバサダーの場合、レベルワインドがキャスト回転時に作動する都合
その起動力を重めの純正スプールがフライホイールの役目を果たし
レベルワインドはその回転により、必要以上にスプールがオーバーランすることを防ぐ機能もある
よって遠心ブレーキのブロックが著しく小さいのはそのためである
アンバサダーの持ち味の一つ、終速まで伸びのあるキャストフィールは勿論フルチューンで3g台は楽勝。
飛距離に関しては軽量スプールだから遠投可能な万能選手というわけでもなく、
むしろ深溝の純正スプールのほうがバックラッシュの頻度が少ないのではないかと思えるほどだ
さらにストリームのベイトフィネスにおいては
ルアーの自重も4g以上と重く、コントロール性が重要視されるから
個人的に軽量スプールの出番はさらに無くなる

今回は個人的にエリア専用として入手した2500Cを実際にエリア用へとフルチューニングすることにした


  

ギアと軸類は徹底的に磨き込む  回転の質感に影響を及ぼすので気がぬけない
但し、場合によってはヘアラインは残す場合もあり
そこも精度の一部、アンバサダーならではのチューニング


 
ハンドルは、アンバサダー定番のIOSスワン。
11本、職人が丁寧に磨き上げ
アルマイトには表現できない、ステンレスバフ仕上げの光沢と質感。
アンバサダーがもっとも引き立つハンドルである


  
レベルワインドにはベアリングを組み込む社外品のポン付けカスタムパーツと違い、
純正ならではの精度の高い組み付けはキャスタビリティに影響する


 
ウッドノブは華やかな花梨でなく、黒檀をセレクト
ブランクから、同じ木目に近いものをペアでセレクトする
ノブはあくまでリールの引き立て役、そしてリールのカスタマイズの最大のポイントである


 
ブレーキブロックはIOSオリジナルブロック、柔らかめの耐摩耗性樹脂はブレーキライニングへの安定した密着性をもたらし、
精度の高い回転制御を可能にした
ブレーキブロック調整はラインカッターで容易にカット可能


 
アンバサダーでもっとも気を使うことは芯の出た回転の調整
遠投性能に影響するスプールの回転性は勿論
ダイレクトリール並みの軽やかなハンドリングこそIOSチューニングならではである。


 
シルバー好きの1軍コレクションに紅一点赤が加わった


 
アンバサダーの1ショット。
リール単体ではどうにもサマにならず
ロッドにセットしたら、リールに魂が宿るかの如くイキイキした表情をみせた
全く不思議なリールである