ストリームにおけるレバーブレーキ考




      

はじめに

スピニングリールを使用し、ダウンストリーム等でルアーを送り込む時はラインをフリーにして送り込むので
フリーに流れてしまう時や、ドリフト操作時にベールが開いてる状態でヒットしてしまうと
その後のやりとりに支障をきたしてしまうことは前回のブログで課題となっていた

今回は再び十勝の川を訪れて、レバーブレーキリールを使用
そのメリット、デメリットについて実釣動画を交えて検証してみたい




---−−− ストリームにおけるレバーブレーキ考 リール編 ---------



    


ダウンストリームでのレバーブレーキの釣りにおいて私が注目したのは、シマノの16エクセンスC3000MXGである
最大の特徴は、エクスブレーキと言われる今まで以上に繊細なブレーキコントロールが可能になり
シーバスはもちろん、トラウトに対して有効なブレーキと言われる
人によりブレーキ制御が頼りなく、もう少しロックが強めのほうが安心かなとも思うが
実際にロッドにラインを貼ってテストしてもみるとそれなりにストッピングパワーはある
このリール、フルチューンすることで巻きが軽くなり、従来の使用用途でより快適なブレーキ制御が可能になるのだが
個人的にストリームで使えないかと考えていた
きっかけは富山の廣野テスターのエクセンスLBである
地元宮川の押しの強い流れをダウンで攻略する場合、送り込む時の魚のバイトが、かなりの確率であるという
そう、まさしく私が十勝水系で恐怖のドン底に突き落とされたシーンである
再び十勝の川でリベンジを誓うべく、LBを使いたくなった
使い方は送り込み中にフルチューンにより、フリクションが軽くなったロータを逆転させながら
ローターの回りすぎによるバックラッシュはレバーブレーキで調整しつつも
ポイントでは、ミノーをステイする都合ブレーキを強めてミノーを定位させる
ヒットすればレバーを押して通常のスピニングリールとして
または、最下流に流し込んだあとも、レバーを倒して通常のスピニングリールとして
そんな使い方を本流のトラウトでしてみたい

チューンのキモは、より軽い巻きによるリトリーブ感度向上
自重の軽いCI4ローターならではの軽いレスポンスを向上させて、ゆるい流れでも安定してローターがクルクルとスムースに逆転する必要がある
もっとも重要で効果的なのはラインローラーインパクト へ交換することでラインが90度に曲がる一番抵抗のある箇所で極限までライン抵抗をなくし
ローターのスロー回転から高速域まで、安定したレスポンス向上の為にもラインローラーインパクトが必須アイテムとなる

気になるスペックの比較は、C3000クラスの実測で18ステラが実測213g
17ツインパワーXD249.5g
18エクセンスLB229g18ステラに近いと言えば近い

それでは実際のフルチューンの一部を少し


  

従来のディスクブレーキ方式からドラム式へと変わった
ドラムのセンターベアリングにはIOS-02を塗布することでさらなる軽いローター回転が可能になる
ブレーキシューには薄くIOSギアグリスを塗布することでさらなるスムースかつストッピングパワーの大きいドラグ特性へと変わる



  

ここまで分解は専用工具も必要となり専門的、エクセンスLBスムースな回転は、ピニオンベアリング保持のセンター出しがキモ
コアプロテクトはラインローラーのみ採用、18ステラほど防水性は無し



  

ボディはマグネシューム製
外見からは想像もつかないほど剛性は高い
IOSオイルとグリスできっちりと組み付ければ巻きの質感は相当高い







--------- ストリームにおけるレバーブレーキ考 実践編 -----



 それでは実際に動画を交えて、どのようなシーンで使えるかを解説してみる



1  ベーシック・ダウンストリーム編  (ダウンストリーム LBテクニック)

ヒットのタイミングは逆引き中での魚のバイトのケース
ほとんどのダウンストリームでもっとも多い使われ方だと思う
レバーブレーキのメリットは感じないイメージもあるが、フッキング時にレバーをしっかりと握ることで
フルロックなみのパワーが、確実なフッキングを可能にする

ヒットすればブレーキを効かせながら、テトラ帯、底石周りやブッシュ周辺を回避させるなどのメリットがある
またレバーを下へとダウンさせることで通常のスピニングリールのON機能と同等になり逆転ストッパーが効く
カバーが少なく開けたポイントであれば早めにダウンして通常の使い方へと切り替えるのがベター
ヒット中も常にレバーを指で引いているのは想像以上にしんどく、グリップに力が入りずらいデメリットもある
特にリバーシーバスでのランカー狙いにはレバーが欲しくなるロケーションが山ほどあるが
使うタイミングには慣れが必要


  https://www.youtube.com/watch?v=MGhlVSrkbeI&list=UUF39F34Vi_j-VZYaEN2wVLQ&index=5

  https://www.youtube.com/watch?v=F-z8vI6ifyE&list=UUF39F34Vi_j-VZYaEN2wVLQ&index=4




2  ダウンストリームで送り込み編

レバーブレーキならではの釣り方
ダウンストリームで、ルアーを送り込み中、ローターを逆転させることでゆるいテンションがルアーにかかり
アクションをさせながら、流し込めるメリットがある
ヒットすれば瞬時にフッキングも可能
これらの、メリットは計り知れない


  https://www.youtube.com/watch?v=QVgjfC7scPo&list=UUF39F34Vi_j-VZYaEN2wVLQ&index=2

  https://www.youtube.com/watch?v=TR6C1VqiYqc&index=1&list=UUF39F34Vi_j-VZYaEN2wVLQ




3   クロスキャストで入れてのドリフト時

とかく、ラインの出入りが多いクロスキャスト
アップクロスでキャストした直後は、早めにリトリーブ
完全クロスからダウンへと移行しながら、わずかに送り込み動作を入れる
流れが緩く、ローターの逆回転が足りない場合は、わずかにロットを煽ってローターをまわしてやることでラインが出る。
ラインスラックの処理が忙しいが、XGならではの巻き量はアクションやわずかなバイトに集中出来る


  https://www.youtube.com/watch?v=0mD-c7WMEVw&list=UUF39F34Vi_j-VZYaEN2wVLQ&index=3




考察

今回レバーブレーキのリールはシマノエクセンスLB C3000XGである
ローターには軽量なCi4素材、ダウンで送り込む時の軽快な軽い回転とレスポンスはIOSフルチューンダウンストリームLBの最大の強み
ライン抵抗がもっとも大きなラインローラーを低フリクションのラインローラーインパクト にすることで
よりスムースな逆回転が可能になった

本来もっとも危険で死角でさえあった、ダウンストリーム時
キャストアウトしたルアーを垂れ流しする過程においてLBを使うことで、ルアーがウォブリングを刻んで流れていくことで
魚へのアピールも大変良いのか、心なしか釣果の成績も上々になった
「ダウンストリーム LB」が効果的なロケーションは
リバーシーバス、サクラマスなどの中本流のトラウトなどである
まだまだ新しいカテゴリーとタックルシステムで試行錯誤段階は否めないが
新しいリールやカスタムパーツが出ればそれに伴い新しい釣り方を探求していくことがとても楽しくもある