IOS-ギアグリス」

文字通りリールの心臓部ギアに塗布するスペシャリティなグリスである
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チューンはその独特なヌメヌメしたリーリングと軽快なレスポンスが特徴であるが
そんなフィーリングの影の立役者がIOSギアグリスである
過去の東北大震災で多くのIOSユーザーが辛い思いを経験した
とあるユーザーは車も家も家族さえも失って、着の身着のまま会社の二階に寝泊まりしながら
唯一残った愛用のリールを毎日毎日回しながらも
いつか復活してこのリールで釣りに行きたいと一台のスティーズに生きる希望を見出した
自殺を何度も考えた何人もの人間を踏み止めらせたのも
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チューンのリールであり、そしてこのギアグリスなのである
イベントでも、ほんのちょこっとお客様のリールのギアに塗布するだけで
新品のリールにもかかわらずヌメヌメとした質感にお客様自身が喜び癒されている画像があるが
それらは誇張でもやらせでもなく事実であり
単に機能面の性能向上だけでなく人々の心をも和ませる力がIOSギアグリスに代表される
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製品にはあると信じている

さて、私の膨大な数の悪い癖の一つに、オイルはもちろんグリスやケミカルの話をさせて頂くと
一人専門分野に入って暴走し、イベント後の打ち上げなどメンバーがヘトヘトに疲れている時には
気がついたらメンバー全員が寝ていたという、笑えない伝説がある
それだけ私には人を眠りにつかせる特技を持っている
このへんてこなブログもきっと普通にリールチューンに興味がない人が読んだら
瞬時に眠くなるような話題ばかりであるのにもかかわらず、熱いIOSファンのおかげで
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のアクセス数は1記事あたり4,000人前後の方がアクセスして頂いている
今回のIOS製品特集の記事は少しでも興味を持たれているユーザーに話しかけるような
独り言として、時には裏ネタ、時には開発秘話としてお話ししてみようと思っている
一応説明しておくと、今回の記事はギアグリスである
自らの暴走と脱線に自ら歯止めをかけて本題へ移ることにする()


私がリールチューニングで人様からお金を頂いた20代の頃
ギアに塗布するグリスは、リールメーカー純正をはじめ
ホームセンターに入手できる数種類のものしかなかった
リール用と言われる社外グリスでさえグリスも粘度が極端に低く
水には弱くオイルが夏場に分離してしまうような
品質的には問題山積みの製品だらけであった
いろいろと当時は私なりにも試行錯誤でやってはみた
シリコン・グリスは金属ギアには使えないと言われていたので
実際にシリコングリスを使用してみたくなり、ステラに塗布してびっくり仰天
わずか半日の使用でリーリングが粉っぽくなって最後はハンドルが固まった
分解してみると、金属ギアがドロドロに銀色の粉とグリスが混ざった状態で激しく摩耗していた
わかってはいたがここまで酷いとは思って見なかった、驚くことに今の世にも
あきらかにシリコン製のギアグリスを金属ギアに使用するユーザーやなんとメーカーがある
樹脂ギアに対してシリコンギアは最適ではあり、リールによっては樹脂ギアを補助的に採用しているケースもあるが
相手が金属だったりするとかなりやばいというか
リール用としてシリコングリスは相当使い道が制限されると認識するべきである

さて30代にもなっても懲りずにギアグリスの開発をしていた
しかし市販のグリスと比べて何が違う??と思えるものばかりで仕上がりには納得いかなかった
ある日、ボートのトレーラーでお世話になっていた群馬のジエットスキー屋に行った
そこでジエットスキー用やボートトレーラー用のハブベアリングのグリスを見つけた
店長曰く、著しく防水力がありますよの一言で、早速採用
これが意外な結果となったのを思い出す  


ジェツトスキー用のハブベアリングのグリスは防水性も高く
いかにもリールのギアグリスに最適だと思ったので
早速 手持ちのスピニングに塗布した
その結果はなんとなくゴロゴロして一向にギアが馴染まない
分解してびっくり、ギアの表面に一つもグリスが付着しておらず
まるで噛んだガムのように外側に追いやられていた
通常IOSオイルが微量ギアに付着しているのが普通だから
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オイルの撥水作用によりグリスのが弾いてしまったことが判明した
さてさて益々追い込まれた私はついに純金に手を出すことになる
超高圧&高精度の軸受けは砲金か純金と取引先の商社の営業から聞いた
比較的柔らかい金属の性質を応用したものである
そして、純金を限界まで粉にしたものにグリスを混ぜてみた
まるでその様は見事な「コ」色になり、宮城アングラーの養田氏からは
コ入りグリスじゃないのーとからかわれもした
使用してみた感想は悪くはなかったが添加剤に金は高すぎるのと
色がいかにも売れなそうな感じだったのでボツ
そうやって国内外のグリスはほとんど試してみた
その経験から今でもグリスの色や粘度をみると
あーこの色はあそこのあれだなーとなんとなくわかるほどである
リールメーカーも純正のギアに塗布するグリスは多くて3種類ほど使い分けていることがある
それだけグリスの役割は大きいのである


リールグリスの求められる要求はある種独特である
リール内部はオイルとグリスが同時に介在しているから
ギア部にオイルが微量混ざってしまったり
反対にグリスがワンウェイローラーやベイトリールなどの
ピニオンギアに塗布したものがスプールシャフトに付着するとトラブルの原因ともなる
よってある程度の粘度で独立させるか、逆に粘度を底粘度にして
万が一オイルに混ざっても回転トルクの影響を少なくする対応をする
もちろん前者はIOSギアグリスであり、後者はスプレータイプのギアグリスであり
怪我が少ないのもスプレー式のギアグリスであるが
その効果はここでは敢えてコメントはしない
リールオイル同様、リール整備を過去にどれだけIOSグリスが助けてくれたか
その独特の質感と軽快なレスポンスの理由の一つには
金属とのなじみ性がある、よくリールを分解してギアをみてみると
グリスがほとんどついてないという経験をしたことがある人は
ギアグリスってたっぷりとつけても意外とギアの波面には残らないんだなと実感しているだろう
簡単な実験がある、ドライブギアの歯にIOSギアグリスを1箇所だけ塗布してギアとピニオンギアを
何周か噛み合わせて回してみるとIOSギアグリスは波面に均一に付着することがわかる
さらには100%化学合成なので対応温度領域が広く、夏場でも分離することなく
冬場でもサクサクと軽く回る。IOSオイル同様に揮発もしないし
極微量の用途なので減らないので、一度買ったら何年も持ってしまうので
売り上げが伸びないのが悩みの種であるが、IOSリールチューニングにより
先の震災で生き延びた釣り人の心を癒したり、
朝起きてリールを巻く、帰宅してからリールを巻く、夜風呂入って寝る前にリールを巻くの生活を送ってる人など
彼らの疲れた心を癒しているのもこのギアグリスであるから、少しでもお役に立ててると思えば光栄である


  
  歯の一枚一枚に隙間なくIOSギアグリスが馴染んでいる所
  ギアの歯に著しく馴染む性能がないとせっかくの高性能グリスが効果がない




  
  4C理論で組み上げた15ルビ、ハンドルをわずかに動かして
  ギアの引っかかり感がないか最終調整の確認をする




  
  IOSチューンになくてはならない、IOSギアグリス
  季節天候に左右されない安定した性能と官能的なリトリーブフィール
  IOS
オイル同様にロングセラー商品である